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こんにちは、公認プロ予想家のくりーくです。このコラムでは、今週行われる重賞競走の中間の調教内容を中心に分析してご紹介します。私の予想の基幹部分でもある調教分析術を是非あなたの予想にお役立て下さい。
前走からの中間の調整内容(評価はA~F)を中心に、各馬コメントをしていきたいと思います。
11月3日(土)京都11R 第23回KBS京都賞ファンタジーステークス(G3、2歳牝馬、芝・外1400m)
【登録頭数:11頭】(フルゲート:18頭)
アウィルアウェイ(A)
この中間も2週前、1週前と坂路で好時計が出ていて順調に調整されている感じ。これまで通り1週前にMデムーロ騎手騎乗で併せ馬で追い切られていて、前走並みかそれ以上のレースを期待できそう。
ラブミーファイン(D)
1800m、1200m、1800m、1400mと、長いところを使ったり短いところを使ったりと馬も戸惑いそうなローテで臨むこの馬。今回、中間の乗り込み量は少なく、強めにも追われていないため、最終追い切りでかなり良い動きを見せてくるなどの上昇がないと厳しいかもしれない。
カシノティーダ(F)
2週前に門別まで輸送してエーデルワイス賞を使い、その後栗東に戻り今回のレースとかなりハードな日程。1週前から軽めに坂路では乗られているが、前走より相手も強くなるので常識的に考えてもかなり厳しいとは思う。
ヴァニラアイス(D)
新馬戦でも◎にした馬で3戦目での勝ち上がり。2ヶ月空いたこの中間は、3週前から時計こそ出ているが速い時計の出る馬にしてみれば物足りない。まだ休み前の状態にはない感じ。
エレナレジーナ(E)
新馬戦時は美浦と函館で9週連続時計を出して新馬勝ち。ただこの中間は3本しか速い時計が出ておらず、前走時と比べると乗込み不足。美浦での時計も新馬戦時よりも劣っており、好勝負は厳しい状況。
ココフィーユ(D)
中1週での参戦でこの中間は速い時計は出ていない。前走時の時計を見てもまだ物足りない時計だった。輸送もあるので最終追い切りはそれほど強く追えないと思われ、上積みは厳しいか。
ジュランビル(B)
この中間は乗り込み量こそ少ないが、これまでの2戦と違い1週前に和田騎手騎乗で強めに追ってた。併せ馬では外に併せて先着と仕上がりは良さそうで、最終追い切りの動きも注目したい。
ダノンファンタジー(A)
この中間は2週前、1週前とかなり速い時計を出していて、未勝利勝ちの前走時よりもさらなる上積みが見込めそう。
ベルスール(E)
8月以来のレースということで乗り込み量はかなり多いものの、前走時のような終いの伸び脚は見られず。好走時の状態にはまだない。
レッドベレーザ(D)
前走デビュー勝ちも小柄な馬でトモもまだ寂しく、ビシビシ乗り込めるタイプの馬ではない印象。この中間も軽めでは乗られているが1週前もかなり軽めで、併せて遅れているところも見ると前走の疲れが残っている様子。今回は出走してきても前走ほどは走れないだろう。
レーヴドカナロア(C)
新馬戦を勝って3ヶ月ぶりのレースとなる今回。乗り込まれてはいるが併せ馬での遅れも多く、それほど目立つ時計もない。
11月3日(土)東京11R 第54回京王杯2歳ステークス(G2、2歳、芝1400m)
【JRA所属馬:9頭】(フルゲート:18頭)
アスターペガサス(C)
休み明けとなる今回だが、この中間は2週前、1週前とそれほど目立つ時計は出ていない。最終追い切りではもう少しビシッと追って速い時計をマークしてくるようでないと、前走のような脚は見られないかもしれない。
ファンタジスト(A)
前走時のコラムで、かなり良い状態で上積みがありそうと書いた馬。評価通り、レースでも強い勝ち方だった。この中間も2週前、1週前と前走時以上に坂路で好時計を出している印象で、このあたりは前走時も馬体が大きく増えていたように太りやすい体質からくる調整過程なのかもしれない。ただ、それを差し引いてもこれほど速い時計はなかなか出せるものではないので、かなりの能力の持ち主であることは間違いないと思われる。
アウィルアウェイ(A)
ファンタジーSにも登録があるが、こちらに出走する予定とのこと。この中間の評価については、ファンタジーS項にも書いた通り、順調な調整で前走並みかそれ以上のレースに期待がかかる出来。
シングルアップ(B)
前走時は間隔が詰まっていたこともあり、1週前も最終追い切りも物足りない内容だった。この中間は間隔が空いたことで、1週前は長めから好時計と前走時より状態が良さそうに映る。
カルリーノ(B)
前走重賞で3着に好走しただけのことはあり、この中間はデビュー前の美浦での時計と比べても良い時計が出ている。2週前、1週前と併せ馬で先着していて時計も優秀。良い状態で仕上がってきている印象。
ココフィーユ(D)
ファンタジーSにも登録があり、そこで触れた通り上積みは厳しい印象。輸送することを考えるとこちらに出走するほうが調整はしやすいのかもしれない。
プライム(C)
先週3戦目での未勝利勝ち。出走してくれば連闘となり、1ヶ月半の間に4戦目となるので良い状態での出走は厳しくなりそう。
メイショウオニテ(B)
新馬戦時の調教でもなかなかの好時計が出ていた馬。その初戦こそ9着に敗れたが、次走はキッチリ勝ち上がり調教での良さがレースに結びついた印象。この中間は2週前、1週前と前2走時から更に上昇し出来に関しては前走以上。
ラバストーン(E)
夏に6戦して前走後から間隔が空いているとはいえこの中間は目立つ時計は出ていない。乗り込み量もそれほど多くなく、この相手ではかなり厳しい。
◇今回はファンタジーS&京王杯2歳S編でした。
今年はJBCが京都で開催されることもあり、年末まで毎週G1レースが行われていきます。コラムも主要G1レースについては執筆の予定ではありますが、個人的にはそれ以上に12月の2歳G1レース、そして来年のクラシックを意識しています。なので、その辺りを見据えつつ2歳重賞、3歳重賞についてはG1レース以上にたくさんのレースをこのコラムで取り上げたいと思っています。最終的に皐月賞、NHKマイルC、日本ダービー、桜花賞、オークス予想の際の参考資料として、新馬、未勝利戦の予想を含め、これまでに書き溜めてきたコラムが有益なものになっていけばと考えています。そして、そうなると信じてコツコツと続けていきたいと思っています。
それでは次回、デイリー杯2歳S編(予定)でお会いしましょう。
※ファンタジーS、京王杯2歳S出走各馬の最終追い切り評価については、最終予想内でコメントする予定です。
※最終結論はレース当日のくりーくプロページでチェックしてください。
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