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⑴ 好レース
レコードである決着時計はもちもん,道中のハイラップを含め,八百長の付け入る余地が極めて低い,非の打ち所がない好レースでした。
⑵ 走破内容(各馬)
➖1 優勝タイトルホルダーについて
文句なしに強かったです。
今までは,勝っているレースが長距離戦ということもあって,スピード指数に反映しにくく,タイトルホルダーが強いのか,相手が走っていないだけなのか,見極めが非常に難しい成績でしたが,このラップを追走してこの時計で快勝している以上,強いと認めないわけにはいきません。
➖2 2着ヒシイグアスについて
単勝5人気と評価されており,大阪杯組から来るのはこの馬と,多くの人からは見られていたようです。
内容も文句無し。
先週の結果分析スピード指数でも,現在の計測になってから4位のハイアベレージ(1位は今回のタイトルホルダー・2位Tが2018ミッキーロケットとワーザー),相手が悪かっただけで,GⅠ勝って何の不思議もないポテンシャルを示したと評価できます。
好評価はここまで。
➖3 3着デアリングタクトについて
予想以上に好走。歴代の名牝と比較した場合どうかと思うところもありましたが,上位2頭とは差があったものの,この馬も力のあるところを示したと思われます。
予測登録後に,パンサラッサの2着は無いので,本当なら3着付けでデアリングタクトから逆さ流しと記載して,その通り来られてハズレてしまいました。
➖4 4着ディープボンドについて
自己キャリア中4位のタイム指数を計上。
自己1位2位は数値の出にくい3000mクラスでの走破なので,相手がハイレベルレースに持ち込んでくれた場合,たぶん強いんだろうという馬なのですが,来るとしたら,タイトルホルダーを飛ばして,逆転できるはずのない春天組から連体させてくるかと見ていました。
中距離戦では,昨年暮れ,勝馬エフフォーリアより2着指数なのに上位で99.2に次ぐ98.3と,春天よりはるかに実力を示した結果となりました。
➖5 5着マイネルファンロンについて
7歳にして自己ベスト更新。
これまでの自己ベスト・6歳夏・新潟記念1着時の93.0を更新する95.5と,ハイペースで引っ張る馬さえいれば,いつでも止まらず突っ込んでくるという,健康度が高く,勝負根性(銀の荼毘が言う勝負根性とは走行姿勢の低さのこと)に優れた好い馬と言えるでしょう。
この馬もディープボンドと同じで,相手次第,ハイペースに他人が持ち込んでくれることで走るので,こういう他力本願型は人気では消し・人気薄でヒモに押さえというのは,今後も覚えておきたいところです。
⑶ 戦前予想の巧拙
➖1 ペース・展開について
公開予想とした通り,
【隊列はパンサラッサ→タイトルホルダーであっさり決まるが全体的にはハイペース】
この通り予測できたと思います。
まあ,スローなんかになってたら,八百長や,この組み合わせであるわけ無いと,今頃大騒ぎしてるでしょうが,,,
➖2◎パンサラッサについて
それでもパンサラッサが逃げ切る可能性の方が高いかと思いましたが,このレースに限り,タイトルホルダーの方が強かったですね。
負けて悔いなしと言ったところでしょうか,相手を褒めたいところです。
➖3◯タイトルホルダーについて
前記の通り,絶賛に値する好レースでした。
➖4▲オーソリティについて
キムテツでなければ,こちらが◯であったオーソリティ,取り消しで,何やかやで,どうしてこの厩舎は変な目立ち方をしますかね?
まあ馬に責任はありませんが,,,取り消しを予測することは不可能。
➖5△アフリカンゴールドについて
予測通りのレースはしてくれたとは思います。
まあ枠が悪かったでしょうか? 外枠ならもう少し粘れたかと思われますが,,,
➖6X ヒシイグアスについて
前記の通り,実力を示してくれました。
➖7X ポタジェについて
例年8枠からの追い込みが決まりやすい宝塚ですが,それでもそれほど人気していませんでした。
大阪杯と宝塚を連勝するかと聞かれれば,そんな名馬じゃないよと誰もが思うでしょうし,まあ来ても2着3着というのは,銀の荼毘だけでなく誰でもそう感じたのかも?
大阪杯はハイペースで不調馬の好走が難しかったとはいえ,タイムランク自体はDであり,今回タイムランクB決着ではちょっと足りないように,これからもGⅠでは紐に押さえが正解と言えるでしょう。
➖8X アリーヴォについて
買った馬の中で,もっとも無駄な購入に当たってしまったのがアリーヴォでした。
ハイペースを終始後方で,最後脚も無かったですね。
出来もそうでもなかったというか,そもそも,ここを狙って仕上げてきていなかったのかもしれません。
ただ,大阪杯を見る限り,ヒシイグアス・ポタジェとの差を見出せず,X3頭で2-3着を狙ったわけで,これを捨てるならヒシイグアスも切りとなることから,負け惜しみではなく,まあ外して悔いなしと言うところでしょうか。
➖9消し エフフォーリアについて
エフフォーリアのキャリアベストは有馬記念の96.0であり,今回95.5ですから,それほど走れてないわけではありません。
6着がどうの,マイネルファンロンに先着されてどうのと言われていますが,エフフォーリアのキャリアにおいて,スピード指数的には『こんなもん』なんですね。むしろ良く走ってる方と言えるのではないでしょうか?
武史も言っていたようですが,ハイペースがダメというのは,筋肉マンになってしまうとマイル以上保たない馬が多いというのと同じで,この作りでは今後もハイレベル中距離GⅠは難しいのではないでしょうか?
しかし95.5/2200という走破は悪いわけではないので,レベルが落ちれば,GⅠをまた勝つことも無くはないと思います。
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