藤沢雄二さんの競馬日記

愛が足りない…

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日付が変わってしまいましたが、3月4日は亡き父の誕生日でした。残念ながら自分には婚歴がないので義父というものはおりません。実父です。
他界したのはラブミーチャンが全日本2歳優駿を勝った日の午前中でしたから、もう7年前。生きていれば昨日で84歳になっていました。

自分は昔からよく「父にソックリ」と言われていまして、本当はそこは喜ぶべきところなのかもしれませんが、実は私、二卵性の双子でして、相方である兄貴とは似ても似つかない、子供の頃は「本当に双子?」と言われるくらいだったのです。
で、周囲に双子がいればどうしても比べたくなるでしょ?それはこっちからすれば宿命なので、正直、嫌ではあるのですけど、自分たちは全く似ていなかったので、そこまで周囲が興味がなかったフシはあるんですよ。
ホンで、せっかくそんな呪縛から解放されようというのに、自分は父にソックリというのはちょっとしたコンプレックスでもあったワケです。

そんなことを言いながらも、自分の競馬好きは父譲りでして、興味を持って血統とか調べたりしていたわけですよ。

で、いつの頃だったかは覚えていないけれど、戦時中だか戦後間もない頃かの父の写真が出てきて、その写真というのが少なくとも50人は写っていただろうという鹿児島の島津家に出入りしていた人の集合写真で、実はこの写真に幼き父と、若かりし母方の祖母が写っていたのである。
なんでも父方の祖母の父と、母方の祖母の祖父が年の離れた兄弟だったとかで、まあそれが縁で父と母は見合いをして結婚したらしいのだが、つまり自分は4×5だか5×6のインブリードがあることを聞かされた。いや、直接そう聞いたわけではないが、結果的にそうなるだろとw
なるほど、自分の“気性難”の原因はそれか…と思ったわけだが、そこに競馬的思考と父系が強く出ている自分の姿を重ね合わせると、そこから想像される未来予想図に愕然とするんですよ。
自分に見た目も性格もソックリな子供が出てくるであろう種をポイポイ蒔いていいものかと。

そりゃあ頭を振りたくなりますよねww

若い頃は理性よりも本能の方が強かったですけど、30歳を過ぎてから運転免許を取ることになって教習所に行った時の適性検査で、教官から「まさかとは思いますが、人を殺めたことがありますか?」と真面目な顔で聞かれたことがあって、なんでもイエスかノーかのフローチャートで滅多にそんなところにはたどり着かない回答をしたらしいのだ。
そこで実は結構、理性が強いらしいと認識することになって、その気になれば衝動的な欲望も平気で抑えられると知ってからは“無駄打ち”はほとんどないですねw

最近は“欲望”の方に使う金があるなら、その前にシルクかどこかで出資したいと思ったりするのですが、ところがそこで障害になるのが“気性難”でして…(^^;
いや、気性難というよりは『つまらない言葉へのこだわり』というのが正解なのかもしれません。

堂々巡りのようですが、そこが父譲りのところがあって、ツイッターだったりSNSだったりで一口出資者の馬が勝った時に『優勝おめでとうございます』という書き込みを見ると違和感を覚えるのですよ。
重賞勝ちで『優勝』ならわからなくもないのだけど、新馬戦や未勝利戦の1着を『優勝』と言われてもピンと来ないのよ。“予選”の勝ちは『勝ち』だったり『1着』だったりでいいじゃないか、という辺りに一口馬主のしきたりに馴染めないというか…。

いずれにせよ自分には愛が足りないようです…┐('~`;)┌

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この日記へのコメント

藤沢雄二 藤沢雄二|2016年3月5日 7:57 ナイス! (1)

>サウスさん
髪も足りていません!www

今日はお父様のご命日なのですね。
ご加護があるといいですね。

こちらこそ、のちほどよろしくお願いたします(^^)

サウス サウス|2016年3月5日 7:53 ナイス! (2)

>いずれにせよ自分には愛が足りないようです…┐('~`;)┌

髪は足りてますか!?(笑)

実は今日、3月5日は親父の本命日です。
(25年前の今日亡くなりました)


後ほどよろしくお願いいたします。

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