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【山崎エリカのダートグレード攻略】~テレ玉杯オーバルスプリント2021年~

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【山崎エリカのダートグレード攻略】~テレ玉杯オーバルスプリント2021年~ | コラム | ウマニティ

 2011年にグレードレースとして生まれ変わり、今年で10年目のテレ玉杯オーバルスプリント。このレースはかつて12月に南関東限定重賞「S2」として行われていたが、格上げに伴って9月に移行。最近は秋の大一番へ向けての始動戦として、すっかり定着した。

 実はこのオーバルスプリントには、「1番人気は勝てない」というジンクスがあって、これまで1番人気が優勝したことがない。昨年1番人気に支持されたノブワイルドもオーバーペースの競馬で3着に敗れている。

 他の1番人気馬も2014年のエーシンビートロンや2016年のソルテが2着、2015年にタガノトネールヤマニンアンプリメが3着に来ているものの、その他は全て4着以下に敗れている。ただ、これらの大半は、同年の6月以降不出走の休養明けの馬。このレースはここから始動して、大一番のJBCスプリントを目指す馬が多く、そのことも影響しているのだろう。少なくとも休養明けの1番人気馬は疑ってかかったほうが良さそうだ。

 逆に「買い」なのは、前走8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(2012年までBSN賞、2013年以降はNST賞)に出走していた馬。このレースでの成績は過去9年で【3・0・1・0】とパーフェクトな成績。1着の該当馬は2012年アースサウンド、2014年のキョウエイアシュラ、2016年のレーザーバレット、3着の該当馬はどデュアルスウォードだ。どの馬も4着以下からの巻き返しだから、着順に関係なく本命候補にしても良さそうだ。

 あとは、前走ダ1200m~1400mのクラスターカップサマーチャンピオンに出走し、3コーナー3番手3以内で4着以内だった馬も、過去8年のこのレースで【2・4・1・1】と有力。1着の該当馬は、2014年のエーシンビートロン、2017年のサイタスリーレッド。2着の該当馬は、2013年のタイセイレジェンド、2016年のソルテ、2017年のレーザーパレッド、2018年のオウケンビリーヴ。3着の該当馬は、2017年のブルドッグボスだ。昨年のサヴィこそ4着に敗れているが、好走率が高いので当てにはなる。

 また、人気薄で好走しているタイプはというと、前走で南関東の1600mのオープンか重賞に出走していた馬だ。2013年の優勝馬セイントメモリー(4番人気)、2013年の3着馬ジョーメテオ(6番人気)、2016年の3着馬レガルスイ(7番人気)、2018年の3着馬トーセンハルカゼ(5番人気)がそれに該当。このパターンは過剰に人気がないので、穴党の方にはお薦めだ。


 まとめるとこうなる!

 ●本命候補
 ・前走、8月の後半に行われる新潟ダ1200mのオープン(現在は、NST賞)に出走していた馬。
 ・前走クラスターカップサマーチャンピオンに出走し、3コーナー3番手以内で4着以内だった馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で南関東の1600mのオープンか重賞に出走していた馬。

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