銀色のサムライさんの競馬日記

2歳勝ち上がり通信簿(7/18,19)

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先週も多くの2歳馬が勝ち上がりました。
超大物が出走したわけではないんですけど、今後への展望が開けた馬もいましたので、
詳しくチェックしていきたいと思います。

それでは、先週勝ち上がった馬の評価をしていきます。


【7月18日】

(新馬 函館芝1200m)

●ドナルチア<評価:C>
(父・Malibu Moon、母・Lady Tak、母父・Mutakddim)

好スタートを決め、逃げ馬の直後の2番手の位置を確保。
410kgという華奢な馬ですが、脚の回転が速くて、いかにもスピード馬、という走り方でした。
お母さんは米国のG1を2勝しています。

(新馬 中京芝1600m)

●ラヴアンドポップ<評価:D>
(父・アドマイヤムーン、母・ラヴィングプライド、母父・Quiet American)

好位のインで脚を溜める競馬。
直線では力強くグイグイ脚を伸ばして、馬場の外から抜け出していた馬を内から差し切りました。
中京の道悪馬場が合っていたんでしょう。減量騎手が乗っていたのも大きかったです。

(新馬 福島芝1200m)

●デルマオカル<評価:D>
(父・ミリオンディスク、母・アドマイヤラップ、母父・フジキセキ)

スタートが課題だったようですが、好スタートを切ってハナを奪い、
1番人気馬に終始プレッシャーをかけられる展開ながら、最後の最後まで踏ん張り切りました。
新種牡馬・ミリオンディスク産駒の初勝利です。

(新馬 福島ダ1150m)

●リネンソング<評価:D>
(父・ソングオブウインド、母・リネンエンプティ、母父・Native Prospector)

まずまずのスタートから、枠の利を活かしてハナへ。そのままハナを譲る事なくゴール。
残り100m付近で躓くような形になりましたが、問題なかったようです。

(未勝利 函館ダ1000m)

●ラブゴーギャン<評価:D>
(父・スウェプトオーヴァーボード、母・ヒロアンジェロ、母父・グラスワンダー)

逃げる2頭の直後の位置につけ、残り250mで先頭。そのまま押し切りました。
前走は芝で凡退。ダート替わりで一変しました。

(未勝利 福島芝1800m)

●タニセンビクトリー<評価:B>
(父・ハーツクライ、母・スルーザシーズン、母父・スキャン)

好位追走から、3角手前で先頭を奪い、後続の追撃を楽々完封。
機動力のあるタイプで、小回りコースなら昇級しても通用すると思います。
新馬戦はヒプノティストの2着でした。


【7月19日】

(新馬 函館芝1800m)

●アドマイヤエイカン<評価:B>
(父・ハーツクライ、母・ペルヴィアンリリー、母父・フレンチデピュティ)

スタート後、岩田騎手が押してハナへ。
前半1000m通過が66.9秒、という超スローペースを作り出し、
逃げていながら、上がり3ハロン最速の脚を使って後続を完封。
近親に、フサイチエアデールやフサイチリシャールがいる良血馬です。

(新馬 中京芝2000m)

●ブラックスピネル<評価:B>
(父・タニノギムレット、母・モルガナイト、母父・アグネスデジタル)

直線で右ムチを入れた時に内にヨレたり、その後もフラフラしてたんですが、
それで脚が鈍るどころか、徐々にエンジンがかかっていき、残り30mでゼンノタヂカラオを差し切りました。
父・タニノギムレット、母父・ミスタープロスペクター系は、
ミッドサマーフェア、ヒラボクロイヤル、といったあたりが重賞を勝っています。
まだまだ幼い部分が残る馬ですが、素質馬が揃った中で勝ち切ったのは◎。

(新馬 中京芝1200m)

●タイセイパルサー<評価:D>
(父・パイロ、母・プリモレディ、母父・サンデーサイレンス)

スローペースを先行。直線で脚が止まるのかな?という場面もあったんですけど、
幸騎手の右ムチ連打に応えて、ジワジワ脚を伸ばしてアタマ差の1着。
パイロ産駒の芝の新馬勝ちは、シゲルカガ以来となります。

(新馬 福島芝1800m)

●ポッドヒストリー<評価:D>
(父・ジャングルポケット、母・メイクヒストリー、母父・サンデーサイレンス)

まずまずのスタートから、やや追っつけて先行。好位のインの位置を確保。
直線でオレオールカフェとの叩き合いを制して1着。減量の石川騎手だったのも勝利の後押しとなりました。

(未勝利 函館芝1200m)

●コスモフレンチ<評価:D>
(父・フレンチデピュティ、母・プンターレ、母父・ブラックタキシード)

2番手追走から、残り200mで先頭に立ち、そのまま先頭をキープ。
近親にはコーリンベリーがいます。ヒルダが勝った新馬戦の3着馬でした。

(未勝利 中京芝1400m)

●レッドカーペット<評価:C>
(父・ダノンシャンティ、母・タペストリー、母父・Fusaichi Pegasus)

後続を寄せ付けない強さで勝ち上がり。新馬戦と同じ条件で持ち時計を詰めたのも◎。
昨年の1歳セレクトセール出身(1300万円で落札)。近親にはエイシンオスマンがいます。

(未勝利 福島芝1200m)

●キャラメルサレ<評価:D>
(父・タイキシャトル、母・エジプシャン、母父・バンブーメモリー)

果敢な逃げで未勝利脱出。
野中騎手のJRA初勝利となりました。所属する根本厩舎の馬での初勝利です。
ラッキーボックスが勝った新馬戦の6着馬でした。


新馬戦では、ブラックスピネル、ドナルチア、アドマイヤエイカン。
未勝利戦では、タニセンビクトリー、レッドカーペット。
この5頭に素質の高さを感じました。

タニセンビクトリー、レッドカーペットの2頭については、
この2頭を新馬戦で負かした馬にも注目しなければいけません。
タニセンビクトリーはヒプノティストに、レッドカーペットはシュウジに負けています。

また、これまで1800m以上の新馬戦が計8鞍あったんですが、
そのうち6鞍をノーザンファーム出身の馬が勝っています。
中距離でのノーザンファームの強さは昨季も凄かったんですけど、
今年もその傾向が続いていく事になりそうです。


明日、北海道・新ひだか町で、
日高軽種馬農業協同組合(HBA)主催のセレクションセールが行われます。
1歳馬が対象で、240頭の馬がセリに出されます。
高額馬ばかりのセレクトセールよりは、
比較的安価なセレクションセールの方に力を入れるオーナーもいらっしゃるでしょうし、
先週のセレクトセール同様の盛り上がりを見せてくれると思います。

この日記へのコメント

銀色のサムライ 銀色のサムライ|2015年7月20日 20:30 ナイス! (3)

>take9174さん

ブラックスピネルは、
元々、1600m戦を使う予定だったそうなんですが、
馬の具合が良く、強い相手が揃う2000mで力試し、という流れだったそうで、
そこでキッチリ勝ち切るわけですから、凄いですよね。

まだ伸びしろのある馬なので、今後が楽しみですよね。

take9174 take9174|2015年7月20日 20:26 ナイス! (3)

こんばんわ。
ブラックスピネルは
芝2000をいきなり勝ちましたが
なかなかの素質ですねぇ。
ブライアンズタイム系なので
使って使って強くなりそうです。

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