佐藤洋一郎さんの競馬日記

電子版穴馬絞り 皐月賞

 公開

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【中山11R・皐月賞】
 前も横も壁になって活路が開けず、直線2
00過ぎでやっと外に出せて無念の4着。ま
ともなら突き抜けていた!◎ニシノカツナリ
(アーリントンC)の苦闘、苦戦を目の当た
りにして、同じニシノフラワー系ゆえにPO
G指名し、今回決死の【◎】を打った⑧ニシ
ノデイジーの可能性をも確信した。カツナリ
がNHKマイルCに出られれば、祖母の安田
記念(もまれて大敗)の無念をスッキリ晴ら
せる。
 それだけのファイトと底知れぬフィニッシ
ュ(キレ)を魅せた。
 ”多重クロス”のデイジーの場合は馬(混
み)を怖がるだけでなく、頑なに拒絶するS
S系(母の父)の強い悍性(かんしょう)も
引き継いでいるのか。ハミを替えたり、シャ
ドーロールで頭を上げるクセ(スターゲイザ
ー=星を仰ぐ馬?)の矯正を試みているが、
そうした悪癖は裏を返せば強烈な個性、キャ
ラクターでもある。はまれば尋常ではない、
火事場のバカ力のような鬼脚を繰り出せる。

 かつて西山牧場が生産したカブトシロー
など、矯正具も受け付けないほどの「希代の
癖馬」だった。
 氏素性(血統背景)を特定できないよう
な交雑の二、三流馬(失礼)でクラシック
やG1をぶち抜いてきたアウトサイダーの
凄みに引かれてどれほどの大穴をゴチにな
ったことか。
 
 少頭数で楽な競馬ができたからこそ、鮮
やかに勝ててきたサートゥルナーリアが、
多頭数の命懸けのメンバーのプレッシャー
につぶされても驚けない。同様に、修羅場
をかいくぐってきたニシノデイジーが曾祖
母(ニシノフラワー)を超えるようなパフ
ォーマンスを見せても驚くことはできない

 皐月賞というのはそういうステージなの
だ。
 そうなると札幌2歳Sでデイジーに食い
下がった★ナイママ(母は西山牧場産)の
復活をも展望できる。

この日記へのコメント

はななるくん|2019年4月14日 18:09 ナイス! (1)

ナイママは最高のレースをしましたね。ここ最近は二の脚がつかなかったので苦戦していました。弥生賞で今日のレースが出来ていれば…枠連 8ー8…。夏の札幌記念が楽しみですね。

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