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この時期はクラスターカップにサマーチャンピオン、さらに中央でNST賞(新潟ダ1200m)と、短距離のオープン馬が出走できるレースが多数。このためハンデ戦のこのレースはメンバーが手薄になりがち。重賞ウイナーがトップハンデを背負うことを嫌って、出走してくることが少ないこともあり、2021年以降の勝ち馬全てが重賞初勝利という共通項がある。
その中でも近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別かリステッド競走を勝利している馬が最有力で、過去10年のこのレースでの成績は【3・1・1・0】だ。1着の該当馬は、2014年のエーシンビートロン、2016年のグレイスフルリープ、2020年のサヴィ。2着の該当馬は、2011年のトーホウドルチェ。3着の該当馬は、2015年のレーザーバレットだ。
また、2010年の勝ち馬セレスハントも前走小倉ダ1700mのオープン特別、KBC杯の勝ち馬だったことから、距離に関係なく、ダートのオープン勝ち馬は注意したほうが良さそう。短距離よりも中距離のほうがレベルが高いことが多いからだ。
次いで信頼できるのは、前年のG2・さきたま杯、東京盃の3着以内馬で、過去10年のこのレースでの成績は【1・0・2・0)だ。1着の該当馬は、2011年のスー二。3着の該当馬は、2012年のスーニ、2020年のコパノキッキング。このようの格上のレースで好走している馬は、今回でハンデを背負うことになるが、20212年のスー二はハンデ59.5㎏と、過去10年でもっとも重斤量を背負わされながらも3着と好走している。このパターンは斤量が重くても、善戦してくるので警戒したほうがいいだろう。
さらに近2走以内に1400mのダートグレードで連対している馬も活躍しており、過去10年のこのレースでの成績は、【0・1・3・0】だ。2着の該当馬は、2017年のタムロミラクル(ハンデ55kg)。3着の配当馬は、2015年のレーザーバレット(ハンデ55kg)、2020年のコパノキッキング(ハンデ58.5㎏)。ただし、2010年にハンデ59㎏のスーニが4着に敗れていることから、ハンデ59kg以下であることを条件に狙ってみたい。
一方、前走でプロキオンSで3着以内だった馬は、このレースで全滅している。該当馬は2012年のトシキャンディ、2014年のガンジス、2020年のヤマニンアンプリメの3頭だが、前走が休養明けだったという共通項があり、二走ボケによるものが大きい。そのうえ、ハンデも背負わされるために、馬群に沈むという図式になるのだろう。そこは疑ってかかりたいものである。
また、穴パターンは、やっぱり地方馬の一発。このレースの過去10年で5番人気で連対したのは、全て地方馬。また、連対した4頭中3頭は、過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績があった。さらに3着の地方馬も3頭全てが前記に該当。唯一、該当しなかった連対馬は2018年のエイシンバランサーだが、同馬は兵庫へ移籍して2戦目の馬だった。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別、もしくはリステッド競走を勝利している馬。
(中央のダ1400m以外の距離の馬も勝っていれば要注意)
・前年のさきたま杯か東京盃で3着以内だった馬。
・近2走以内に1400mのダートグレードで連対実績のある馬。
●穴馬候補
・過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績がある地方馬。
●危険な人気馬
・前走のプロキオンSが休養明けで3着以内だった馬。
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