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佐藤洋一郎さんの競馬日記
父アンライバルド母ハーミアという青毛の
３歳牝馬が、２８日の大井・プリンセス賞で
大波乱の主役（２着）を演じた。
リヴェールブリスという、地方競馬ファン
でもあまりなじみのない（１６頭１２番人気
）馬だが、実は１月２６日の中山・若竹賞（
芝１８００）に遠征してきたとき（１１頭１
１番人気）、その血統にひそむ意欲と意図を
汲んで◎を打った。
残念ながら人気通り大差の最下位に終わっ
たが、１ヶ月後の大井クラシックトライアル
（１８００ダート、１２番人気））でブラヴ
ールの３着に善戦（複１０３０円、３単３７
８００円）した。走りにムラはあるけど、や
はりこの馬は”持っている”…。
３代母ブロケードといえば第５３回東京ダ
ービーのアンパサント（父フィガロ、母アビ
エント）と同じ血脈であり、あの超特急アロ
ーエクスプリス（父スパニッシュエクスプレ
ス、母ソーダストリーム）で一世を風靡した
オーナーブリーダー伊達秀和氏（後にサンシ
ャイン牧場設立）の秘蔵っ娘のような栗毛の
美少女だった。
その曾祖母ブロケードは白井旋風を巻き起
こした高松三太調教師（アローエクスプレス
など）の子息高松邦男調教師が、遠征先の栗
東トレセンで追い切りをせず「休むのも調教
のうちですよ」と笑顔で豪語して桜花賞を楽
勝した。邦ちゃんは２年後の第３回ＪＣで
キョウエイプロミスが、アイルランドの女傑
スタネーラとのデッドヒートでアタマ差敗れ
た（直線坂上で故障していた）後のインタビ
ューで、フランスの記者に「骨折していなけ
れば勝っていたと思うか？」と聞かれ、「脚
元に不安があったけど、ここ（JC)でなら（
壊れて）死んでもいいくらいの覚悟で仕上げ
た」と答えて会場が大きくざわめいた。
伊達秀和オーナーには菊花賞（読者予想
コンテスト優勝の褒美として）に同行して
くれた後藤実記者に紹介されて何度かイン
タビューさせていただいた記憶があるし、
その菊花賞が引退レースとなったタニノム
ーティエの関係者にもずいぶんお世話にな
った。
オーナーブリーダーの谷水信夫氏（カン
トリー牧場）は吉田善哉氏（社台ファーム
）が開場３０年でやっとダービーを勝った
（ダイナガリバー）とき、すでにタニノハ
ローモアとタニノムーテイエで２勝してい
た別格の老舗だった。
アロー＆タニノ（ＡＴ）時代に競馬記者
としてスターティングゲイトに入っただけ
に、当時の馬はもとより、それに携わる人
たちとの交流、敬意は生涯忘れようがない
くらいに心身に焼き付いている。
ウオッカをＰＯＧ指名し、クリフジ（１
９４３年）以来牝馬は勝ったことのないダ
ービーでマルドン【◎】を打ったのも、タ
ニノムーティエとの接点、菊花賞を断腸の
思いで無印にしたトウショウボーイ（祖母
エナージトウショウの父）とのしがらみが
させた執念の大勝負だった。
２８日夜、すでにかなり入って（酒）いた
が、なみなみ注いだ赤ワイングラスを置いて
、グリーンchのパドック映像を目で追って、
これはまずい。左トモの踏み込みが弱い、腰
に疲れがたまっているのか…と1番人気のレイ
チェルウーズを軽視してウマニティの印をチ
ェックしたら△になっていた。
ま、これならいっか…と画面に目を戻した
瞬間、これだ、このビカビカの、顔が映る
くらいの毛艶の、おお～リヴェール、ブリ
ス！ こんなに良くなったのかよ。いける
、勝ち負けになる！
この日、ＪＲＡの開催日でなくても即Ｐ
ＡＴが作動していた。よし、単複連！
といっても予想通り５０００円枠での連
勝では３連単マルチは無理で３連複に絞り
、個人的な別予算で単複を追加した。
よーし、來た。行け、行け、リヴェール、
ブリス、ブロケ～ドォ～！！
新型コロナウイルスとかのおかげで、即パ
ットに加入し、生まれて初めて（それまでは
知人に頼んでいた）自分の口座から入金して
買い目と金額を打ち込み…２週連続ＪＲＡの
６～７桁が引っかかり、１００円とはいえ、
大井の８００倍もワイングラスを片手にいと
もたやすく口座に入金！されている。
そうかぁ、こんなに楽に馬券（？）がとれ
るのかぁ…でも、これ（羽田杯のアジュバント）
は無理？
いや、わからん。フィガロのシュベリーン
＝アジュバント→ゴールデンハインド→ファス
トパレード→ソーダストリーム‥とくれば紛
れもないサンシャインの星ではないか。
その名もＡｄｊuvant(ワクチンの効き目を
高める薬）なら新型コロナワクチンをも助け
る切り札にもなりうる。ザセキで休んでの病
み上がりとはいうけど、「休むのも調教のう
ち」なんだから、ひょっとするとリヴェール
に輪をかけたようなコロナ・サプライズは‥
たぶんありえない。
でも、出てくるからは…という可能性はわず
かに残されている。今宵は特大のグラスを用意
して、いざ乾杯（完敗）
(21)
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ナイス！（21）
この日記へのコメント
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(退会ユーザー)｜2020年4月29日 13:12 |  (2) |
武者修行中の東海の若武者→水野翔の手腕に期待し、連下△打ち◎△→頂きました。
そして、泥んこ馬場で鮮やかに抜け出した赤頭巾ちゃんブロケード号ですね。リアルで観戦しました。あの世代は、テンモン、ハギノトップレディです。あの巴賞のブロケードＶＳハギノトップレディこれもまた私の競馬史にに残る凄まじい闘いだったと記憶しております。
馬場：良
水野翔には一度ハガキ出したことがありまして。それもあってか、今期の短期免許。
船橋にいるので、競馬場で観たいとこですが、いかんせん・・・。じゃまだなー、コロナ。
警戒しすぎですよ、市民たち。かかるときはかかるから、何を講じても無駄。
普通にもどれという感じです。
えらい古めの記憶を持ち出していただき、ごくろうさまでした。
リヴェールブリス、アンライバルド産駒か。サンシャイン牧場は、令和でも続いてるのがおどろき。
３日は予想コロシアムが好調でした。バーデンバーデンＣ、天皇賞３連単などで、５０万ほどプラスという、買えばよかったと後悔する内容・・・。