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【京都牝馬S(G3)展望】好走馬の活躍が目立つ注目重賞!連勝中のミスパンテールは古馬牝馬戦線の中心となれるのか?─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2018年2月15日 14時0分 http://biz-journal.jp/gj/2018/02/post_5840.html

 17日(土)の京都競馬場では京都牝馬S(G3)が開催される。3年前から開催時期と距離が変更されたこのレースだが、ここでの好走馬の後の活躍には目を見張るものがある。一昨年の優勝馬であるクイーンズリングは秋にエリザベス女王杯(G1)を勝利、昨年の優勝馬であるレッツゴードンキは高松宮記念(G1)、スプリンターズS(G1)で2着と結果を残した。

 そんな今年を占う意味でも大事なレースへ、成長株の4歳馬ミスパンテール(牝4、栗東・昆厩舎)が出走する。

 新馬戦では鮮やかな差し切り勝ちで勝利し上りタイムも最速を記録した。2戦目となったチューリップ賞(G3)でもその瞬発力を存分に発揮して「怪物の娘」と言われたソウルスターリングに次ぐ2着に入る激走を見せた。この時の出走馬にはリスグラシューやミリッサなどの有力馬も多く、この馬に対する桜花賞(G1)への期待は大きくなった。

 そんななか4番人気と上位人気の一角として挑んだ桜花賞(G1)であったが持ち味である直線での末脚が見られることは無く16着と大敗。雪辱を期して挑んだオークス(G1)では積極的な競馬を展開していくも10着と結果が出なかった。その後、秋初戦となったローズS(G2)でもこの馬らしい走りは見られないまま10着に敗れる。陣営はクラシックを断念し自己条件である清水S(1600万下)への出走を選択。この判断が功を奏して2勝目をもぎ取ると年末にはターコイズS(G3)へと駒を進める。最後の直線では前が壁になる厳しいレースであったが一瞬のスキを見逃さず馬群の間から抜け出して、嬉しい重賞初制覇を成し遂げた。

 ここまでのレースぶりからマイル戦に高い適性がありそうで、初めての1400m戦への対応も可能なはず。しかし前走、前々走と斤量に恵まれていた感があるだけに、今回の55㎏を克服できるかどうかは大きな課題となるだろう。しかしながら、ここでしっかりと重賞連勝を決めて春のG1戦線へと弾みをつけたいところだろう。

 昨年のこのレースで2着と好走したワンスインナムーン(牝5、美浦・斎藤厩舎)も有力。2走前のスプリンターズS(G1)では逃げての粘り込みを見せて3着を確保したようにスプリント戦での能力は高いものがある。初めての海外挑戦となった前走の香港スプリント(G1)は12着とほろ苦い経験であったが成長の糧となったはずだ。休養明けのリフレッシュした状態でどのようなレースをしてくれるか楽しみだ。

🏇次のページ 桜花賞3着馬のアットザシーサイド(牝5、栗東・浅見厩舎)や高い力の持ち主であるミスエルテ(牝4、栗東・池江厩舎)
 重賞2勝のソルヴェイグ(牝5、栗東・鮫島厩舎)も久しぶりの重賞取りを狙う。フィリーズレビュー(G2)、函館SS(G3)を制している実力馬で前走の京阪杯(G3)でも1番人気になっていたが、レースでは2番手から好位追走するも直線で失速してしまい9着に終わった。重賞での好走歴も多く今回も実績面を考えれば上位の存在となるのは間違いないだけに、前走のようなふがいない走りはできない。

 このほかでは桜花賞3着馬のアットザシーサイド(牝5、栗東・浅見厩舎)や、レースに集中できていないため結果が出ていないが、高い力の持ち主であるミスエルテ(牝4、栗東・池江厩舎)、秋華賞(G1)の走りからも今回の距離短縮はプラスとなりそうなヴィゼットジョリー(牝4、栗東・中内田厩舎)などが出走を予定しており、どの馬にもチャンスはありそう。

 ヴィクトリアマイル(G1)へのステップレースとしての意味合いを持つ京都牝馬S(G3)だが、近年は年間を通じての活躍馬を輩出している出世レースになりつつある。前走でこれまでとは一味違う強さを見せたミスパンテールへと注目の集まるレースは、17日(土)京都競馬場で15時35分に発走予定となっている。

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