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今週は牡馬クラシック第1弾「皐月賞」が行われます。
昨年は無敗の三冠馬が誕生した牡馬クラシック。コントレイルは2歳G1『ホープフルS』からの皐月賞に直行という臨戦過程でした。
そこで、この10年間の皐月賞で複勝圏内の上位入賞馬と『ホープフルS』との関連に焦点を当てつつ、最重要トライアルレースといわれる『弥生賞』との関係にも目を向けて、出走馬に関する10年間のデータを分析して予想を進めたいと思います。
『ホープフルS』自体、この10年間でOP→2014年G2→2017年G1とレースの格が変化しています。それに伴う出走馬の質的変化があるのか、『ホープフルS』と『弥生賞』に出走の経験の有無が『皐月賞』の成績にどのような関係(傾向)がみられるのかについても分析してみようと思います。
【過去10年間の各年上位入賞馬の臨戦過程】
2020年
1着 コントレイル 新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース※皐月賞は4戦目
2着 サリオス 新馬戦① 朝日FS 1着 弥生賞なし →当該レース※皐月賞は4戦目
3着 ガロアクリーク 新馬戦① ホープフルS11着 スプリングS1着→当該レース※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-1-0) ガロアクリーク
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-2
〃 不出走 → 〃以外 0-0-0-10
ホープフルS →皐月賞直行 1-0-0-0 コントレイル
朝日FS →皐月賞直行 0-1-0-0 サリオス
2019年
1着 サートゥルナーリア新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 ヴェロックス 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S1着 →当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンキングリー 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯1着→当該レース※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-4
〃 不出走 → 〃以外 0-1-1-8 ヴェロックス、ダノンキングリー
ホープフルS →皐月賞直行 1-0-0-0 サートゥルナーリア
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2018年
1着 エポカドーロ 新馬戦③ ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース※皐月賞は5戦目
2着 サンリヴァル 新馬戦① ホープフルS4着 弥生賞4着 →当該レース※皐月賞は5戦目
3着 ジェネラーレウーノ新馬戦③ ホープフルSなし 京成杯1着 →当該レース※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 2着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-1-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0) サンリヴァル
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-1
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-9 エポカドーロ、ジェネラーレウーノ
ホープフルS →皐月賞直行0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行0-0-0-0
2017年
1着 アルアイン 新馬戦① ホープフルSなし 毎日杯1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 ペルシアンナイト 新馬戦① ホープフルSなし アーリントンC1着→当該レース※皐月賞は6戦目
3着 ダンビュライト 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-1-3 ダンビュライト
〃 不出走 → 〃以外 1-1-0-11 アルアイン、ペルシアンナイト
ホープフルS(G2)→皐月賞直行 0-0-0-1 レイデオロ①→⑤
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2016年
1着 ディーマジェスティ新馬戦② ホープフルS取消 共同通信杯1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 マカヒキ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 サトノダイヤモンド新馬戦① ホープフルSなし きさらぎ賞1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 マカヒキ
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-12 ディーマジェスティ、サトノダイヤモンド
ホープフルS(G2) →皐月賞直行0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行0-0-0-0
2015年
1着 ドゥラメンテ 新馬戦② ホープフルSなし 共同通信杯 2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 リアルスティール新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 キタサンブラック新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-8
〃 不出走 → 〃以外 1-1-1-3 ドゥラメンテ、リアルスティール、キタサンブラック
ホープフルS(G2) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2014年
