覆面ドクター・英さんの競馬日記

桜花賞・2021(大阪杯の回顧も)

 公開

1,239

まずは大阪杯の回顧から。
大阪杯は雨で馬場かなり悪くなっただけあり結果も難しかったですね。最終的な▲△◎だったのですが、コントレイル頭で買ってしまっていたので失敗でした。このコラムではレイパパレを「まだ目一杯の競馬をしておらず、コントレイルからすると一番嫌な相手かも」と評価し、モズベッロも「昨年の宝塚記念で12番人気3着と激走歴あり。今年も人気薄で激走あるとしたらこの馬か」、人気で沈んだグランアレグリアの評価も「藤澤和厩舎の馬優先主義は、悪条件など、嫌なことがあると割と投げ出すこともよくあり、関西遠征の負担込みで消したい」と、言ってる事は正しいと思うのですが、なんせ馬券持ってないんじゃどうしようもないですね・・。

それでは桜花賞の話へ。阪神JF上位馬がぶっつけで使ってくるのは時代の流れを感じますが、調教は順調なようで、また前哨戦も良血馬が重賞以外のところ(リステッド競走)からもやってきて、ここに来ての成長比べとなり、なかなか楽しみな一戦です。また雨の降りやすいシーズンだけに大阪杯のように人気通りとはならない可能性も十分ありそう。

<全頭診断>
1番人気想定 ソダシ:白毛時代を象徴する4連勝で阪神JFでも力強く抜け出した。大阪杯みたいに馬場が悪くなっても平気そうで、人気だろうが好走確率高いと思われる。近親のダート活躍馬がほとんどな事から、この馬も瞬発力不足とかダート向きとか言われているが、ここまで連勝しているように勝負根性あり並んで抜かせないタイプでは。

2番人気想定 サトノレイナス:新馬、サフラン賞と連勝して阪神JFではソダシの2着と好走した毎度出遅れるが末脚しっかりしている。ただ馬場悪化してキレ味を削がれるのはディープインパクト産駒だけに良くなさそうで馬場次第か。パンパンの良馬場なら

3番人気想定 アカイトリノムスメ:アパパネ(赤い鳥という意味らしい)の娘で、ようやく大物感のある仔を出したが、新馬戦を落とした後は、3連勝でクイーンCを制した。2戦目で道悪もこなしており(母父父が「雨のキングマンボ」だけに)、ソダシとの金子オーナーのワンツー十分あるのでは。

4番人気想定 メイケイエール:ミッキーアイル産駒らしいスピードと前進気勢が強すぎる馬で、チューリップ賞は掛かりどおしながら、同着でどうにか勝利した。あれを見せられると多くの人が本番では要らない、と思うだろうが、掛かり癖のある馬はレイパパレもそうだったように道悪だと、豊富な前進気勢や足元を気にして案外、力みがとれたりして、能力はあるのだからまた走ってもおかしくない。

5番人気想定 シゲルピンクルビー:半姉のシゲルピンクダイヤ(父ダイワメジャー)と比べると、新馬勝ちで臨んだ阪神JFで17着だったので、スケール落ちるのかなあと思われたが、フィリーズレビューでは8番人気ながら勝ち、モーリス産駒らしい、着実に成長してくるところを見せた。姉同様にこの時期良さそうで前走フロック視する必要なさそう。

6番人気想定 アールドヴィーヴル:10月に新馬勝ちして、年明け初戦のクイーンCでアカイトリノムスメの2着と、母母母母がバレークイーンだけあり日本を代表する名牝系にトニービン、シンボリクリスエス、ディープインパクト、キングカメハメハとトップレベルの種牡馬の名前が見られる血統構成。前走18kg体重が減ってしまったが調教順調に積めており問題ないか。

7番人気想定 エリザベスタワー:チューリップ賞はメイケイエールと同着での勝利だった。ただあれは川田騎手が内から併せに行く上手い競馬で、桜花賞ではあんな感じにはなりにくいのでは。ダンチヒ系Kingman産駒だけに、ダンチヒの〇×パターンで本番は凡走かも(ここまでもきれいに〇×〇)

