ボズーさんの競馬日記

時計で見るCBC賞&ラジオNIKKEI賞回顧

 公開

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CBC賞 1.09.8
12.4-11.0-11.5 34.9
11.2-11.3-12.4 34.9

中京芝1200ってのはかなり特殊コースでテンの100mくらいからずっと下り坂で、ラスト300mくらいから上り、そしてゴールと言う形状になっております。

そのことから、1400mで活躍する馬や、持続力のある馬ってのが活躍する傾向にあります。
加えて大雨。ちょっと時計では見にくいなと日記公開を見送ったのですが、まぁ予想のアプローチとしてはズレてなかったので何とも。
印に関しては、雨で飛躍しそうだったビップライブラリーが本命だったものの、そこから繰り下げた○レッドと▲アレスの決着。

中京は今開催前に芝を張り替えたそうなので、雨だからとかそういうのはあまり関係なかったみたいですね( ;´Д`)

時計としてみると、前傾ラップになりやすいこのコースにしては前が遅く、前半後半ちょうど同じタイムでした。
セイウンコウセイが残れたのは、その辺の恩恵もありきですね。

一頭ずつ解説を
1着レッドアンシェル
この馬は基本的にテンもそこまで遅くない馬ですが、後半部分が強い馬です。
こう言ったタフなレースで勝ち切ったのは実力の証明ですが、まだテンが流れまくるスプリントレースはしてませんのでその辺は保留ですね。
例えばトライアルやステップで、1400mのレースに出るならばそんなに恥ずかしいレースはしないと思います。
そして何より、福永さんこそが左回りのスペシャリストな気がしてなりません笑

2着アレスバローズ
上りはいつも安定してる馬なので、タフなレースに適正がありそうです。
テンが速すぎると甘くなるタイプなので、ペースも良かったのでしょう。
ただ最内から来たのはビックリしました笑

3着セイウンコウセイ
CBCの方が高松宮より流れるという毎年おかしな現象が起きてたので評価を落としたのですが、おあつらえ向きの展開となりました。
この馬場で結果を出したのならJBCスプリントとか面白いと思うんですけど、まぁ使ってくることはないと思います笑

4着キョウワゼノビア
基本もう少し長いレースを使ってた馬でここでの好走は立派ですが、やはりスイッチが入るまでが遅いですし、馬場や展開の助けもあったのでしょう。
本質的にはスプリントは忙しい馬かなといった印象。
ただこの馬場で来たなら渋った1400mなら活躍の場はありそうです。

ビップライブラリー
結果としてはスローの瞬発力比べなレースのような趣になりましたので、この馬としてはもう少しガンガン主張した方が良かったかもしれません。
なんというか、流れ込むようなしんどいレースが得意なタイプで、この距離でいくなら逃げ一択だとは思います。



ラジオNIKKEI賞 1.49.8
12.6-11.1-12.2 35.9
12.6-12.5-12.3 37.4
12.4-11.9-12.2 36.5

このレースは外伸び馬場の影響も少なからずあったのですが、毎年同じような形になるレースなので、それだけでも覚えて帰ってってください!
それは後半5F強いタイプの馬が勝ち負けするってことです。

瞬発力よりはタフな持久戦になりがちで、福島=直線短い=先行有利ってイメージ皆さんあると思うんですけど、なんでそうなるのかを今から説明しますね。

福島競馬場ってのは小倉と同じイメージの方多いと思うんですが、これが地味に違って1800mはまずコーナーまでの距離が短く、下り坂で外廻りたくないですから先行争いが結構激しいんです。

そこから一旦落ち着いてまた直線入り口で少し下って、先行勢はそこで勢いよく行って押し切りにかかるんですが、大体最後の少しの上りで脚が止まり、後ろが届く。
そういうシステムなのでございます。

ただ、なんでも届くわけでもないし、当然スローなら先行馬が有利なのでその辺は臨機応変に。

で、後半5Fが強い馬ってのはどういう馬かって言うとコーナーのRも中央にしてはきついですし、加速する暇がないんですよ。このコース。

なので、ダラダラ伸びてくる馬が強いんです!
急加速できない馬ですね。G1クラスだと出てくることはないでしょうがレイデオロとかミッキースワロー、メイショウテッコンなんかがピッタリな感じです。

その上で一頭ずつ回顧いたします。

1着ブレイキングドーン
この馬に足りない瞬発力と急加速。
それを引き出した田辺騎手の流石地元!というような見事なきじゃあでした。
福島競馬場は田辺さん買わんとダメですよ!
ただ残念ながら秋の活躍の場は限られそうです。
トライアルはスロー前提が多いですから、同じく田辺さんなら‥
セントライト記念なら‥って感じですが栗東管理馬なのでまぁないでしょう。
でも出て来るならこのタイプは有馬とか宝塚で穴開けるタイプですよ。

2着マイネルサーパス
個人的に推してた馬なので2着に来てくれて一安心。
福島の申し子のような走りをするので、今後も福島では要注意です。
加速面に弱点があるので府中とか阪神外廻りとかでは今後も出番はないと思われます。

3着ゴータイミング
長々と書いた回顧もこの馬のためです。
最後まで見た皆!ラッキーだね!いよっ!
この馬めちゃくちゃ強いですよ。色々展開の注文はありそうですが。
今までの勝ったレースの上りが、トップレベルでも通用するような馬やなぁってのが戦前の私の評価でした。
ただディープ産駒で急加速型。
これね、外差し馬場とは言えこの馬ラスト300mくらいしか競馬してなくて届いてるんですよ。
なのでシンプルに緩→急の能力がズバ抜けてるって証明かつ、そのタイプが苦手なパターンの多い渋った馬場で結果出してますので、もう能力だけで来ちゃったってお馬さんです。
去年のフィエールマンが同じようなことしてましたけど、この夏の上がり馬みたいな枠で言うなら今年はこの馬なんじゃないですかね。
少なくとも万全なら、トライアルで権利も取れないような競馬はしないと思いますよ。

これで準オープンで終わる馬とかだったらもう恥ずかしくて表歩けない!!!ってなりそうですが、このレースの印象としては本当にこの馬の強さが際立つレースでございました。

ちなみにこの馬が前走負かしてるオースミカテドラルって馬がいるのですが、その馬もまたオープンまでは通過点みたいなお馬さんですので、皆さん是非注目してあげてくださいねー!

では、長くなりましたがこれまでー!

また七夕賞と、プロキオンSの展望にてー!

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