第184話 「ヴィクトリアM」
07年 34.8-23.4-34.3 =1.32.5 ▼4±0△ 7 平坦戦
08年 35.7-24.3-33.7 =1.33.7 ▼8▼2△ 5 瞬発戦
09年 34.7-23.9-33.8 =1.32.4 ▼7▼4△10 瞬発戦
10年 33.8-23.7-34.9 =1.32.4 ▼4▼3△ 7 平坦戦
11年 33.5-22.4-36.0 =1.31.9 △3△4△ 4 消耗戦
昨年はスタート2F目以降一度もラップが緩まない激流の消耗戦となりましたが牝馬限定戦でもありこれはレアケースと考えてもいいと思います。
基本的には「斬れ重視」で上がり33秒台が使える馬が有利。
そして過去のラップギアを見ると連続した加速というのがポイントかなと思います。
では連対馬のラップギアを見てみましょう。
瞬発戦実績が重要なのはもちろんですが平坦戦実績もそれなりに持ち合わせている印象。
やはり一瞬の加速だけではなく連続加速がポイントなので「長く使える脚≠平坦戦実績」ということなのでしょう。
当たり前ですがやはり「東京コースらしいレース」ということです。
だって、
エイジアンウインズ、
ブラボーデイジー、
ヒカルアマランサス以外は全て東京芝重賞で連対経験があった馬ばかりですから。
ちなみに
エイジアンウインズ、
ブラボーデイジーの2頭はその年の
ヴィクトリアMが東京コース初体験。
ヒカルアマランサスは1600万(2着)の1戦のみの経験でした。
東京芝重賞での勝ち馬というのはポイントが高いでしょう。
→
アパパネ、
ホエールキャプチャ、
アプリコットフィズ
2着経験であれば
→
アニメイトバイオ、
マイネイサベル
が該当します。
では東京重賞実績以外のファクターはどうか?となりますが、近年では東京コースだけでなく重賞実績が重要となっています。
重賞勝利経験あり 5-4-3-41 勝率9.4% 連対率17.0% 複勝率22.6%
重賞勝利経験なし 0-1-2-33 勝率0.0% 連対率 2.8% 複勝率 8.3%
重賞ウイナーが断然優秀という結果になっています。
重賞勝利経験がないのに2着になったのは
アサヒライジング(GⅠ2着2回、3着1回の実績ある)
3着は
ブルーメンブラット(GⅡ2着1回3着1回)と
ショウナンラノビア(重賞未経験&条件戦を連勝中)の2頭でした。
重賞ウイナーは上記の5頭以外では
フミノイマージン、
レディアルバローザ、
マルセリーナ、
ドナウブルー、
グランプリエンゼル、
クィーンズバーン、
オールザットジャズ
が該当します。
・斬れ(先週の様な馬場なら重要ではないですがBコース替わりでどうか)
・瞬発戦&平坦戦実績(連続加速ラップ)
・重賞実績
・内枠有利
辺りがポイントかと思います。
内枠有利は特に「1番枠」で1-2-2-7(複勝率41.7%)と好成績を収めています。
最後の直線でかなりの向かい風だった09年は
ウオッカが独走で勝利となりましたが2着3着には
ブラボーデイジーと
ショウナンラノビアが「1番枠」「先行」「大型馬」というコンボで高配当となったのも見逃せないケースでしょう。
私の今のところのイチオシは
ホエールキャプチャ。
クイーンCの勝ち馬でもあるし同舞台はおそらく得意条件。
差しても先行してもちょっとだけ足りないレースが続いたが混戦のメンバーならば主役に躍り出ても不思議はない。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ホエールキャプチャ→アパパネ→マイネイサベル
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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22)
ナイス!(
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