銀の荼毘さんの競馬日記

6月26-27日 新馬戦検証

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札幌
2021/06/26 (土) 芝=-2.8 Aコース
5R T1200 良 キングエルメス 牡2 新馬 1:09.2 -1.8 -0.1 -0.2 -1.7 ○ C
(銀の荼毘寸評)
 高レベルレースが北海道に集中しているが,以前も記載したこととは言え,レースレベルは古馬のレースレベルとの比較となるので,メインレースに有力ジョッキーが集まる日とそうでない日によって,古馬のレース水準が大きく変動する。
 レースレベルは同日の古馬のレースに,まずはトップジョッキーが集まっているかどうかを確認する必要がある。
 土曜日は比較的ジョッキーが分散しているので,まずまずランクを信頼して良いわけである。
 このレースの時計はCなのだが,①着キングエルメスは勝ち馬ランク◎となっている。
 コレは楽勝なので,接戦ならばもっと出たという分析側の評価である。
 北海道新馬戦はここまで東京・阪神・中京を圧倒しているが,勝ち馬ランク◎をもらったのは初戦1000m戦のカイカノキセキ,翌週1200mポメランチェ,本馬の③頭だけ。
 このレースの②着以下は減点評価である。

2021/06/27 (日) 芝=-2.8 Aコース
5R T1200 良 ラブリイユアアイズ 牝2 新馬 1:09.6 -1.4 --- +0.3 -1.7 D
(銀の荼毘寸評)
 一転,日曜日の新馬戦は,減点3のギリギリだがD評価レースとなった。
 勝ち馬ラブリユアアイズを含め,次走に特筆馬無し。

阪神
2021/06/26 (土) 芝=-1.3 Bコース
5R T1400 良 タガノフィナーレ 牝2 新馬 1:24.2 +0.8 -0.5 +1.2 -0.9 SL
(銀の荼毘寸評)
 ソダシの妹ママコチャ,評判馬アグリのデビューで大注目された本戦,蓋を開ければ超絶スローペースの凡戦と大きく期待は裏切られた。
 勝ち馬タガノフィナーレは,超スロー逃げ切りなのだがSLとE評価を免れた。
 しかし,この評価には裏があるので要注意。
 実は,このレースで低レベル評価できない馬とは,②着に飛び込んできたドンフランキーである。
 先週の結果分析の方向性だと,着順上位馬を下位馬より下級に評価することがおそらくできないので,この勝ち馬にSL評価を与えるしか無かったのだと思うが,先行した馬がほとんど先行したままの着順で流れ込んでいる中,①頭だけ他よりコンマ6以上速い上がりで⑪番手より差し込んだ脚は強烈で,次走確勝レベルと言えよう。

2021/06/27 (日) 芝=-1.3 Bコース
5R T1800 良 レッドベルアーム 牡2 新馬 1:47.9 -1.1 --- +0.1 -1.2 ○ C B
(銀の荼毘寸評)
 このレースだけ,レース結果の右端にメンバーランクを付した。
 理由は,新馬戦は前走が無いので,基本,メンバーランクはCであり,記載する必要が無いのでこれまで無記載としてきた。
 しかしこのレースのメンバーランクはBである。
 これは有り得ないレベルの評価で,おそらく今年の新馬戦で,メンバーランクB評価されるレースは,今後,無いのではなかろうか?
 それほど,走る前から,この新馬戦メンバーは少なくともここまでで最強,それも圧倒的に最強メンバーという評価を先週の結果分析は下していると判断して良いだろう。
 しかし時計はCに止まった。
 理由は,1000mですらスローペースになる新馬戦の常に反し,このレースは平均ペースで推移するという,古馬のOP戦並みのラップタイムを刻み,後半消耗戦となって時計が出なかったからである。
 このレースの先行③頭レッドベルアーム・アランヴェリテ・ショウナンナダルは,そんなラップを形成しても崩れず,④番手以降の追走組が次々力尽きて脱落している中を踏ん張り切っている。
 相当強いと評価しておく。
 もう①頭,大出遅れしながら④着に追い込んできたローマンネイチャーは,追い込めたのは消耗戦のおかげとは言え,発馬前のアクシデントで相当消耗していたはずなので,次走特注と言えるだろう。

東京
2021/06/26 (土) 芝=-2.5 Dコース
5R T1800 良 ジオグリフ 牡2 新馬 1:48.2 -1.5 -1.2 -0.4 -2.3 B
(銀の荼毘寸評)
 東京新馬戦初のB評価を得たジオグリフ。
 特点4のギリギリだが,その他の新馬戦勝ち馬がタイムランク自体は低いのにやたら評価されているのに比べて,地味だがこの組みを強いと評価しておくべきだろう。
 たちまちコンマ2差で走ったアサヒ,コンマ3差で走ったアスクビクターモアは,他のレース出走組より人気しないであろう次走はマークしておいて損はあるまい。

2021/06/27 (日) 芝=-2.3 Dコース
5R T1600 良 アバンチュリエ 牡2 新馬 1:35.4 -1.2 -0.2 +0.4 -1.8 D
(銀の荼毘寸評)
この日の東京戦は,宝塚があった関係で,ジョッキーの主力が阪神にある関係から,古馬のレースのレベルが非常に低いので,その中D評価を含め,もう一つの水準だっただろう。

2021/06/27 (日) ダ=-0.7 → -0.9
6R D1400 良 コンバスチョン 牡2 新馬 1:26.5 -0.2 -0.1 +0.3 -0.6 D
(銀の荼毘寸評)
 3減点とギリギリDの本戦だが,5R同様,古馬のレースのレベルが低く,あまり評価できない。
 ただし,この時期ダートの方が良い馬は,数少ないダートレースに集中して使ってきている可能性が高く,4馬身差の②着以下は無視して良いかも知れないが,勝ち馬だけは覚えておいた方が良さそうだ。

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