覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英のダービー・2022

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まずはオークスの回顧から。コラムの内容自体は良かったと思います。桜花賞2着だったウォーターナビレラは、いかにもオークス向かないタイプで消して、正解だったし、人気のサークルオブライフも、ゲート待たされなくても、成長力や距離含め、それほど好走できなかったんじゃないかと思います。前夜は一番人気の時間帯もあった、川田騎手が選んだからと人気のアートハウスも、中内田厩舎の馬だったり川田騎手が、この馬の母で、もう少しやれたんじゃないか、などの絡みもあり、桜花賞馬スターズオンアースを選ばなかったのですが、あっさり、桜花賞馬が勝つという結果でした。この1か月くらいの期間だと、能力差逆転はなかなか難しいのかもしれません。コラム(競馬日記)で本命とバレバレな「有力」とただ一頭書いたように、少額馬券はとらせてもらいましたが、直前に更に欲が出て、調教良かった須貝厩舎のベルクレスタからを厚く買ってしまい失敗しました。自分で、桜花賞からの800Mの距離延長を考え過ぎて失敗の30年と書いたばかりなのに、またやってしまいました・・。あとは10番人気スタニングローズを拾いにくいデータ派の人が結構多かったんじゃないかと思いますが、ここ5年くらいは、使い方・ローテかなり変わってきて、ぶっつけや使い分け増えたので、過去10年間のフラワーC組のデータとか見て、要らない、とか判断してると、勝てないと思います。馬単体でみないと、過去10年の自信と関係ない馬の成績なんて意味が無いし、使い方も10年前となんて全然違いますから。フラワーCがスタミナ問われるレースだし、そこから直行だったので人気の盲点だったのかもしれませんが、Dレーン騎手を用意してきたように、サンデーR+ノーザンFの本気度は戦前からうかがえたと思います。長くなりましたね・・。直前にひねりすぎて、3連単100円しか買えなかった後悔が強くて・・。いつも通り1000円くらい持ってたら、久々の帯封だったのになあ・・。今週がんばります。

それでは、ダービーの話へ。くりーくプロからお話いただいて、中間調教チェックのコラムに多くのプロとともに注目馬はあげました。たくさんのプロからの原稿まとめるの、結構めんどくさかったと思われますが、私含めて、長い文章のプロが数人居て、全体かなり長めですが、そこが、また、すごく充実した神回だったと思いますので、まだ読んでない方は是非、読んでみてください。やはりダービーは特別な感じあり、当てられないと、牡馬路線ちゃんと見えてないということになるので、是非当てたいものです。というか堅い決着多いので、先週のオークスと違って、いかに少点数で、きっちり仕留められるかというレースでは。

<全頭診断>
1番人気想定 イクイノックス:皐月賞はぶっつけで5ヶ月ぶりのレースになり、元々ダービーを狙ってきたと思われるローテで、大外枠ながら、0.1秒差の2着と好走した。父キタサンブラック似の、のびのある雄大な馬格と、隠れ世界的良血馬の母父キングヘイローの良さが凝縮された馬で、東京2400mならのびのび走ることができ、実力を出し切れるのでは。種牡馬としてのキタサンブラックは、繁殖牝馬の質がそう高くない割にかなりポテンシャルのありそうな出だしで、まだまだ評価が追いついていない感じもあり。ディープインパクト以上に、成績は残せずも馬格があったその兄ブラックタイドの血脈が、キタサンブラック通して広がっていくのかもしれない。

2番人気想定 ダノンベルーガ:皐月賞では本命を打ったが、内が悪い馬場とはいえ、もたれたりもあり4着と物足りない内容。ダービー向きと言われてきたが、メンタル含めて、ちょっと足りない感じもして、人気だが、あまり今回は、正直評価してない。ただソダシの時もそうだったように本命はずした途端にやられる、っていうのもありえる。能力は確かだが、川田騎手が、ガチ追いしても、2週連続で馬がよれる、っていう方を予測。ヒモには。

3番人気想定 ドウデュース:皐月賞ではすごい末脚で3着まで押し上げて来て、いかにもダービー向きという印象もたせたが、逆にキレすぎて、マイラー寄りなのかな?というのもありえる結果。武豊騎手とキーファーズのコラムとか見ると応援したくもなるが、ヒモで厚く買いたい。

