覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英の安田記念・2022

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まずはダービー回顧から。本命打ったイクイノックスは、後方でしたが早い流れでもあり、最後差し切れるかと見てましたが、武豊がさすがの絶妙のタイミングでの先頭で押し切られてしまいました。とってもいいレースでしたが、レース後に故障馬が次々でてきて、はやい時計での決着だけに、そう硬い馬場でなくても脚元に負担大きかったのかもしれませんね、また各陣営も当然のごとく究極仕上げで来るだろうし。秋には各馬どうにか間に合って菊花賞での熱戦みたいものです。

それでは安田記念の話へ。今年は、正直それほどレベル高くない感じだし、香港からも遠征無く、ステップとして海外遠征後というのも増えて来たり、間隔詰まっているがヴィクトリアマイルからの連戦組など、体調見極めての馬券が大事か。

恒例の全頭診断へ。
<全頭診断>
1番人気想定 シュネルマイスター:昨年のこの時期はNHKマイルC勝ち、54kgなのも生かして、安田記念3着と好走。秋も毎日王冠勝ち、マイルCS2着と好走。ドバイでは1番人気9着と惨敗したが、海外だけにノーカウントとすれば、非常に堅実に走る馬。ただ個人的には次に出てくるイルーシヴパンサーの方が、上昇度あり楽しみ。

2番人気想定 イルーシヴパンサー:昨年のこの時期は皐月賞10着とハーツクライ産駒らしく、完成度まだまだな感じだったが、それ以降東京コースオンリーで4連勝して前走の東京新聞杯勝ちで、とうとうG1狙えるところまできた。東京でないと走らないという父母父のトニービンの特徴がもろに出たタイプで、しばらく関東でも目立たなくなってきていた田辺騎手だが、最近は好騎乗連発で本来の上手さを再びアピールできている状況。ここも頂点狙える馬で、ダービー3着に続いて猛アピール。

3番人気想定 ソングライン:ヴィクトリアマイルではつまづいたのもあり5着止まりだったが、引き続き好調のようで海外遠征でも結果出してきたように、ここも好走可能そう。

4番人気想定 ファインルージュ:昨年の桜花賞3着馬で、昨秋も紫苑S勝ち、秋華賞も東京新聞杯もヴィクトリアマイルも2着と堅実に走っている。キズナ産駒らしく瞬発力足りない感はあるにしても、ここも堅実に走ってくれそうでヒモには最適。

5番人気想定 セリフォス:育成の早まってきた現在で古馬より4kg少ない54kgで出れるのはかなり有利でもあるが、中内田厩舎らしく、最初からほぼ完成して出てくるタイプに思われ、妙味感じない。

6番人気想定 ソウルラッシュ:4連勝でマイラーズCを制した勢いのある4歳馬だが、それほど凄みのある勝ち方はしておらず、G1ではまだ厳しいのでは。

7番人気想定 ダノンザキッド:2歳時は華々しく3連勝でホープフルSを勝ちG1馬となったが、以降がイマイチ。昨秋のマイルCSも正直レベル低めのG1だった。調教は迫力あったが、あまり期待できない感じの早熟馬。

8番人気想定 サリオス:早い時期に完成して、それ以降はイマイチというタイプなのだとふんでいて、前走の高松宮記念も初のスプリント戦ながら4番人気と相変わらず高評価されていた(私は低評価)。3歳の毎日王冠やマイルCSの頃に比べて迫力も無く、激走難しいのでは。

9番人気想定 レシステンシア:ヴィクトリアマイルでも3着と頑張り、間隔詰まってもタフに走れそうな馬だが、肝心の力が少し落ちている印象でもある。

10番人気以下想定
カフェファラオ:芝実績ゼロ(昨年夏の函館記念は1番人気で9着惨敗)のアメリカンファラオ産駒で、東京芝マイルは向かない。

ロータスランド:速い脚は無いが、前行って思った以上に粘り強いタイプで、安田記念の厳しい流れは案外向くかもしれない。

ナランフレグ:高松宮記念は8番人気ながら丸田騎手の内を突く神騎乗での勝利で、馬券はずれても嬉しかったが、さすがに初のマイル戦がG1というのはきついのでは。安田記念自体あまり追い込みには向かないレースでもある。

カラテ:昨年は東京新聞杯勝ちで、安田記念に臨み13着だったが、今年は、脚元が順調なのか月1回程度にコンスタントに使って、今年5戦目となる。いい末脚で追い込んでくる馬だがG1では足りない印象。珍名馬の小田切さんの息子さんも面白い名前つけるので頑張ってほしいが。

ホウオウアマゾン:阪神競馬場で好成績、東京はイマイチなここまでだが、近年かなり高額のいい馬を購入しているホウオウ軍団の4歳馬だけに、まだまだ能力秘めていて、のびしろありそうで、穴で面白い。

ヴァンドギャルド:ディープインパクト産駒ながら、母の血統表にモンジューやレインボウクエストがいるように、日本の高速馬場だと重賞では富士S勝ち程度だが、海外遠征で日本のトップマイラーでないのだが、結構頑張っている。ただ日本の高速マイルG1向きでないのでは。

ダイアトニック:実績が1400Mまでがほとんどの馬だけに、東京1600Mは向かない。

カテドラル:昨年の安田記念(結局12着)の頃は、前後の重賞で2着だったりと勢いあったが、ここ7戦連続出遅れており、中団まで押し上げるのが精一杯で掲示板にすらのれない状況では厳しい。

エアロロノア:母母がエアメサイアの良血キンカメ産駒だが、オープンではリステッド競走勝ち止まりで重賞実績無く、力不足か。

<まとめ>
有力:イルーシヴパンサー、シュネルマイスター

ヒモで:ファインルージュ、ソングライン、レシステンシア、

穴で:ホウオウアマゾン、ロータスランド

 ナイス!(18

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