1着 イスラボニータ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 トゥザワールド 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ウインフルブルーム新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 2着→当該レース ※皐月賞は7戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 トゥザワールド
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-11 イスラボニータ、ウインフルブルーム
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2013年
1着 ロゴタイプ 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は8戦目
2着 エピファネイア新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 4着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 コディーノ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-1-0 エピファネイア、コディーノ
〃 不出走 → 〃以外 1-0-0-12 ロゴタイプ
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2012年
1着 ゴールドシップ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース※皐月賞は6戦目
2着 ワールドエース 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ディープブリランテ新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-0-0-4
〃 不出走 → 〃以外 1-1-1-10 ゴールドシップ、ワールドエース、ディープブリランテ
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
2011年
1着 オルフェーヴル 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2着 サダムパテック 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンバラード 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 9着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 2着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 3着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 4~5着 → 〃 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-1)
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 不出走 → 弥生賞 0-1-0-2 サダムパテック
〃 不出走 → 〃以外 1-0-1-8 オルフェーヴル、ダノンバラード
ホープフルS(OP) →皐月賞直行 0-0-0-0
朝日FS →皐月賞直行 0-0-0-0
以上10年間の臨戦過程とレース結果のデータをまとめてみると
ホープフルS 1着 → 弥生賞 0-0-0-1 ※弥生賞以外(0-0-0-2)
〃 2着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-5)
〃 3着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-2)
〃 4~5着 → 〃 0-1-0-3 ※弥生賞以外(0-0-0-2) サンリヴァル
〃 6~9着 → 〃 0-0-0-2 ※弥生賞以外(0-0-0-0)
〃 10~18着 → 〃 0-0-0-0 ※弥生賞以外(0-0-1-1) ガロアクリーク
〃 不出走 → 弥生賞 0-4-2-28
皐月賞1着 該当馬なし
皐月賞2着 マカヒキ、トゥザワールド、エピファネイア、サダムパテック
皐月賞3着 ダンビュライト、コディーノ
〃 不出走 →弥生賞以外 8-4-7-94
皐月賞1着 エポカドーロ、アルアイン、ディーマジェスティ、ドゥラメンテ
イスラボニータ、ロゴタイプ、ゴールドシップ、オルフェーヴル
皐月賞2着 サンリヴァル、ペルシアンナイト、リアルスティール、ワールドエース
皐月賞3着 ダノンキングリー、ジェネラーレウーノ、サトノダイヤモンド、
キタサンブラック、ウインフルブルーム、ディープブリランテ、
ダノンバラード
ホープフルS →皐月賞直行 2-0-0-1
コントレイル G1①→①、
サートゥルナーリアG1①→①、
レイデオロ G2①→⑤
朝日FS →皐月賞直行 0-1-0-0 サリオス
通算10年でみると、ホープフルSに出走経験のある馬より、未経験馬の方が遙かに良績を挙げています。中でも共同通信杯出走馬が4勝で、次にスプリングSが3勝と続き、弥生賞出走馬は未勝利(2着は4回)に終わっています。
この傾向が『ホープフルS』のグレードの変化によって裏付けられるか、検証したいと思います。
【過去10年間におけるホープフルS出走の有無別の成績】
ホープフルS 出走 2-1-1- 24
(1)皐月賞直行 2-0-0- 1
(2)弥生賞経由 0-1-0- 11
(3)他レース経由 0-0-1- 12
ホープフルS不出走 8-8-9-122
【グレード別ホープフルS出走の有無別の成績】
G1(2017年~)3年間 皐月賞2018年~2020年
ホープフルS 出走 2-1-1-9
(1)皐月賞直行 2-0-0-0 コントレイル、サートゥルナーリア 勝率100%(1着馬に限る)
(2)弥生賞経由 0-1-0-4 サンリヴァル(ホープフルS4着→弥生賞4着)
(3)他レース経由 0-0-1-5 ガロアクリーク(ホープフルS11着→スプリングS1着)
ホープフルS不出走 1-1-2-34
