藤沢雄二さんの競馬日記

10月25日分のWIN5対象レースの展望

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先週のWIN5は実にヒドイ結果に…(^_^;)
でもそんなに突っ込んでなかったのでダメージが少なかったのは幸いでした。

過ぎたことは切り替えて今週分の考察です。

【東京10R 甲斐路S】
準オープンの1800m戦に11頭立て。
甲斐路Sが芝の1800mで行われるようになった2010年以降の傾向を調べてみる。

・4歳牡馬優勢。
過去5年で4勝。
・先行脚質を信頼。
逃げ切り2回、番手抜け出し1回(←この3回はいずれも“行った行った”)そして4番手抜け出しが2回。
・好調の馬を素直に信頼。
目下、4年連続で前走で準オープンで馬券対象になった馬が勝っている。
・小波乱?
勝ち馬の人気順は2010年から順に4・4・2・1・6で、平均3.4番人気。平均出走頭数が11.2頭なのを考えるとチョイ荒れをイメージするのがベターか。

メンバーを見渡してみると徹底先行型不在。ここ2戦で番手からの競馬をしているクラウンレガーロか、ここ5戦中4戦で先行してその時の着順が②②①①のシュンドルボンのどちらか内に入った方が押し出されて逃げそうな雰囲気。ただ、両馬とも乗り替わるので机上の計算通りにいかない可能性も…。
圧倒的な相性を誇る4歳牡馬はタブレットピーシー・ネオリアリズム・ラングレーがエントリー。クリスチャンに乗り替わるネオリアリズムが番手でも主張するつもりであればこの馬一択でもいいのでしょうけど、札幌では中団からの競馬で結果を出しているから位置取りは微妙な感じ。
今年1月の中山の初富士Sを勝った時に5番手からの競馬で勝ったラングレーは、予想以上に前に行けていたので出していければ現級勝ちの実力を発揮できそうだけど、4ヶ月の休み明けの今回は差し損ねになりそうな予感が…。
タブレットピーシーは昇級戦になるここは、東京【0-0-1-5】だし脚質的にも叩き台ムード。
メンバー中唯一、前走で準オープンで馬券になっているシャドウウィザード。中間も坂路で乗り込まれているから状態は良さそうだけど、この馬、うっかりするとほぼ最後方からの競馬をするのと、今回は柴山が乗るのだけど今月は柴山に何度、消化不良のレースを見せられただろうかというのもあるのでここは切る。

⇒ネオリアリズム・クラウンレガーロ・シュンドルボンの中から選択。


【京都10R 桂川S】
準オープンの1200mに15頭立て。
昨年は桂川Sは行われておらず、また同時期に準オープンの1200mというレースもなかったので、『準オープンの1200m』で行われた2008~2013年の桂川Sを調べてみた。

・とにかく逃げろ。
2008年のウエスタンダンサーは通過順が1-3-3。2009年のセブンシークィーンは通過順が2-1-1だけど、2010~2012は3年連続の純然たる逃げ切り。まずはハナに行く馬を探す。
・牝馬断然
ちなみに前で押し切った5頭は全て牝馬。
牡馬で勝ったのは2013年のアースソニックのみ。
・荒れ模様
勝ち馬の人気は2008年から順に13・6・8・12・1・1で6.8番人気。荒れに荒れた4年はフルゲート。一方で人気に応えた時は11頭立てと16頭立てでフルゲート割れ。今年は15頭立てだが…。

状況的にはアースソニックが勝った2013年に近そうだが、今回、人気が予想されるエイシンブルズアイは2月のシルクロードS以来で9ヶ月の休み明け。淀短距離Sを勝った時がアンバルブライベンの番手を取れたくらいだから前付けも出来るだろうけど、そこは休み明けということにならないだろうか?
ここのところ安定して前で競馬をしているサンブルエミューズだけど、鞍上がルメールだとノシをつけてまで前には行かない気がしてならない。スピードの違いで番手に収まることはあっても押してまでハナは主張しないだろう。
淀屋橋S2着のアドマイヤナイトも前付けはするだろうけど、ハナまでは奪いそうにない。
そこでラインスピリット。近3走が11・18・16着だけに手は出しにくいだろうが、その前、つまり4走前ではオーシャンSでサクラゴスペルの4着。さらにその前走、洛陽Sでは2着に粘って波乱を演出しており力が落ちるとは思わない。ラインスピリット自身、咋夏の小倉の1000万勝ちは前走11着から、洛陽Sの2着は淀短距離S15着から変身しているので大敗が気にならないタイプ。レースの歴史的にもセブンシークィーンが道頓堀S18着からの変わり身を見せているので、尻込みする理由などない。

