第182話 「天皇賞・春」
07年 36.9-59.8-62.6-34.8 =3.14.1 ▼6△1△10 瞬発戦
08年 36.8-61.1-61.9-35.3 =3.15.1 ▼5△2△10 瞬発戦
09年 36.4-60.6-62.3-35.1 =3.14.4 △1▼5△ 7 瞬発戦
10年 37.2-61.1-63.2-34.2 =3.15.7 ▼5△1△ 1 瞬発戦
11年 37.8-64.4-62.4-36.0 =3.20.6 ▼3△7△ 4 平坦戦
近年は瞬発戦4回、平坦戦1回なので問われる適性は瞬発力と思いがちですが実際はそうではありません。
ラップギア的には瞬発戦に分類されますが春天は
ロングスパート戦になりやすい傾向でここが最大のポイントです。
過去5年のラスト4Fの平均ラップは以下の通り。
11.76-11.40-11.52-12.16
ラスト4F目は3コーナーの下り坂に入った区間に相当しますが春天はここから11秒台のラップに突入するケースがほとんどです。
このラスト4Fのロングスパート戦に対応することと3200mを走破できるスタミナの2点が重要なファクターと言えるでしょう。
あとはスタミナを無駄に消費しないための折り合いも結構重要になってくるでしょう。
ロングスパート戦の一つの目安となるのがラップギアでは平坦戦になります。
勝ち馬のラップギアを見てみましょう。
平坦戦実績の高さがやはり目に付きます。
但し、
アドマイヤジュピタや
マイネルキッツは瞬発戦実績の方が高いタイプの馬。
こういう馬をどう拾うのか?となりますが答えは単純、「前走平坦戦出走馬」です。
アドマイヤジュピタも
マイネルキッツも前走平坦戦だったGⅡレースで勝利して春天に駒を進めています。
過去10年を見ても前走平坦戦出走馬が8勝しており以外の馬は
ディープインパクトと前走地方交流重賞ダイオライト記念出走のためラップギア不明だった
イングランディーレの2頭となっています。
勝ち馬だけではなく2着3着も例外ではありません。
過去5年の前走ラップギア別成績は以下の通り。
瞬発戦 0-2-4-27 勝率 0.0% 連対率 6.1% 複勝率18.2%
平坦戦 5-3-1-27 勝率13.9% 連対率22.2% 複勝率25.0%
消耗戦 0-0-0-13 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
では今年の前哨戦はどうなっているか。
平坦戦だったのは
阪神大賞典と
日経賞。
瞬発戦だったのは
大阪杯や大阪ハンブルクC。
個人的に評価したいのは
阪神大賞典。
稍重で馬場が渋っていたこともありますがラスト4Fが
12.1-12.0-11.9-13.4
とラスト4F目からのロングスパート戦になっています。
ラスト1Fはかなり遅いですがこの展開は本番にいきると思います。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ギュスターヴクライ→
オルフェーヴル→
ナムラクレセント
前走の再現で。
確かに
オルフェーヴルの前走は圧巻の一言だが今回「たられば」がかなりオッズに影響しそう。
まともに戦ってもギュが勝っていた可能性だってあるはず。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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17)
ナイス!(
7)
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