第186話 「東京優駿」
07年 35.8-36.8-37.5-34.4 =2.24.5 ▼ 8±0△2 瞬発戦
08年 35.5-38.1-36.7-36.4 =2.26.7 ▼ 4△4△2 平坦戦
09年 35.6-36.7-41.7-39.7 =2.33.7 ▼15▼3△7 瞬発戦 不良
10年 36.1-39.0-38.4-33.4 =2.26.9 ▼11▼8△5 瞬発戦
11年 36.8-38.6-38.6-36.5 =2.30.5 ▼ 3▼1▼2 平坦戦 不良
近年のダービーは雨模様になることが多く過去5年で2度も不良馬場で行われました。
しかもその不良馬場でさえ走破時計が3秒も違っていてこれらを「過去の傾向」で一緒くたにするのは難しい気がします。
とりあえず比較するため全ての年を平均ラップに置き換えておおまかにどの様な流れだったかを図で見てみましょう。
→添付画像参照
馬場差をなしとすれば流れ的にはこれだけ違いが出てきます。
07年:3~4コーナーで一呼吸おいての瞬発戦で最もスタンダードな流れ、走破時計も2.24.5と近年で一番速くこの年の流れになる確率は一番高いと思われます。
08年:3~4コーナーが速く上がりが掛かる流れでロングスパート戦のレース
09年:超不良馬場で行われたにも関わらず前半はハイペース、3~4コーナーでどっぷり緩んでの瞬発戦だがバテバテで上がり39.7秒というタフなレース。再現確率は相当低い。
10年:レースの上がりが33.4秒、勝ち馬の上がりが32.7秒という超スローペースの瞬発戦。折り合いと一瞬の斬れが問われたレース。09年ほどではないが再現確率は低い。
11年:不良馬場で行われたレースでバランスの取れたラップ。ラスト1Fで▼2という加速が生じた展開で
オルフェーヴルはこのメンバーでは異次元の強さをみせた内容。
馬場コンディションだけで考えると今週末は晴れ予報となっていて過去5年でパンパンの良馬場というのは07年だけでその他は多かれ少なかれ湿り気があったはずなので本当に参考になるのは07年でしょう。
先週の
オークスが2.23.6というかなり速い時計だったということを考えれば
ディープインパクトが叩き出した2.23.3という時計よりも速くなる可能性もあります。
ということで今回は過去5年ではなく時計の速かった04年05年07年の連対馬のラップギアを見てみます。
1着馬
キングカメハメハ 【瞬4平1消0】▼6△ 1▼ 3 ▼ 8▼11△6 ▼ 6▼5△5
ディープインパクト 【瞬4平0消0】▼7▼ 4▼ 1 ▼ 9▼ 2△5 ▼ 2±0▼5
ウオッカ 【瞬6平0消0】▼4▼10△11 ▼11▼ 1△8 ▼ 8△5△4
2着馬
ハーツクライ 【瞬1平2消0】▼4▼ 4△ 5 ▼ 1▼ 2±0 ▼ 6▼1▼6
インティライミ 【瞬1平3消0】▼1▼ 1△ 8 ▼ 4▼ 3△3 ▼ 6±0△8
アサクサキングス 【瞬3平0消0】▼8△ 1△ 9 ▼ 5▼ 6△3 ▼16▼7△2
たった3レースで全てを語るのは危険かもしれませんが傾向とすれば
・1着馬は瞬発タイプの馬
・1着馬は出走時点でGⅠ馬
・1着馬は連続加速の瞬発戦で勝利経験あり
・2着馬は連続加速で勝利経験あり(瞬発戦とは限らず)
・2着馬は京都重賞勝ち馬
辺りが共通項目かなと思われます。
この通りになるとすれば勝ち馬は
ゴールドシップか
アルフレード、2着馬は
トーセンホマレボシか
ワールドエースのどちらかとあっさり決まってしまいます(汗)
但し、ダービーでの乗り替わりは2着までというデータからすれば
ゴールドシップ→
トーセンホマレボシor
ワールドエースといえるかも。
まだ数日あるので各レースの分析をしてもう少し深く潜ってから最終結論は出しますが現時点でシンプルに予想すればこうなるかなと思います。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ゴールドシップ→ワールドエース→トーセンホマレボシ
先週の
オークスの結果を見るとやっぱり「格」だよなってことでこの2頭が相当売れる気がします…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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19)
ナイス!(
7)
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