⇒ラインスピリット・エイシンブルズアイ・アドマイヤナイトの中から選択。


【新潟11R 北陸S】
準オープンのダート1200mに15頭立て。
秋の裏開催としては初めて行われるので、夏開催で行われた北陸Sのデータを鵜呑みにはできないので“一般論”としての『新潟ダート1200mの準オープン』という切り口でやってみる。

・差しも利く
2コーナーの芝の上にゲートがあって直線も平坦とくれば、前に行けないとノーチャンスという典型のような新潟ダート1200も、準オープンになるとチョイチョイ差しや追い込みも決まるのは、平坦ゆえに先行争い激化でズブズブということなんでしょう。先週の京都の藤森Sがそうで、数字の裏は取ってないけど、下手すると(直線に坂のある)中山や阪神よりも差しが決まっているんじゃないかと。

・枠順次第
でもなんだかんだで真ん中~外枠の方がベターかな、という印象。

・やっぱり騎手
裏開催だけにどの騎手を乗せてきたかには注目。なにしろ全馬が乗り替わるので。

⇒決め手を磨いたキタサンミカヅキは武士沢→横山和がどうでるか?
デキだけなら3歳馬で吉田隼を確保したブルドッグボス、現級勝ちあるペイシャモンシェリ辺りが中心になりそう。


【東京11R ブラジルC】
オープンのハンデ戦でダート2100m。
ブラジルCがこの条件で行われるようになった2008年以降で傾向を調べてみた。

・若い馬優勢
勝ち馬は3歳牡馬2頭、4歳牡馬2頭、5歳牡馬3頭で、ダートの長丁場にありそうなベテラン健在のシーンはほとんどない。

・実績もそれなりに必要
勝った3歳牡馬2頭の共通項は『3歳夏に古馬1000万勝ち』、4歳以上の牡馬には『4歳春にオープン在籍歴→準オープンに降級』という履歴があった。

・好調馬重視
前走がダートで崩れたのは昨年のマイネルパイカだけ。あとは芝が合わなかった3年前のナムラビクターが15着からの巻き返しで、残りの5頭は前走でオープン3着以内。

⇒今年は、前走で3着以内というのが準オープンを勝ったロワジャルダンだけという組み合わせで、過去の傾向からドンピシャというのがいないのが悩ましい。
カゼノコとドコフクカゼは春以来なのがどうか。過去の勝ち馬のイメージに一番近いのはクラージュドールだが、さすがに阿蘇S11着は負けすぎな感も…。それなら3歳春にオープン2着のあるロワジャルダンの方がいいかもしれない。
もしかしたら6歳馬の出番があってもいいのかも。

【京都11R 菊花賞】
既に枠順が出た菊花賞。
なんだかんだでリアファルは△には落とせないとは考えたいたのだが、17番枠はともかく、よりによってスピリッツミノルが大外を引いたことで『1周目のスタンド前でスピリッツミノルがハナに立つ』というシーンが目に浮かぶだけに、隣で盛んに手が動く1周目の3コーナーの坂の下りというのはやりにくいだろうと思うと▲が妥当なところか。
改めて枠順を見直すと騎手力と厩舎力が大事になってきそう。
そこで◎は3番枠を引いたタンタアレグリア。京都の長丁場に強いイメージのある蛯名ならチャンスはあるだろう。
以下、○に横山典のミュゼエイリアン、△筆頭はスティーグリッツ、そして武豊を確保したレッドソロモンまで。
WIN5的には印を回した馬のどこまでを買うかは総組み合わせと相談で。

 ナイス!(4

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