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【山崎エリカのダートグレード攻略】~東京スプリント2019~

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【山崎エリカのダートグレード攻略】~東京スプリント2019~ | コラム | ウマニティ

 今年のトゥインクルナイター開幕後、最初のダートグレードとなる東京スプリント。このレースはダートグレードとしては歴史が浅く、今回が11回目となります。かつて4月に行われていたJRAのプロキオンS(阪神ダ1400m)が夏場へ移行し、3月の黒船賞から5月のかきつばた記念まで短距離のダートグレードがなかったことから、3月の東京シティ盃が「東京スプリント」と名を改めて、施行されるようになりました。

 つまり、4月に行われる短距離のグレードレースはここしかないため、前年のG1・JBCスプリントの上位馬をはじめとするトップクラスのスプリンターが集います。しかし、昨年のニシケンモノノフのように、前年のJBCスプリント後に順調さを欠く場合も多く、意外と通用していないのも事実です。

 それでも前年のJBCスプリントで3着以内の馬が、前走の黒船賞でも1着と、順調さを欠かなかった場合は、信頼に足ります。「前年のJBCスプリントで3着以内」と「前走の黒船賞で1着」の条件を満たしていた馬のこのレースでの成績は、【2・2・1・0】(2011年は、黒船賞中止)。該当馬は、2010年のスーニ(1着)、2012年セイクリムズン(1着)、2013-2014年のセイクリムズン(2着)、2016年のダノンレジェンド(3着)です。

 また、同年の根岸Sで3着以内だった馬も有力でこのレースでの成績は【1・2・0・0】。該当馬は、2013年のセイクリムズン(2着)、2014年のノーザンリバー(1着)、2016年のグレープブランデー(2着)です。また、前年のカペラSの勝ち馬も有で、このレースでの成績は【2・0・0・0】ですが、該当馬は前記のノーザンリバーと2014年のダノンレジェンドですが、ともに順調さを欠かずにこのレースに出走してきていることがポイントかもしれません。ノーザンリバーは、次走の根岸Sで2着、フェブラリーSで5着。また、2016年のダノンレジェンドカペラSから連勝でこのレースも制しました。

 その他で有力なのは、今回と同距離コースで行われる前年秋のG2・東京盃の優勝馬。前走で3着以内だった馬に限れば、このレースでの成績は、【1・1・4・0】。該当馬は、2013年のラブミーチャン(2着)、2018年のキタサンミカズキ(2着)、2009年のフジノウェーブ(3着)、2012年のスーニ(3着)、2015年のノーザンリバー(3着)、2016年のダノンファンタジー(3着)。連対した2頭はともに地方馬だったことも要注目です。

 さらに前走の黒船賞でスピードを見せていた馬も活躍。前走がフェブラリーSだと、昨年のニシケンモノノフのように、1200mの今回でスピードを生かせない場合もありますが、1400mの黒船賞で4コーナー先頭のスピードを見せていた馬は、【4・1・1・1】と着順、着差に関係なく、このレースで信頼できます。

 1着の該当馬は、2010年のスーニ、2012年のセイクリムズン、2015年のダノンレジェンド、2018年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2014年のセイクリムズン。3着の該当馬は、2016年のダノンレジェンド。唯一、4着以下だった馬は、2013年のティアップワイルドで4着でした。基本的には信頼できるでしょう。

 逆にこのレースで穴を開けるのは、中距離路線組です。2011年に8番人気で優勝したセレスハントは、前々走の佐賀記念で3着入線するなど、近走で中距離路線を使われていた馬でした。また、2016年に4番人気で2着入線したグレープブランデーも、前年のこのレース2着後に、再び中距離路線に転向し、そこで結果が出せずに、再びスプリント路線に戻り、前々走の根岸Sで3着と好走した馬です。

 さらにこのレースのポイントは、2013年に笠松のラブミーチャンが優勝し、昨年は船橋のキタサンミカヅキが2着するなど、地方勢の活躍がとても目立っていること。2010年、2012年に大井のフジノウェーブが2着入線したこともありました。確かにこの3頭は、G2の東京盃の優勝馬ですから、近走の勢いひとつで巻き返しが可能でしょう。

 しかし、注目すべきは、2011年コアレスピューマ(12番人気)、2012年スターボード(7番人気)、2014年アルゴリズム(10番人気)がこのレースで3着入線し、3連単の波乱の立役者となったことです。そこでコアレスピューマ、スターボード、アルゴリズムの3頭を分析すると、アルゴリズムは中央のオープンで上位の実績がありながら、長らく障害レースを使われ、そこで結果を出せないまま地方へ移籍した馬。つまり、障害を5戦して未勝利に終わったことが人気の盲点となった馬です。

 他、コアレスピューマ、スターボードは前々走の南関東限定重賞や準重賞で3着以内、前走の条件戦で勝利という共通項がありました。南関東のスプリント路線馬は、中央馬とそこまで大きな能力差はなく、南関東限定重賞の実績と近走の勢いさえあれば通用することも少なくありません。近走、南関東限定の重賞で好走し、前走を条件戦を叩き台に使っている馬の一発には注意しましょう。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・前年のJBCスプリントで3着以内かつ、前走の黒船賞で1着の馬。
 ・同年の根岸Sで3着以内だった馬。
 ・前年のカペラSの優勝馬。
 ・前年の東京盃の優勝馬かつ、前走3着以内の馬。
 ・前走の黒船賞で4コーナー先頭だった馬。

 ●穴馬候補
 ・中距離路線組。
 (中距離のダートグレードで3着以内の実績があることが条件)
 ・前々走の南関東限定重賞で3着以内、準重賞で2着以内の実績馬。
 (前走条件戦に出走して、勝利していることが条件)

山崎エリカさんのダートグレード競走最新予想はこちらからご覧いただけます!!

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TERAMAGAZINE
2019年4月10日(水) 17:05

・前年のJBCスプリントで3着以内かつ、前走の黒船賞で1着の馬。
 ・同年の根岸Sで3着以内だった馬。
 ・前年のカペラSの優勝馬。
 ・前年の東京盃の優勝馬かつ、前走3着以内の馬。

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