4番人気想定 ジオグリフ:ノーザンFが力を入れている種牡馬ドレフォンな皐月賞馬。サンデー×ストームキャット系がたくさんの活躍馬を出してきただけに、サンデーやその仔のディープの血があふれている時代だけに、それをひっくり返した組み合わせとなるストームキャット系の種牡馬というのは正解なのかもしれない。ただダービー向きとはこの馬は思っていない。そこそこやれるだろうが、皐月賞は福永騎手の腕による部分大きかったのでは。

5番人気想定 オニャンコポン:少し人気的には離れた形での5番人気なのかもしれないが、正直びっくり。瞬発力の無い産駒出すエイシンフラッシュ(自身は切れる末脚だったが)と母父もこれまた瞬発力無い産駒出すヴィクトワールピサだけに道悪要員としては良いのだろうが、良馬場なら全く食指の動かない馬。名前の面白さ人気なのだろうか??

6番人気想定 キラーアビリティ:皐月賞は出遅れて4番人気13着とダメだったが、ホープフルS勝ちのG1馬でもあり、ディープインパクト産駒のノーザンF生産馬で調教も良く、皐月賞はノーカンで、そこそこやれてよい。

7番人気想定 アスクビクターモア:弥生賞勝ち馬だが、時々いるディープインパクト産駒ながら、瞬発力無く、逃げに近い先行まででないと結果の出ないタイプで、このタイプは瞬発力勝負のダービーでは難しい。地味ながら最近結構いい騎乗している田辺騎手頼みか。

8番人気想定 プラダリア:青葉賞勝ち馬だが、例年のようにそれほどインパクトの無い勝ち方で(父はディープインパクトだが)、育成の早まった現在では、遅れてきた大物というのは、かなり難しくて、本当に強い馬は、早い時期にポンポンと勝っておいて、目標のレースに向けて鍛えてくる、というスタイルが本流では。

9番人気想定 マテンロウオリオン:NHKマイルCでの2着からの参戦という異例のローテーションだが、横山典騎手が教育してきてNHKマイルCで鋭い末脚で追い込んできたように、ここは距離不安を言われるのだろうが、通用するだけの能力あり。穴で。

10番人気想定
アスクワイルドモア:京都新聞杯を8番人気ながら激走した。キズナ産駒で母父ゼンノロブロイで近親ペルーサなど、人気無さそうだが、激走ありえる存在。

ロードレゼル:青葉賞2着馬だが、中内田厩舎らしく叩いての上昇はあまり期待できず、秋以降の馬かなあとも思うが、Dレーン騎手を確保できたのは大きい。

ピースオブエイト:3連勝で毎日杯まで勝って、潜在能力高いのだろうが、毎日杯勝ちも、やや重馬場での(出遅れからの)逃げ切りという内容で、例年の瞬発力勝負になりやすい毎日杯勝ちの価値ほどはなさそうで、秋以降の馬では。

デシエルト:ダートで2連勝して初の芝で若葉Sまで勝ち進んで3連勝で臨んだ皐月賞は7番人気16着と惨敗。前に行って粘るタイプだけに、ダービー向きではない。母母アドマイヤグルーヴのドレフォン産駒だけに中距離ローカル重賞向きでは。

ジャスティンパレス:2連勝で臨んだホープフルS2着と世代上位なのかと思われたが(POGで私も持っていてしめしめ、とおもっていたのですが・・)、皐月賞では9番人気9着と2戦連続出遅れての冴えない競馬で、成長力どうなの?という残念な内容。

ジャスティンロック:京都2歳S勝ち馬だが、レベルの低めだった弥生賞4着、皐月賞7着とトップレベルとはまだ差があるか。

セイウンハーデス:プリンシパルS勝ち馬だが、そうインパクト無い感じで、シルバーステート産駒だけに、更に距離400M延びるのはプラスでなさそう。

マテンロウレオ:きさらぎ賞勝ち馬だが弥生賞10着、皐月賞12着と惨敗つづき。前走もポツン最後方な横山典騎手の教育を横山和騎手がどう乗るのかくらいで、きさらぎ賞くらいうまくいかないと好走厳しいのでは。

ビーアストニッシド:スプリングSは5番人気ながら逃げて勝った馬だが、皐月賞は13番人気11着と凡走。ここでの激走は期待薄。

<まとめ>
有力:イクイノックス

ヒモで:ドウデュース、ダノンベルーガ

穴で:マテンロウオリオン、アスクワイルドモア

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