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先週はオーシャンSで◎コントラチェック、弥生賞で◎タイトルホルダーが勝利。馬券的にはオーシャンSは3連複、弥生賞は3連単を獲ることができた。
とはいえ他人の的中自慢ほどつまらないモノはないと思うので、そうではなく汎用性のある買い方の話をしたい。
オーシャンSは◎からの3連複3連単で勝負。3連単は丸山騎手が勝ち切るイメージを持てなかったので、○カレンモエの方をアタマにして、2~3着付けで狙った。結果的には本命馬が勝って”しまった”ので3連複のみの的中。
一方の弥生賞は◎タイトルホルダーは横山武騎手が積極策に出て勝ち切ることに賭けていたので、アタマ固定で勝負。近走ズブさを見せ始めていたダノンザキッドは能力的には軸は堅いと思ったものの現状の馬場を考えると差し損ねも十分にあるとみて、2~3着付けで決め打ちしたのが功を奏した。
理論上3連単のオッズは、3連複のオッズの6倍が平均的な期待値だが、弥生賞の場合は、
3連複 810円
3連単 23,580円
と約30倍になったのは、まさしく裏目千両、順番の妙と言えるだろう。
~アタマ固定or2~3着orマルチ多点買い、正解はないが自分を理解することが大事
ココで大事なのは当たったかどうかの結果よりも、むしろ考え方の過程である。過程がしっかりしていれば目の前の結果は多少運に左右されても、長期的に大きなケガをしない。
オーシャンSにしても弥生賞にしても、3連単はアタマ固定か2~3着付けか、とにかく割り切って勝負した。もしダノンザキッドに勝たれたら、オーシャンSでコントラチェックに勝たれて3連単を獲れなかったように弥生賞はガチガチ3連複しか残らなかったが、それで良い。中途半端に怖気づいて3連単でダノンザキッドのアタマ固定にも手を出すようだと、払い戻し期待値も下がってしまう。
とにかく3連単は割り切ることが大事なのだ。もちろん割り切り方は一つではない。
今回のようにアタマ固定や2~3着で決め打ちするのもひとつだし、逆にどんなに点数が増えても荒れると考えて多点買いをするのも割り切りのひとつ。いずれにしても、アタマなのか、2~3着なのか、細かいことを考えず多点買いするのか、その決断を潔くすることが大事になる。
個人的には3連複で広く的中を担保した上で、3連単でボーナスを拾いに行くという併用作戦を用いることが多い。だが、どのような買い方をするにしても、
「自分が何をしているのか理解する」
ことが大事になる。なんとなくいろいろ買って、券種も場当たり的に選んで、結果自分でどんなゲームをしているのかよくわからない…という状態が最大のリスクなのである。
~金鯱賞展望
さて、今週末は少頭数ながら豪華メンバーが揃う金鯱賞が行われる。3冠牝馬デアリングタクトの始動戦となるが、果たして。大阪杯、あるいは海外を目指す組が出走するので、今後の春のG1戦線に向けても注目の一戦だ。
ココでは穴候補を1頭挙げておく。
・サトノフラッグ
ルメール騎手の騎乗で果たして穴になるのか、という疑問はあるが…。前走のAJCCは最内枠に加えてタフな馬場でまったく条件が合わなかった。弥生賞で字面の上では道悪をこなしているとはいえ、本来は決め手が生きる馬場の方が合うタイプ。久々にベスト距離の2000mに戻り、ココは巻き返しが怖い。
※金鯱賞の本命馬は、ブログ『TAROの競馬』にて無料公開予定です。
○TARO プロフィール
大川慶次郎さんの予想に魅了され、中学2年の時にネット掲示板で予想スタート。2004年にブログ『TAROの競馬』スタート。2009年9月『競馬最強の法則』で連載開始。2012年より開始した有料メルマガ『回収率向上のための競馬ノート』はまぐまぐ競馬部門で読者数第1位。著書に『ラッキーゲート』
(KKベストセラーズ)、『回収率を上げる競馬脳の作り方』『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』(いずれも扶桑社新書)、『万馬券の教科書 -新時代のサバイバル穴予想術』(ガイドワークス)。
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