最新競馬コラム

【山崎エリカのG1ナビゲーション】~2018有馬記念~

 2,307

【山崎エリカのG1ナビゲーション】~2018有馬記念~ | コラム | ウマニティ



 先週の朝日杯朝日杯フューチュリティSは、アドマイヤマーズが牡馬の意地を見せて優勝。断然人気の牝馬、グランアレグリアは内枠だったこともあり、積極的に前に出し過ぎたために末脚が不発する結果となりました。直後にアドマイヤマーズが控えているというのに、それを無視できるほど、馬の力を信じていたのでしょうか?

 しかし、直線序盤でアドマイヤマーズが一気にグランアレグリアを交わして先頭からつけた2馬身半の着差は、どう乗っても埋められないものでもありました。アドマイヤマーズは本当に強くなったと思います。

 グランアレグリアはデビュー戦から全ての完成度が高く、どこかで牡馬の成長力にやられる可能性が高いと見ていましたが、その日が来るのは意外と早かった......。しかし、それでも牝馬が相手ならば、主役の存在です。個人的には無理に牡馬と戦って、馬が壊れるリスクを背負うよりも、牝馬クラシックで活躍してくれることを願います。
 さて、今週はいよいよ2018年のオーラス有馬記念。今年の有馬記念は、障害界のスーパースター、オジュウチョウサンがファンの支持に応えて参戦。ジャパンCの優勝馬アーモンドアイ、3着馬スワーヴリチャードこそ出走してきませんが、近走不振のG1ウイナーたちが多く参戦し、バラエティに富んだメンバー構成となりました。

 オジュウチョウサンがかつての日経賞テンジンショウグンのように、ミラクルを起こしてくれたらまさに「ドリーム有馬記念」ですが、その頃と比べると馬場が高速化しているだけに、条件はかなり厳しいでしょう。個人的には勝って欲しい気持ちはありますが、よっぽど雨が降らないと、無尽蔵のスタミナを生かせない状況です。

 しかし、他にも多士済々なメンバー構成。果たして、今年の有馬記念も荒れる要素はあるのか? ひとまず出走馬が経由した過去1年のレースレベルを確認していきましょう。


 ★レベル1位 2018年 ジャパンC (PP指数32pt)

 アーモンドアイが2005年にレコードタイムを記録したアルカセットよりも、1.5秒も速いタイムでゴールイン。2分20秒6の世界レコードを記録しました。

 今年のジャパンCは前半5F59秒9-後半5F57秒2のスローペース。しかし、中盤でキセキが強烈にペースを上げて、アーモンドアイの末脚を封じる作戦に出たことで、世界レコードが生まれました。世間の風潮がアーモンドアイ一色の中で、同馬の末脚を封じる作戦に出たことは、本当にすごいし、スタミナがある逃げ馬のレース運びとしては完璧でした。

このコラムへのコメント

コメントはありません。

関連競馬コラム

新着競馬コラム

人気競馬コラム

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る