8番人気想定 ファインルージュ:新馬戦を2着に落とした後は、未勝利戦とフェアリーSを連勝してきた。フェアリーSでは2馬身半の差をつけての完勝だった。しかも負かした2着馬のホウオウイクセルが次戦でフラワーCを勝っており、キズナ産駒らしく成長力あるのだろう。そう人気にならなそうで楽しみ。

9番人気想定 ソングライン:新馬戦を2着に落としたのちに未勝利戦と紅梅Sを連勝してきた。二戦とも三馬身差の完勝で、前走紅梅Sも使い分けの影響で1400Mを求めてではないと思われ、キズナ産駒らしく力つけてきている。これまた楽しみな馬。

10番人気以下想定
ククナ:既に5戦を消化しているが間隔とっており、消耗しすぎた感じは無く、早熟だった、という感じでもない。アルテミスSでソダシの2着に敗れ、年明けもシンザン記念とクイーンCでともに1番人気に推されたように(結果は4着と3着とイマイチではあったが)世代上位の評価の馬である。前走は出遅れもあり、また出遅れるかもしれないが実力はまだ見限れない。

ヨカヨカ:スクワートルスクワート産駒の九州産馬だが、前走フィリーズレビューでも2着と頑張っている。ただトップレベルとは差があると私自身は思っており、意外に人気高いので買わない予定。

ストゥーティ:ここ3戦続けて3着(自己条件の1勝クラスでも3着、3着、前走チューリップ賞でも3着)と相手にかかわらず好走そこそこするのだが本番ではさすがに難しいか。モーリス×シンハリーズ系(シンハライト等を出す名牝系)だけにまだまだ成長力あるのかもしれないが・・。

ホウオウイクセル:父がルーラーシップで母母がメジロドーベルであるようにオークス向きの印象で前走フラワーC勝ちもそう思わせる内容だった。桜花賞飛ばしてオークスに向かって欲しい気もするがスタミナ問われる流れになればそこそこやれても。

ミニーアイル:ミッキーアイル産駒で父の影響が強くでているのか勝ち星は二つとも1200Mで距離経験も1400Mと、ここでは厳しそうなスプリンター。

ストライプ:勝ち星ふたつとも1400Mで非根幹距離向きで力もちょっと足りないのでは。

エンスージアズム:フラワーCで2着だった前走、それまでの2勝も1800Mと距離も大丈夫なのだろうが、なんせ戦ってきた相手が弱かった感じが強く、ちょっとここでは厳しいか。ディープインパクト×ストームキャット牝馬という少し前に全盛だった高い配合だが馬体の成長乏しい前走410kg台。

ジネストラ:例年なら不要なアネモネS組(2着)だが今年は結構レースレベル高かった印象で、父ロードカナロアも今の少し重くなった馬場でも合うし、母ハッピーパスで半兄コディーノという血統スケールもあり、激走あっておかしくない存在。

オパールムーン:昨年夏の新馬戦を札幌で勝って以降は勝てず、前走フィリーズレビューでも1番人気9着とここに来ての成長力疑問で不要。

スパークル:5戦目で2勝目を上げたが、中内田厩舎らしく馬体は増えてこないし、あまり上昇無いタイプか。

ゴールドチャリス:昨年12月の中京2歳Sで7番人気1着と激走したが、前走フィリーズレビューでは12番人気12着と続かず、実力不足か。

ヴァーチャリティ:昨年9月に3戦目でようやく未勝利勝ちをおさめるも以降2戦は重賞で10着13着と壁を感じる内容。ダートの自己条件使った方がよさそう。

エイシンヒテン:昨秋に未勝利、1勝クラスと連勝したが、阪神JFでは11着、クーンCで4着と頑張ったがフィリーズレビューで11着と冴えず。逃げてどこまでという馬なので、小回りコースで逃げられるメンツでの好走期待の馬では。

エトワールマタン:3戦目で未勝利勝ちをして臨んだ前走フラワーCで6着とそこそこ頑張ったが、ルーラーシップ産駒でもあり、良くなるのはまだ先では。

ブルーバード:昨年7月の福島で新馬勝ち、8月の新潟でオープンのダリア賞勝ちと連勝したが以降さっぱりで典型的な早熟タイプで不要。

<まとめ>
有力:ソダシ、アカイトリノムスメ、サトノレイナス

ヒモ穴で:アールドヴィーヴル、ファインルージュ、ソングライン、ククナ

この日記へのコメント

コメントはありません。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記