競馬戦略研究所所長さんの競馬日記

重賞回顧 天皇賞春

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早めのペースで進行したレースでしたが、人気馬がしっかり力を出し切れたレースになりました。前走で同距離を勝ったことにより穴人気となったディアスティマに自分のレースはさせまいとジャコマルがつつく展開。それを見るように内ラチで抜け出しを狙う所長◎のカレンブーケドール。2週目の3コーナーすぎでペースを上げて前の2頭を潰して自力勝負に出たカレンブーケドールに外から手をしごいて追いかけるディープボンド。直線に向いたときはカレンブーケドールが「勝った!」と思いました。しかしながら、ここから牡馬の実力馬が本領を発揮。手ごたえが悪く見えたディープボンドがカレンブーケドールを交わし勝ちが見えたところに満を持してアリストテレスの脚色を見てマークを早めに前にスイッチする福永騎手の好判断でNO1の上りを使い、ディープボンドを交わし切ったところがゴールでワールドプレミアが菊花賞以来2つ目のG1制覇となりました。これで菊花賞が武豊騎手のファインプレーで勝ったとは言われないようになるでしょうし、次走は気になると思いますが、有馬記念を3度目の正直で勝てる下地はできました。

 2着は常にコントレイルの陰に隠れていたディープボンドが前走で覚醒。G1制覇が手の届くところにありましたが、最後の粘りは特筆もの。スタミナ勝負のG1では常に注意しなければならない馬に成長しました。

 所長◎のカレンブーケドールは今回もG1に手が届きませんでしたが、馬体を少し増やして臨むなど、陣営はやることはやっての出走。今回で評価は上がっても落とす内容ではありません。

 アリストテレスも今回のレースで、自分の勝ちパターンを見つけたはずです。ルメール騎手はG1に出走する有力馬はたくさんおりましが、ぜひこの馬は継続騎乗をして欲しいです。

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