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第138話 「セントライト記念」
06年 35.5-61.3-36.3 =2.13.1 ±0▼4△11 平坦戦
07年 34.3-62.1-35.6 =2.12.0 ▼4△1±0 平坦戦
08年 36.0-62.9-35.7 =2.14.6 ▼8±0△3 瞬発戦 稍重
09年 35.7-60.4-35.9 =2.12.0 ▼1△3△2 平坦戦
10年 34.8-59.1-37.0 =2.10.9 △2△2△6 消耗戦
昨年はヤマニンエルブの大逃げにより上がり37.0秒と超前傾ラップになったレースでかなりレアケースだと思います。
時計もかなり速く馬への負担も相当あったのでしょう。
勝利したクォークスターも2着のヤマニンエルブも以降1戦したのみでなかなか復帰出来ないようです。
5着だったダークシャドウや最下位だったコスモヘレノスの方が以降は活躍してたりします。
レース単体とすれば昨年は面白かったですが馬への負担を考えればスローペースも決して悪くはないなと感じます。
話しをセントライト記念に戻しまして・・・
08年は雨で稍重だったせいか前半~中盤がスローの流れで▼8が生じた瞬発戦となっていますが基本的にこのレースは大きな加速が生じない平坦戦になりやすいです。
中山芝22コースは外回りコースでコーナーのRが緩く2コーナー回ってから下り坂が続くため道中のペースが緩みにくいコース設定となっています。
道中で持続的に脚を使うため最後の800m区間で大きな加速が生じにくい平坦戦になるということです。
持続脚
まずはこれが必要。
次に位置取りですが基本的には先行有利です。
脚を溜める区間があまりないコースなのでラストで爆発的な末脚を使えません。
それでいて直線が短いので前の方でじわじわ伸びた馬が勝ちやすいと言えるでしょう。
但し、先行有利なのですが逃げ馬はそれほど有利とはなっていません。
過去10年を見ても逃げ切り勝利は04年のコスモバルクだけとなっています。
持続的なペースで逃げてきた馬にとっては最後の4コーナーのRとラストの急坂が厳しいのではないかと思われます。
4コーナー回ってからもう一伸び出来る先行馬の方が有利となるのでしょう。
中山芝22コースは外枠有利。
このコースは5枠より外枠の方が内枠よりも有利となっています。
厳密に言えば「内枠の差し馬がかなり不利」ということです。
上記に書いた通り大きな加速が生じにくいコースなので内で閉じ込められた差し馬は不発に終わるケースが多いのだと思われます。
持続ペースのレースなので4コーナーでブレーキ踏んだらまずアウトで内枠の馬の方がブレーキを踏む可能性は高いはずです。
外を回した馬の方がスムーズに走れるので距離ロスよりもスムーズさが重要ということです。
なので内枠の馬でも先行できればそれほどマイナスにはならないと思われます。
最後に中山芝22コースはリピーターを買うべし。
これはセントライト記念のみならず他のレースでも言えることなので覚えておいて損はないでしょう。
このコースはかなり特殊なコースなので好走可能な適性の幅が他のコースに比べると狭いです。
過去に好走歴のある馬は特注と言えます。
→今年の登録馬ではルイーザシアター、ヴァーゲンザイル、マイネルメダリストの3頭が3着以内経験があります
今年の登録馬を見るとサダムパテックやベルシャザールがいてこれらが人気になるでしょう。
サダムパテックは弥生賞は勝っていますが危険な人気馬の気がします。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ユニバーサルバンク→ヴァーゲンザイル→ベルシャザール
持続脚+先行となるとユニバーサルバンクかなと。
あ、また田辺Jですか。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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