佐藤洋一郎さんの競馬日記

 樫の森の青(静)嵐 クワイエットストーム 

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 「樫の森」に7万観衆の絶叫と悲鳴が渦巻き、当事者も予想者も
我が身のつたなさ、不明さに、なすすべもなく立ちすくむ…といっ
た悪夢から目覚めた。
 
 スピリッツを控え、オークスのデンマ(出馬表)を凝視しつつ爆
睡してトイレに立った金曜日早朝(4時過ぎ)だった。
 
 その夢は、サンスポに拾われる2年前(1968年)にスクープ
した、レース史上2番目の高配当の記憶に刺激されたのかもしれな
い。贔屓にしていた抽選馬◎ルピナスとサンスポ4歳牝馬S(フロ
ーラS)を大敗した▲スズガーベラとの⑥⑥67・3倍(16頭8
、6人気)がツボにはまった。
 
 ルピナスの相手にガーベラを選んだのは、花と花の花馬券を当て
込んだ(それもあったが)からではない。ガーベラのトライアルの
敗因がフケ(発情)だったというサンスポの記事を読んで、起死回
生の一変、劇的な巻き返しがあるぞ!!と直感した。

 ルピナスの6年前のオーハヤブサ・ファラディバ(8、15人気
)の①⑥69・2倍(これが最高)も⑥枠で、その前の11年、後
の5年あわせて16年で7回も⑥枠が絡んでいたし、オーハヤブサ
以前では25回の④④、ルピナスの2年後のケイサンタ・ジュピッ
クの④④(82・1倍=最高)、35回トウコウエルザ(9人気)
スピードシンザン(15人気=G1初の初ブリンカー入着馬)⑤⑤
78・5倍(予想的中!)のゾロ目ゲットで「牝馬のゾロ目」とい
う穴馬券格言を上場したのも思い出した。

 今年、フケなどの体調異変、前哨戦での入れ込みや出遅れなどの
メンタル異常が解消してのリベンジがあるとすれば…④ルージュエ
ヴァイユ⑧ナミュール⑫ライラック⑯プレサージュリフト…あたり
と目星をつけていた。
 
 が、ケンタッキーダービーのような単勝万馬券(現地オッズでは
最低人気の105倍超)、3連単7桁の超一発!を狙うなら、フル
ゲート20頭には入れなかった補欠の繰り上がり(21)リッチス
トライク(サンスポの前日予想では「補欠★21」で送稿したが掲
載せれなかった)と同類のX馬で帯封を鷲掴みすることができるか
もしれない。いや、それをひっ掴んでやる!

 補欠の段階での前出し予想だったウマニティでは、当日とっさに
★を打ち、その★リッチストライクに近走で2度先着していた【◎
】⑨ディズザボム(9着)との⑨(21)ワイド1000円を押さ
えただけだった。

 日曜日早朝、グリーンチャンネルの前で⑨の単複を握りしめて絶
叫!(即パットだから手の内になにもなかったが)し、何事かと飛
び起きてきた家人に、バカタレ! カンタンにとれた百万馬券を買
いそこねたんだよ、クソッタレぇ~!!

 ウェスタン・ダービーとはシステム的に少々異なるが、18頭枠
の最後のⅠ枠を引き当てた補欠馬3頭のなかの幸運児ラッキーガー
ルこそ、頭さえ入ればどんな狭いところでも突き抜けて弾け跳んだ
ミスターシービーやリッチストライク(最速の直線で前が詰まり、
ほぼ直角に右折してゴールを突き抜けたゴムマリ=Mr.CBのような
パフォーマンスを見よ)の再来、再現なのだ。

 そうしたパフォーマンスは、やはり416キロのちびっ娘だった
ネエネが、4年前の5月22日に、勝ち馬とはコンマ1秒差(クビ
・半馬身)3着で樫の森のスタンドを絶叫と悲鳴で炎上させたのだ
よ。妹よ…。

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