(1)弥生賞経由 0-0-0-7
(2)他レース経由 1-1-2-27 エポカドーロ、
ヴェロックス、
ダノンキングリー、ジェネラーレウーノ
G2(2014年~)3年間 皐月賞2015年~2017年
ホープフルS 出走 0-0-0-4
(1)皐月賞直行 0-0-0-1 レイデオロ①→⑤
(2)弥生賞経由 0-0-0-2
(3)他レース経由 0-0-0-1
ホープフルS不出走 3-3-3-39
(1)弥生賞経由 0-1-1-13 マカヒキ、
ダンビュライト
(2)他レース経由 3-2-2-26 アルアイン、ディーマジェスティ、ペルシアンナイト、
サトノダイヤモンド
OP(~2013年) 4年間 皐月賞2011年~2014年
ホープフルS 出走 0-0-0-11
(1)皐月賞直行 0-0-0-0
(2)弥生賞経由 0-0-0-5
(3)他レース経由 0-0-0-6
ホープフルS不出走 4-4-4-49
(1)弥生賞経由 0-3-1-8 トゥザワールド、エピファネイア、サダムパテック、
コディーノ
(2)他レース経由 4-1-3-41 イスラボニータ、ロゴタイプ、ゴールドシップ、オルフェーヴル
ワールドエース、
ウインフルブルーム、ディープブリランテ、ダノンバラード
レースのグレードがOPとG2だった7年間は、0-0-0-15 とホープフルSは皐月賞でまったく通用しない参戦過程になっていました。
G2で最終戦となった2017年の1着馬レイデオロでさえ、皐月賞に直行して5着に敗れています。
ところが、G1に格上げされた途端、サンリヴァルがホープフルS4着→弥生賞4着→皐月賞2着となり、連絡みする参戦過程に変貌したと推測できます。2019年、2020年と2年連続でホープフルS1着馬(コントレイル、サートゥルナーリア)が皐月賞に直行して1着になったことからも、ホープフルSがG1になったことと、このレースに出走する馬の潜在能力・質が高まったことが認められる裏付けになったと考えられます。
ちなみに、G1に格上げされた初年度2018年の1着馬タイムフライヤーは皐月賞に直行せず、若葉S5着を挟んで出走し、10着に敗れていることも予想する上で知っておきたいものです。
G1昇格後のホープフルS出走馬については、皐月賞に直行した馬を皐月賞の有力候補に選択することが正解かもしれません。
ホープフルS出走馬で、前哨戦を使う場合は『弥生賞』が以前よりは有力な路線になった可能性がありそうです。ただし、前述のサンリヴァルのみで、3年間で0-1-0-4は他の路線よりは多少の可能性があるということに過ぎません。
これまでホープフルSと弥生賞が皐月賞とどのように関係性があるかを中心にみてきましたが、改めてこの10年間の上位入賞馬を参考に今年の出走馬の選択に入ろうと思います。
【過去10年間の上位入賞馬】
2020年
1着 コントレイル 新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 サリオス 新馬戦① 朝日FS 1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 ガロアクリーク 新馬戦① ホープフルS11着 スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2019年
1着 サートゥルナーリア新馬戦① ホープフルS1着 弥生賞なし →当該レース ※皐月賞は4戦目
2着 ヴェロックス 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S1着 →当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンキングリー 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2018年(ホープフルS G1昇格後の皐月賞)
1着 エポカドーロ 新馬戦③ ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 サンリヴァル 新馬戦① ホープフルS4着 弥生賞4着 →当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ジェネラーレウーノ新馬戦③ ホープフルSなし 京成杯1着 →当該レース ※皐月賞は5戦目
2017年
1着 アルアイン 新馬戦① ホープフルSなし 毎日杯 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 ペルシアンナイト 新馬戦① ホープフルSなし アーリントンC1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダンビュライト 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2016年
1着 ディーマジェスティ新馬戦② ホープフルS取消 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 マカヒキ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 サトノダイヤモンド新馬戦① ホープフルSなし きさらぎ賞 1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2015年(ホープフルS G2昇格後の皐月賞)
1着 ドゥラメンテ 新馬戦② ホープフルSなし 共同通信杯 2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2着 リアルスティール 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は4戦目
3着 キタサンブラック 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は4戦目
2014年(ホープフルS OP最後の皐月賞)
1着 イスラボニータ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 トゥザワールド 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ウインフルブルーム新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 2着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2013年
