覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英のオークス(優駿牝馬)・2022

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まずは先週の回顧から。ソダシ強かったです。本命打ち続けて、本命打たなかった、今回は、ああ、失敗したなあ、ソフトな馬場で良さ生きました。週中のコメントでは、先行粘りこみは東京マイルだときついので、控えて瞬発力を生かしたい、そのような調教を積んできたというようなコメントで、下げたらアカンやろ、と思ったのが失敗でした。吉田隼騎手は、いつも通り先行して、あっさり抜け出す好騎乗でした・・。

オークスの話題へ。桜花賞から、800Mも距離が延びるため、考え過ぎて失敗するパターンが私自身も多かったのですが、同世代同士の対決なら、距離適性とか血統より、結局は能力差が物をいうというのを味わってきたこの30年間かと思います。ただ、明らかにオークス向かない桜花賞そこそこ好走馬というのも居るので、そこらへんは気を付けていこうと思っています。金曜だけに桜花賞コラムからの引用も入れた形にしました。

それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 サークルオブライフ:桜花賞のコラムで、「昨年は、未勝利、アルテミスS、阪神JFと3連勝と大活躍した。年明け初戦のチューリップ賞は2番人気3着とそれなりの内容だったが馬体成長あまりみられず、早い時期から完成していてのびしろは、そう無いタイプか。ただ国枝厩舎だけに、桜花賞までは、どうにかもたせるのでは(オークスは無いにしても)」と書いた。ただ、国枝師は距離延びていいタイプと思っているので、走ってくれないと困る、とまでの強気コメント。本命にはしないが、ヒモには必須か。

2番人気想定 スターズオンアース:桜花賞を7番人気で勝ってしまった良血馬だが、扱いがちょっと難しいか。桜花賞では「母母スタセリタはソウルスターリングの母でもあり、父ドゥラメンテの良血馬で5戦して4戦で1番人気と人気になりがちで、前々走はフェアリーS2着、クイーンC2着と重賞でも連続1番人気2着と好走した。ただ内容的にはそれほどでもなく、成長待ちか。」と書いたが、指数も桜花賞でいきなりグーンと伸ばしての勝利。ルメール騎手も勝つチャンスあると言っており、また距離は、あった方が良さそうなタイプで、調教の動きもよく、チャンス十分か。

3番人気想定 アートハウス:金曜夜段階では、一番人気となっているのは川田騎手騎乗の忘れな草賞を3馬身差で圧勝した馬だが、中内田厩舎らしく、休み明けベストで使ってここでは更にのびしろはそれほどなく、そもそも相手も弱かったので、ヒモ扱いでいいのでは。

4番人気想定 ウェオーターナビレラ:武兄弟タッグの桜花賞2着馬だが、桜花賞でコラムに「昨年夏から秋にかけて3連勝でファンタジーSも勝った。シルバーステート産駒らしく素軽いスピード生かして先行して、きっちり抜け出す競馬ができた。その後は阪神JF3着、チューリップ賞5着と成長力いまひとつな感じあり。」と書いたように、素軽いスピード生かすタイプだけに桜花賞に全力投球で、オークスが良いタイプではないのでは。

5番人気想定 ナミュール:扱いの難しい馬で、桜花賞では本命を打った一番人気馬だが、0.5秒差とはいえ、大外とはいえ、巻き返すかというと微妙か。桜花賞では「4戦3勝で前走はチューリップ賞を初めて出遅れず、きっちり鋭い末脚で差し切った。大きくないが、ハービンジャー(早い時期ゆるい)×ダイワメジャー(皐月賞馬)というやや地味に感じる配合ではあるが母母母に桜花賞馬の名牝キョウエイマーチ(芝でもダートでも圧倒的なスピードとパワーを早い時期から見せた)の名があるように、ここでの適性高いのでは。」と書いたように、ハービンジャー産駒だけに大箱な東京2400Mになるのは悪くないのだろうが、すごくいいかというと微妙なタイプか。

6番人気想定 エリカヴィータ:フローラS勝ち馬は、正直あんまり期待できない事が多いのだが、この馬の内容良かっただけに、ヒモには入れたいタイプ。

7番人気想定 ルージュエヴァイユ:2連勝した後のフローラSでは、戸崎騎手らしからぬ脚を余す競馬で5着だった。ただスムーズなら、今回やれるかというと、そこまででもないのかな、という印象。

8番人気想定 プレサージュリフト:桜花賞では4番人気に推されたが、最後方から11着どまり。ただそれほど差はなく、ハービンジャー産駒らしく、大箱東京2400Mなのは良いのだろうが、ドタドタもたついて、結局ハービンジャー産駒らしく馬券にはならないタイプか。

9番人気想定 ベルクレスタ:桜花賞では「アルテミスS2着以降は伸び悩みな感じで、阪神JFで6着、前走クイーンC3着とだんだんトップレベルが遠ざかっていく感じか。」と書いて結果7着だったのだが、ここにきて調教の動き鋭く、穴で楽しみなノーザンF生産馬。

10番人気以下想定
ピンハイ:「初戦の新馬戦で7番人気ながら勝利、2戦目のチューリップ賞でも13番人気で出遅れながら2着と、周囲の評価よりずっと実力のある馬なのだろうが、さすがにここでは要らないか。」と書いて桜花賞5着だったが、距離のびて良いタイプではなく、今回も買わない予定。

パーソナルハイ:逃げられなかった桜花賞では、凡走した。フローラSでは逃げて2着したように、逃げられないと結果でないタイプ。ただ、ここもラブパイローのハナ叩いて逃げるのは可能そうだし、そもそも矢作厩舎のディープインパクト産駒で能力自体は、かなり高いはずで穴では狙えるか。

ライラック:桜花賞では「新馬を勝ち、京都2歳Sで8着、年明けてフェアリーS勝ちと3戦2勝と結果出してきた。ただフェアリーSは外の追い込みききやすい特殊な馬場だったのもあるし、倒した相手が弱かったのもあり、あまり信頼できないタイプ。」と書いて16着だった。ここも激走はそう期待できず。

スタニングローズ:D.レーン騎手を用意してきたように、フラワーC勝ちから2か月あけて、成長もうかがわれ、桜花賞一番人気ナミュールと同厩舎の二頭出しの人気無い側だけに、昔からの格言同様、激走あるか。

シーグラス:ゴールドシップ産駒らしいスタミナある小さい馬だが、このレベルでは厳しいのでは。

ニシノラブウインク:フラワーCで9番人気2着と激走したが、G1で要らない三浦騎手だけに(笑)、買わない。

サウンドビバーチェ:チューリップ賞で4着以来となるが、調教の動き鋭く、距離はこなせそうで激走ありえる馬か。

ホウオウバニラ:今回が4戦目のノーザンFのドゥラメンテ産駒だけに、のびしろたっぷりあるのだろうが、さすがに今回での馬券圏内は難しいか。

<まとめ>
有力:スターズオンアース

ヒモに:サークルオブライフ、アートハウス、ナミュール、エリカヴィータ

穴で:ベルクレスタ、パーソナルハイ、スタニングローズ、サウンドビバーチェ

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