さいくろん山田さんの競馬日記

安田記念2018 予想メモ

 公開

760

東京1,600m
※自分用メモなので、随時更新します。

前半:前半は下りなっており、こと安田記念は道中極端な緩み方はせず、追走のための基礎スピードは後方勢においても重要な能力と言える。58kgを背負う事に関して、スピード以外にパワーを必要とする側面もある。

後半:直前も速いスピードが必要であるが、一瞬の瞬発力タイプよりも、基礎スピードに裏打ちされたTS持続力が秀でた馬が良い。

考察:
内にアエロリット、大外にウインガニオン。逃げ馬二頭で前半輪をかけてペースが速くなる可能性を孕む。アエロリットは戸崎も込みで溜め逃げなので、3-4コーナー付近である程度緩むか。前半ペースが速くなると、後方にもチャンスはあるが、高速馬場なので前が止まらない可能性と中団付近である程度まとまった末脚を持つ馬のP戦になりそう。

ローテ:
2-3-2-32 京王杯SC
0-1-7-34 マイラーズC
2-0-0-1 ダービーCT
2-0-0-12 ヴィクトリアM


☆スワーヴリチャード
大阪杯1着。距離短縮のG1転戦だが、大阪杯の大まくりで見せた持続力はラップ推移的に見てもマイルで十分に戦える。ただ、好走レースは全て中〜長距離ばかりの緩いラップで、総合的なスピードが要求される安田記念は未知の領域といえる。中距離において能力を疑う余地はないが、ラップの上での距離短縮は机上の空論であり、実際あまく無さそうだが。追い切りは一週前、最終ともに良好。1枠1番は、距離短縮でテンの脚に不安があるので最悪な枠と言える。総合的な能力で楽勝も考えられるが、一番人気で軸にするには微妙と言えるのでは。

☆ペルシアンナイト
大阪杯2着。大まくりで完全に脚を出し切ったスワーヴと比較して、伸びているが差しきれず脚を余した形になった。MCSでは、3歳で1kg軽かったとはいえ直線で併せたサングレーザーを相手にしなかった点からも、TSはトップレベルにある。皐月賞で見せた捲りもできるタイプなので、マイルの実績面を加味するとこちらを上に取りたいが。出遅れ、かかり癖がある馬。調教内容も何週も続けて時計を出してきた突貫工事の匂い。バッチリ仕上がっていれば問題ないが、不安はある。皐月賞の内容からも高速馬場には対応できるし、MCSでマイルの能力も実証済み。

☆リスグラシュー
VM2着。東京マイルは得意舞台。どのような馬場でも確実に伸びてくる安定タイプで、善戦が多いのはキレが足りないから。元々スタミナ内包のパワー型と見ているので、高速馬場の安田記念では純粋なスピード不足が懸念。VM組、牝馬の好走もウォッカのみ。確実に伸びてくる点を加味しても紐までか。

☆サングレーザー
マイラーズC1着で、高速馬場で早めに抜け出したモズアスコットを捉えて勝利。直線併走の1kg軽いエアスピネルを出し抜いた点から元々TS型ではないが、マイル安定勢力のエアスピネル以上の決め手があるという事。単純な能力比較ではG1を取れるレベルにはあると判断。しかし、出走レースの偏りが目に付く。右回りが6-1-3-2に対して、左回りが新馬戦のみの0-0-1-0。輸送経験も乏しく陣営が意図して使っている感があるのがどうか。

☆レッドファルクス
高松宮記念8着。後方策が裏目に出て直線何度も詰まっての凡走。昨年の安田記念3着は馬群を捌くのに手間取っての3着。テンのスピードがスプリント戦で通用しなくなってきたので、距離延長は歓迎なのか。経験上そのパターンは期待度が低い。ペースが速くなったMCSで脚がもたなかった事もあり、基本的には距離が長い。距離不安の展開ハマり待ちで後方一気濃厚。リピーターレースであるが、過剰人気している状況を見てもここでは買いにくいが。

☆リアルスティール
ドバイターフ3着。海外帰りという事もマイナスであるが、距離適性の問題もある。この馬のトップパフォーマンスは紛れもなく一昨年のドバイ1着と天皇賞・秋2着であり、共に前半はSで流れている。本質的に1,000mを1:00切るような忙しい距離短縮は持ち味を削ぐと見るので、前半速くなりがちの安田記念は適性合わずと判断して良さそう。

☆アエロリット
VM4着、レース中落鉄があったとの事。牝馬に優しくないデータ傾向はあるが、牝馬らしからぬ好走タイプに分類される当馬に牝馬だからという理由で切るのは早計かと。昨年同舞台である高速NHKマイルC勝ち。前目につけて速いペースを先団追走、他馬の脚が削がれたところを長い脚を使って粘り切る。クイーンSのような溜め逃げになってしまうと強力なTS型が揃うここでは太刀打ちできない。枠順も最高の枠に入ったので、勝ちに行くなら同型と共にスピード逃げに徹して欲しいが。

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