グリーンセンスセラさんの競馬日記

ラニがUAE前哨戦に遠征!

 公開

290

ドバイワールドカップ参戦を賭け、ラニがUAE前哨戦に遠征!昨年UAEダービーで米国三冠切符を掴んだ異端児の「ライバル」は?─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年3月2日 9時26分 http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2725.html

 4日にドバイのメイダン競馬場で行なわれるマクトゥームチャレンジラウンド3(G1)に日本からラニ(牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎)が出走する。
 2012年にG1昇格を果たしたマクトゥームチャレンジR3。世界のダート王決定戦ドバイワールドカップ(G1)の重要な前哨戦として、これまでドバイミレニアムやエレクトロキューショニストといった世界的名馬がこのレースと本番で連勝を飾っている。
 また日本からも過去にレッドディザイア、ウオッカ、トレイルブレイザーの3頭が出走しており、特にレッドディザイアとウオッカが挑んだ2010年は前者が優勝。そのレッドディザイアを管理していたのが松永幹夫調教師であり、今回のラニで2勝目を狙う。
 ただ、レッドディザイアが勝利した時はG2で、それも馬場がオールウェザーだった。今回はダートでの開催となるが、昨年のUAEダービー(G2)の覇者ラニであれば問題ないはずだ。
 むしろ日本のダートに苦しんでいた分、世界的名手R.ムーア騎手とのコンビで「水を得た魚」のような走りを期待したい。
 現在は25日のドバイワールドカップデイに、ゴドルフィンマイル(G2)の招待を受けているラニ。だがマイル戦は明らかに短く、本命はあくまでドバイワールドCだ。ここはその招待を受けるためにも負けられない一戦となる。
 レースは8頭立てながら、ラニを含めたチャンスのある馬とやや苦しい馬に分かれた印象。
 中でも、昨年の覇者でドバイワールドCでも4着したスペシャルファイター(牡6歳、UAE・M.リッチー厩舎)は、実績No.1の存在といえるだろう。昨年、快速にものを言わせてレコードで逃げ切っているだけに、ラニにとって最大の強敵となりえる。だが、昨年3月のドバイワールドC以来、約1年ぶりのレースだけにつけ入るスキはあるはずだ。
 マクトゥームチャレンジのラウンド2(G2)を快勝したフリアクルサーダ(牝6歳、UAE・E.シャルピー厩舎)も当然、侮れない存在だ。6歳牝馬だが、南半球のチリ産ということで実質的にはまだ5歳と若い。チリやアルゼンチン、イギリスなど世界を転戦しながらタフ成長を続けている。
次のページ しかしムーアの騎乗が決まっているココは……

そのフリアクルサーダとマクトゥームチャレンジR2でハナ差の接戦を演じたのが、セカンドサマー(セン5歳、UAE・D.ワトソン厩舎)だ。すでにアメリカのG2を勝つなど実績のある馬。最後は後続をちぎってのマッチレースを展開しており、勢いと実力は侮れない。
 また、異色の存在となるのが、芝の2400m重賞を連勝してきたムーヴアップ(牡4歳、UAE・S.ビン・スルール厩舎)だ。世界的名馬ポストポンドと同じドバウィを父に持ち、欧州の2400mの重賞勝ちのある4歳馬。5カ月ぶりでいきなりのダート挑戦となるが、日本ではダートをこなす産駒も出ている。8戦5勝と底が割れていない点も不気味だ。
 他には韓国からトリプルナインが参戦しているが、昨年のコリアカップ(G1)で日本のクリソライトとクリノスターオーに大差を付けられた馬なので問題ないだろう。他の馬にも目立った近走実績はない。
 兄のアウォーディーが待つドバイワールドC出走に向け、まずは結果を残したいラニ。ここを勝ち、見事招待を得た暁には世界No.1騎手のムーアが引き続き騎乗することも決まっている。是が非でも勝って、胸を張って本番に挑みたいところだ。

 ナイス!(1

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記