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僅か8頭の出走になったアイルランドトロフィー府中牝馬ステークス。最終登録の時点でさえ過去10年で最少だったのに、レッド2頭の離脱で枠複が発売されない少頭数になりました。
これまでの実績のデータ分析で印を付けるとして、8頭全てに印を回すことはできません。すなわち、最大で4頭は無印にしなければ、予想したとは言いがたいレースになってしまいました。
私の競馬経験からも『少頭数ほど荒れる』印象があります。実際、これだけ少数なら、発馬や展開次第で1・2頭交わせれば、掲示板には載ることができますし、あわよくば複勝圏に入ることもできますからね。
おそらく逃げに出るのはトロワゼトワルだけだろうと予想しているのですが。逃げ馬が10年間で勝ったのは、クロコスミアとテイエムオーロラの2頭だけで、ほとんどの馬は惨敗しています。また、テイエムオーロラは府中牝馬SがG3時代のもので、G2に昇格してから逃げて勝ったのは1頭だけ。先行・追い込み決着がほとんどです。
現時点で1番人気が予想されるのは、昨年のオークス馬でエリザベス女王杯も連勝したラヴズオンリーユーで間違いないしょう。
前走の鳴尾記念は、惜しくもハナ差の惜敗ですが実績最上位ですし、鞍上のデムーロもこのレースを勝っていますから、人気しないわけがありません。
ラヴズオンリーユーを一応本命◎としますが、今年もエリザベス女王杯が本番で、前哨戦となる府中牝馬ステークスでは全幅の信頼を置くことはできません。1番人気で優勝したのは、唯一ディアドラだけであることが、本命の不振を物語っています。このレースは、あくまでも前哨戦で、足慣らしの一戦と考えているはずです。
秋の初戦に、このレースを選んで出走する2歳G1牝馬ダノンファンタジーにしても同様のことが言えるので、本気度に疑問が残ります。
この2頭に、いずれかの印を付けるとすれば、他の6頭に印を回せるのは2~3頭に過ぎません。あえて、逃げ馬を本命サイドに置こうとは思いませんので、先行馬・差し馬から印を付けたいと考えています。しかし・・・??? 印を打つ馬と無印にする馬にそれほど開きがあるとは思えない顔ぶれになっています。
今週の牝馬重賞2レースは、悩みどころも予想に対する突っ込みどころも満載の出走メンバーになってしまった、とつくづく思います。
差しで決まるなら、サラキアやシゲルピンクダイヤ、サムシングジャスト。そして、シャドウディーヴァの4頭を買いたいと考えています。この中で1.2頭はどうしても印が回せなくなるのが一般的(常識的)な予想だと思います。でも、無印良品なので買い目に入れたいですね。
えっ、何故この4頭なのか?「サ」ラキア、「シ」ゲルピンクダイア、「サ」ムシングジャスト、「シ」ャドウディヴァのダジャレ的『ケントク馬券』だろうって。
少し違います。そこそこ可能性がある実績を持っている無印良品です。細かな説明を省いて『U指数』ワースト2の馬だけに言及いたしますと
「シ」ャドウディヴァは、鞍上の内田騎手がこのレースで(1回だけですが)3着の実績があります。この重賞で3勝を挙げたルメールや2勝の岩田康成が騎乗していない今年のレースで、逃げが予想されるトロワゼトワルの横山典弘(2着)に次ぐ実績なのです。逃げ馬を避けるなら、この馬の方を選択することになります。
「サ」ムシングジャストは、2歳時の君子蘭Sで有力視されているフェアリーポルカの2着(1/2差)で、東京芝1800mで持ちタイムは2番目の馬なのです。末脚もキレる時はしっかりキレますから捨てがたい馬・・・という思いにさせられます。特に今年のような最少頭数では先頭までの差が悲観的な大きさになり難いでしょうから、決めてもらいましょう。
休養明けの秋初戦、前哨戦、1番人気の不振レース、少頭数。これらのキーワードを並べてみると、こんなことも考えてみたくなります。
枠番云々といわれるレースのようですが、この出走数では「4枠と7枠、8枠の勝率が・・・」は度外視できます。そもそも枠複の発売ができない頭数ですから(笑)
予想のキーワードは、何といっても『少頭数』です。
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