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「タイトルを取らせてあげたい」阪神セントウルS(G2)に過去10年1番人気全滅のデータ「坂路の皇帝」ネロが打倒ビッグアーサーへ2週連続の一番時計!━Gambling Journal ギャンブルジャーナル/
2016年9月11日 8時0分 http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1246.html
四肢を唸る様に回転させ、「坂路の皇帝」が"庭"となる栗東の坂路コースを駆け上がった。
本当にこの馬が未だ重賞未勝利なのか......思わずそんな疑問に駆られるほど、ネロ(牡5歳、栗東・森厩舎)の調教の動きは見る者を圧倒する。
11日のセントウルS(G2)へ向けての最終追い切りでは、僚馬のヨシオを2馬身追走し、並ぶ間もなく4馬身ぶっちぎった。栗東坂路4F48.7秒は、この日の断トツ一番時計。しかし、陣営に驚きの色はまったくない。
「もう、この馬はこれくらいの時計が出ても驚かなくなりましたね」
陣営がそう評するのも当然だ。実はネロにとって、今回は2度目の"リハーサル"。先週の1週前追い切りでは、今週を上回る栗東坂路4F48.4秒を叩きだしている。もちろん一番時計で、つまりは2週連続で坂路最速を記録したということだ。
まさに「坂路の皇帝」。ちなみに自己ベストの48.2秒は、2006年にジョイフルハートが記録した栗東坂路レコード48.0秒に迫る好時計。調教内容が必ずしもレースに繋がるわけではないのが競馬の難しいところだが、短距離レースは比較的繋がりやすいといわれている。
第一、これだけの猛時計を2週連続で記録して調子が悪いわけがない。「早くから、このレースを目標にして調整してきました。1週前追い切りでは相変わらず、すごい時計で動きましたし、体調は変わらず良いですよ」と陣営も状態の良さに太鼓判を押している。
次のページ▶▶▶ 1番人気が勝利できないレースで
そもそもこのセントウルS(G2)が、別定戦のG2にもかかわらず波乱含みのレース。過去10年で1番人気が勝利したのが中京開催だった1度しかなく、阪神開催に限定すれば「全滅」という有り様だ。
そして、その中には当然ながら2014年のハクサンムーン、13年と12年のロードカナロア、09年のスリープレスナイト、08年のスズカフェニックス、07年のキンシャサノキセキと「G1級」の敗戦も含まれている。
つまりこれは新スプリント王で、1番人気が濃厚のビッグアーサーも例外ではないということだ。
そして、そういった強豪を負かしたのが、ネロのような夏の勢いをそのまま持ち込んできた伏兵たちである。前走のアイビスサマーダッシュ(G3)では、得意の千直コースでそのスピードを存分に発揮したが、"千直女王"ベルカントにアタマ差だけ屈した。しかし、後続には完勝しており、悲願の重賞制覇もあと一歩のところまで来ている。
カギを握るのは1200mへの対応となるが、陣営は「精神面で成長し、レースでコントロールできるようになりました。(今なら)距離は1200mでも全く問題ない。同じような坂のある中山で2勝しているし、開幕週の馬場も合っていると思う」とあくまで強気。
「この後はスプリンターズS(G1)も視野に入っているので、何とか次につながるレースをしてほしいし、この馬にタイトルを取らせてあげたい」
2006年に栗東坂路レコードを記録した"前王者"ジョイフルハートは、後に重賞を制して調教の動きがレースに繋がることを自らで証明して見せた。"現王者"ネロがここでビッグアーサーら退ければ、短距離界の頂点が見えてくる。
「坂路の皇帝」の威信を懸けた、注目の一戦になりそうだ。
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