山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(桜花賞)

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2020年・桜花賞
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桜花賞はこれまで数々の1番人気馬が人気を裏切ってきました。2012年・ジョワードヴィーブル→6着、2013年・クロフネサプライズ→4着、2015年・ルージュバック→9着、2016年・メジャーエンブレム→4着、2017年・ソウルスターリング→3着、2018年・ラッキーライラック→2着。2019年・ダノンファンタジー→4着など。それもルージュバック、メジャーエンブレム、ソウルスターリン、ラッキーライラックは、単勝オッズ1.0倍台の断然人気馬です。

これらの共通項はというと、メジャーエンブレムを除いて、休養明けで前走の重賞を好走した馬たち。特に、前走で重賞を制した1番人気馬の桜花賞でのぶっ飛び率は、半端なものではものではありません。2015年は前走・休養明けできさらぎ賞を制したルージュバックと前走・休養明けでチューリップ賞を制したココロノアイ(2番人気)が10着に敗れて大波乱。

過去10年で休養明けでチューリップ賞を制して桜花賞馬となったのは2014年の1番人気馬ハープスターのみですが、同馬はそれまでのキャリアが4戦と浅い馬。桜花賞では指数を上昇させての優勝でした。(過去10年で休養明けで重賞を勝って、桜花賞馬となったのはハープスターだけ) 

確かに成長途上のキャリアの浅い段階でチューリップ賞を制した馬ならば、桜花賞を成長力で突破する場合がありますが、名馬でも休養明けで走り過ぎれば二走ボケを起こすことを証明しています。他に2010年に1番人気でアパパネが優勝していますが、同馬は前年の阪神ジュベナイルfの覇者でありながら、前走のチューリップ賞では、2着に敗れています。さて、今回で二走ボケを起こす馬はどの馬か?

また、桜花賞が行われる阪神マイルは、昨日の阪神牝馬Sの傾向でもお伝えしたように、最初の3コーナーまでのストレートが約444mと長く、逃げ馬の出方次第では、スローペースにもハイペースにもなります。昨日の阪神牝馬Sは、先行馬揃いではありましたが、逃げ馬はトロワゼトワルのみで、鞍上がハイペースを嫌う騎手だったこともあり、平均ペースで収まりました。

今回の桜花賞は、逃げ馬がスマイルカナ、レシステンシアの2頭。スマイルカナは馬群に入れた赤松賞、チューリップ賞が凡退の一方で、ハナへ行った場合は3戦3勝。特に緩みないペースで逃げたフェアリーSがしぶとく粘って優勝したこともあり、同馬は逃げ宣言。スマイルカナがハナへ行く気になれば、外枠のレスステンシアは逃げられないでしょう。

レシステンシアは折り合っても問題のない馬ですが、その場合はファンタジーS勝ちや前走のチューリップ賞3着の実績が示すようにトップクラスの一頭のパフォーマンスでしか走れない馬。一方、阪神ジュベナイルFでは圧勝しているように、玉砕逃げを打てばえげつなく強いです。それだけにスマイルカナに競って行く可能性が高く、馬場が悪化するほどハイペースになる可能性が高いでしょう。

レシステンシアが自分の型に嵌めなかった場合には、ほぼ横一線という力関係だけに荒れる要素は満載ですが、ハイペースが想定される以上、展開上有利なのは差し、追い込み馬。穴狙いをするのであれば、それらを本命にするのがもっとも有効と言えます。

 ナイス!(18

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この日記へのコメント

ざいまか師匠 ざいまか師匠|2020年4月12日 9:10 ナイス! (1)

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