銀の荼毘さんの競馬日記

桜花賞分析

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⑴全体として
 非常に残念ながら,着順の指定された凡戦と評価しました。
 勝馬のおそらく指定と,勝馬にsp指数において劣ることは考えにくかった11着馬まで,
 再戦すればひっくり返る可能性のある実力差しか無いでしょう。
⑵時計・展開について
 決着時計は,1:32:5の馬場差評価済み時計に対し,1:32:9と.4遅い平凡なもので,
 展開はレース上がりに対してテンが1秒以上も遅いスローなものでした。
 いつも言うことですが,トラック競馬のスローは有り得ません。
 仮にスローになるとすれば,レースレベルが高すぎて,通常の時計を大幅に上回る上がり時計が計上されたため,相対的にスローになってしまう場合,それに限り,スローになっても評価できます。
 ①Gⅰ+晴天良馬場で,
 ②スローで入って,
 ③上がりも遅く,
 ④行った馬が残れず差しが決まり,
 ⑤人気の馬が飛ぶ。
 着順指定の要件を全て満たした,どうでもいいレースでした。
⑶個別
①ナミュールについて
 パドックで故障の可能性があり消しとの情報も流れていたようですが,その可能性もあると思います。
 勝ちに行く乗り方ではなく,デキ云々の前に馬券になることは難しかった(厘差で負かすことが難しい)と思います。
②ピンハイについて
 JRAパトロールvをご覧ください。
 最終直線にて,ピンハイの正面はポッカリ空きます。
 そこで,「蟹かい?」と唸る横跳び,パーソナルハイに接触,立て直して勝馬を凌駕する上がりで入線。
 5着でした。 ◎にした負け惜しみではなく,一番強かったですね。
 ガチンコが許してもらえるなら,このメンバーならオークス最有力だと思います。
③スターズオンアースについて
 JRAvにて,川田jockeyの追い方をよくご覧ください。
 これが1着に持ってこようとする時のjockeyの追い方です。
 この追い方をしていない時,それは少しでも着順を上位に持って来ようとしていないということです。
 スターズオンアースを1着にしようと思うと,このレベル以上上げられないということでしょう。
④ウォーターナビレラについて
 ウォーターナビレラは,ファンタジー→阪神JFの時点で,スピード指数ダウンを示していた馬で,
 チューリップ賞でも同レベルのsp指数と,常識的には「もっと出るけど抑えている」可能性のあった馬でした。
 前日1番人気だったし,強いことはバレていたように思います。
 この2着の指数も,勝馬に合わせている可能性があり,もっと出ると評価します。
⑤ナムラクレアについて
 フィリーズレビューほど指数が出ませんでしたが,
 これは差し馬の悲しい宿命であり,ハイペースにならなかった時点で,仕方ないことだと思います。
 基本的に,差し馬とは,差し込める走路が3頭に1頭分くらいしか出現確率としてないので,
 差し馬の1頭軸というのは,時に馬券術で見るのですが,インサイダーでない限り危ないと思います。
 まあ前が空いた時だけという回収率で勝負するなら有りとは思いますが,
 今回は,着順の指定臭さが匂うので,もっと出ると評価しておきます。
⑥サブライムアンセムについて
 岩望乗り替わりでしたが◯と期待しました。
 中位から前も開かず追えないまま9着に流れ込んでいます。
 ちょっと上位着順の指定がある場合,調整可能なjockeyではなかった(厘差で負かすことが難しい)ということだと思います。
 
 

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