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『競馬』という名の推理小説 ~第48話函館記念(解決編)~

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12.3-11.0-11.2-11.5-11.8-12.1-12.6-12.4-11.4-12.2=1.58.5
(34.5-48.0-36.0) ▼2▼10△8 瞬発戦

週中に書いた「謎解き編」のコラムですが全く役に立ちませんでした。
参考にして頂いた方には大変申し訳ないと思っています。
謎解き編では過去のレース結果から傾向を探るのですが今年は過去のそれとは全く違っていたのが大きな要因です。
今週から函館はBコースに変更となったのですがこの馬場状態が大誤算でした。
土日でレコードがいくつも出る様な高速馬場へと変貌していたのです。
こうなってくると謎解き編で書いた「パワー」というのはほぼ必要ではなく替わって「スピード」「先行力」というファクターの方が重要となってきます。
私は土曜開催後に気付いたので予想コロシアムのコメントでは対応した予想内容にはなっていますが水曜の時点で推測するのは困難でした。
雨雪風など天候の変化も同じですが自然を相手にしているところが競馬の難しいところでしょうか。

テイエムプリキュアが大逃げしたせいでラップ上はテン~中盤はかなり速いペースとなっています。
明らかに飛ばしすぎなので離れた2番手を追走したドリームサンデーが実質先手を取ったレースと言えるでしょう。
メイン前までの芝レースは逃げた馬が4戦3勝という馬場状態を考えればドリームサンデーが有利な位置取りだったと思われます。
しかし、テイエムプリキュアが3コーナー手前辺りから脚が止まり始めると差が一気に縮まりました。
おそらくこの辺りの区間で脚を使うことになり結果的に動き出しが若干早くなってしまったのだと思われます。

勝ったのはマイネルスターリーで3~4コーナーでポジションを4→2とじわりじわりと上げ直線に入ると一気に突き放すレース内容でした。
ラスト2F目に▼10の大きな加速が生じていますがこれは逃げたプリキュアと後ろの馬がガラっと入れ替わったがためのもので瞬発力が問われたものではないと思います。
そもそもマイネルスターリーは瞬発力が抜群にある馬ではなく長くいい脚が使えるタイプ。
追走スピードと持続的な脚、この2点が圧勝した要因だと思われます。

2着のジャミールは逆に一瞬の瞬発力を武器にしている馬。
いわゆる「溜め専」なのでしょう。
安藤Jもギリギリまで我慢して仕掛けたようですが今日のレースの流れでは2着が精一杯でした。
この上位2頭は次走札幌記念なのでしょうか?
高速決着となった函館記念なので今年はこの2頭は十分期待できるでしょう。
締まった流れになりそうであればマイネル、スロー気味に流れそうならジャミールが上位に来る可能性が高いと判断していますが、まだメンバーも未定ですし大きな声で言うのは止めておきます。


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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