1着 ロゴタイプ 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は8戦目
2着 エピファネイア 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 4着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 コディーノ 新馬戦① ホープフルSなし 弥生賞 3着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2012年
1着 ゴールドシップ 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
2着 ワールドエース 新馬戦① ホープフルSなし 若葉S OP 1着→当該レース ※皐月賞は5戦目
3着 ディープブリランテ新馬戦① ホープフルSなし スプリングS2着→当該レース ※皐月賞は5戦目
2011年
1着 オルフェーヴル 新馬戦① ホープフルSなし スプリングS1着→当該レース ※皐月賞は7戦目
2着 サダムパテック 新馬戦② ホープフルSなし 弥生賞 1着→当該レース ※皐月賞は6戦目
3着 ダノンバラード 新馬戦① ホープフルSなし 共同通信杯 9着→当該レース ※皐月賞は5戦目
ホープフルSのグレードと関係なく皐月賞1着馬は一流・超一流であり、新馬戦では少なくとも複勝圏内で、ほとんどが1着であることは言うまでもありません。
また、皐月賞までのレース経験も、クラシックの栄冠を争って勝ち取るだけの高い能力とその後の成長と将来の活躍を期待される馬であることから、無理(無駄)にレースを使われていないことが以下のデータからも分かります。
【過去10年間における皐月賞上位入賞馬のレース経験数との関係】
皐月賞1着 皐月賞2着 皐月賞3着
皐月賞は4戦目 2頭 3頭 3頭
皐月賞は5戦目 3頭 3頭 4頭
皐月賞は6戦目 3頭 4頭 2頭
皐月賞は7戦目 1頭 0頭 1頭
皐月賞は8戦目 1頭 0頭 0頭
ほぼ、3戦から5戦の経験で皐月賞に出走していることが認められます。
ホープフルSがG1に昇格し、皐月賞との関連が薄かった2歳G1朝日FSよりも、距離も開催競馬場もまったく同じ2歳G1が誕生したことで、皐月賞でG1の2連勝を狙う意欲がこれまでよりも高まったと考えられます。そのためには、これまで以上に目標を絞ってレースを選択し、より少ないレース経験で皐月賞に臨んで結果を出すことが求められます。
そのことは、G1昇格後の皐月賞までのレース経験とレース結果の関係に限定してまとめた以下の表で明らかに示されていると思います。
【G1昇格後における皐月賞上位入賞馬のレース経験数との関係】
皐月賞1着 皐月賞2着 皐月賞3着
皐月賞は4戦目 2頭 1頭 1頭
皐月賞は5戦目 1頭 1頭 2頭
皐月賞は6戦目 0頭 1頭 0頭
皐月賞は7戦目 0頭 0頭 0頭
皐月賞は8戦目 0頭 0頭 0頭
2020年コントレイルと2019年サートゥルナーリアが2年連続でホープフルS1着から皐月賞に直行し、4戦目でG1の2連勝を達成したことから、皐月賞への臨戦過程の新たな流れが感じ取れます。
以上、これまで検討してきたデータを踏まえて予想し、印を打ってみたいと思います。
△1.アドマイヤハダル 2019年2着ヴェロックスと同じ若葉S1着(着差も0.5で同じ)
若葉S1着では、ホープフルS5着シュヴァリエローズ(5番人気)に先着
エリカ賞1着(ディープモンスターに先着)
アイビーS4着で敗れたオーソクレース(ホープフルS2着)が回避
2.ルーパステソーロ
3.ステラヴェローチェ
4.イルーシヴパンサー
△5.ヴィクティファルス スプリングS1着から4戦目で皐月賞出走はキタサンブラックと同じ
2015年キタサンブラックは無敗3連勝で皐月賞3着
共同通信杯2着は、無敗馬エフフォーリアと着差0.4
△6.ヨーホーレイク きさらぎ賞2着から皐月賞の複勝圏の例はないが、G1ホープフルS3着なら
○7.エフフォーリア 共同通信杯1着から皐月賞を制したのは次の3頭。
ディーマジェスティ、イスラボニータ、ゴールドシップ
共同通信杯2着からドゥラメンテも皐月賞1着で、共同通信杯経由は4勝と最多。
ただしホープフルSがOPの時に1勝。G2では3勝
ホープフルSがG1昇格後はダノンキングリーが3連勝から3着
3連勝で皐月賞の参戦した馬の成績は1-0-3-4、1着はコントレイルのみ。
◎8.ダノンザキッド G1ホープフルS1着で皐月賞直行なら確勝級の本命にしたいが・・・
ホープフルS2着から皐月賞直行のオーソクレース回避のため繰り上げで本命に
他のホープフルSの経験馬は皐月賞に直行せず(タイトルホルダー、ヨーホーレイク)
△9.ラーゴム 2016年サトノダイヤモンドと同じ「きさらぎ賞」1着から参戦。
今年の「きさらぎ賞」は例年の1800mから皐月賞と同じ2000mで皐月賞通用の可能性大に。
アイビーSは回避したオーソクレースの2着(着差0.0クビ)で、実力を認めたい。
10.シュヴァリエローズ
▲11.ディープモンスター 4戦全て1番人気で3勝2着1回なら実力通用。
エリカ賞2着でアドマイヤハダルに逆転可能。
ホープフルS不出走から弥生賞以外から2連勝で参戦。穴馬ならこれか?
12.ワールドリバイバル
△13.タイトルホルダー ホープフルS(4着=複勝圏外)から弥生賞経由は、皐月賞2着サンリヴァル。
ただし、この路線での弥生賞経由の成績は 0-1-0-11 で、大きな期待は?
ホープフルS不出走で、弥生賞経由なら 0-4-2-28 なんですが・・・
×14.アサマノイタズラ スプリングS2着で追加登録までして参戦するなら
△15.グラティアス 京成杯1着からの参戦は、2018年ジェネラーレウーノ3着の例があるので
×16.レッドベルオーブ 朝日杯FSからの直行の参戦で皐月賞上位入賞は、2020年サリオスの1例のみ
サリオスは、朝日杯FS1着からの参戦で皐月賞2着。
朝日杯FS3着からの参戦ではあるが、2戦連続の2歳レコードで2連勝は秀逸。
サリオスの2歳レコードタイムは1分32秒7に対して1分32秒4。
朝日杯FSのサリオスは1分33秒0(1着)に対して1分32秒7(3着)
データを信じるか信じないかは自分次第!
これでなんとか的中しますよう<(_ _)> 幸運を祈ります。
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