サンダーガルチさんの競馬日記

2020 第87回日本ダービーを血統から見る その言い訳

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ダービーに出走する馬の血統診断をアップし、
レース当日には総評を書いたが、結局、ことご
とく外れてしまった。

欠陥が多いとしたコントレイルが圧勝し、ダメ
配合と断じたサリオスが2着に入った。

スローペースになるとこの2頭が台頭するので
はないかと懸念していたが、その通りになって
しまった。

平均以上のペースで前で競馬をするような馬が
いなかったので致し方がない。

優秀としたガロアクリークとディープボンドも
伸びてはいるのだが、2頭を脅かすには至らな
かった。

言い訳するのはみっともないが、なぜこんなこ
とになったのか、書いておきたいと思う。

まず、極端なスローペースだったこと。

千米通過が61秒台、最終決着が2分24秒台は、
明らかに遅い。デアリングタクトのオークスと
コンマ3秒差である。

レイデオロも極端なスローペースのダービーを
勝ったが、マカヒキやワンアンドオンリーらも
2分24秒台だった。

これくらいスローだと、さすがに血統の良し悪
しでは決着がつかない。

平均以上のペースで骨を削り合うようなレース
になると、スタミナの血を持たない馬は途端に
一杯一杯になってしまうものだ。

あのペースでも前に持って来れなかったサトノ
フラッグはやっぱり大したことのない馬である。

馬主さんもずいぶん高い買い物をしてしまった
ものだ。

前目の位置で競馬をしていたヴァルコスのあの
負け方は、やはり全く傾向の違う血をつけてし
まった弊害と思えなくもない。

ただ、スローペースの場合大外枠は外々と回ら
されてしまうのでどうしても不利になる。8枠
3頭が枕並べて大敗しているのもそういうのが
あるのかもしれない。

今年の牡馬クラシックは、2つともレベルの低
い内容だった。これで秋を占うことは難しいが、
世代全体が低レベルなのかもしれない。

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