山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(東京スポーツ杯2歳S)

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2020年 東京スポーツ杯2歳S
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東京スポーツ杯2歳Sは、昨年の覇者コントレイルが無敗の三冠を達成したように、2歳戦屈指の出世レースとして名高いレース。他にもこのレースの覇者ワグネリアン、サトノクラウン、イスラボニータ、ディープブリランテ、サダムパテックなどが、その後のGⅠレースも制しています。

まず、東京芝1800mのポイントは、スローペースになることが多いこと。同コースは1コーナーと2コーナーの間からスタートして、すぐに緩やかに2コーナーのカーブを曲がり、直線を向いてすぐに坂を上って行くコース。このため前半ペースが上がりにくくなっています。ただし、、2~3コーナーまでの距離が約750mもあるので、逃げ馬が複数いた場合には、オーバーペースが発生することもあります。

2017年の東京スポーツ杯2歳Sは、序盤で前走芝1400m組のケアロスが、逃げてこそのコスモイグナーツに競り掛けたために、同馬が大逃げを打ち、激流となりました。しかし、東京スポーツ杯2歳Sで前走芝1400m組が出走してくるのは稀。マイル以下に距離適性のある馬は、前週までの京王杯2歳Sやデイリー杯2歳Sに出走することが多く、ここに出走してくるのは前走芝1600m~芝2000m組が大半だからです。つまり、東京スポーツ杯2歳Sは、スローペースの上がり勝負になることが多いということ。

今年は前走でマイル以下の距離を使われている馬は不在。前走芝1800mの新馬戦を逃げ切ったタイトルホルダーが逃げるか、出遅れなかった場合にモリノカナチャンが前を狙って来るかのメンバー構成だけに、スローペースが濃厚でしょう。東京の今の馬場状態(やや高速馬場)だと、決着タイムが1分47秒台くらいになる可能性が高いだけに、34秒台前半で上がって来られる馬を積極的に狙いたいです。

なお、このレースは出世レースらしく、キャリアの豊富な馬よりもキャリアが1~2戦の素質馬が勝ち負けしていることが多いので、そこも注意して予想を組み立てるといいでしょう。


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