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『競馬』という名の推理小説 ~第77話アルゼンチン共和国杯(謎解き編)~

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第77話 「アルゼンチン共和国杯

05年 36.7-43.7-36.6-35.4 =2.32.4 ▼2▼3△9 平坦戦
06年 34.5-42.9-37.9-35.7 =2.31.0 ▼8±0△3 瞬発戦
07年 35.6-42.6-37.5-35.2 =2.30.9 ▼7▼1△9 瞬発戦
08年 36.0-42.2-36.5-36.1 =2.30.8 ▼4△7▼1 平坦戦
09年 37.0-43.2-36.0-34.7 =2.30.9 ▼13△8△1 瞬発戦

過去に何度も同じ事を言ってきましたが今回も言っておきます。
東京芝25と東京芝24は似て非なるコース。
「あの兄弟は見た目は瓜二つなんだけど性格は別」
という感じ。
東京芝25は東京芝24に比べて瞬発力が問われないコース。
1コーナーまでの距離が100m長いためテンの3Fが若干速くなり、そのため上がりが掛かる傾向にあります。
昨年こそテンが37秒とスローだったこともあって上がりが34.7秒とやや速かったですが基本的には35秒以上がスタンダードとなっています。
過去5年では上がり最速の馬は僅か1勝、しかも以外の4勝は上がり4位以下の馬となっています。
上がり3Fで勝負する馬ではなく上がり4Fで長くいい脚が使えるタイプの馬が好走しやすいレースと言えるでしょう。

瞬発力+平坦力というのがポイントになるので過去の好走馬の多くに京都芝20コースや京都芝24コースが得意な馬がいて東京よりも京都実績というのが重要かもしれません。
あと血統的に見ると瞬発力をそれほど問われない非根幹距離のレースということで近年はサンデー系の馬は不振傾向となっています。
過去5年では0-0-3-28(勝率0.0%、複勝率9.7%)という結果です。

今年のメンバーでは非サンデーのトーセンジョーダンとサンデー系のジャミールが人気になると思われます。
トーセンジョーダンが遂に重賞の舞台に復帰。
初の長距離戦にトップハンデの57kgと決してハードルは低くありませんがここは通過点と位置付けたい馬でしょう。
ジャミールはここ2走凡走となっていますが京都20や京都24実績もあって巻き返しも十分可能。
個人的にはこの2頭の間に割って入るのがスリーオリオンとみています。
前走初の重賞で平坦戦0.1秒差5着ならまずまずでここに繋がる内容だったように感じます。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トーセンジョーダンスリーオリオンジャミール
安そうな馬券ですが今のところ穴馬らしい穴馬がいないメンバー構成の気がします。


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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