競馬戦略研究所所長さんの競馬日記

重賞回顧 日本ダービー

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馬券は散々でしたが、いいレースを見せてもらいました。

もう少し流れる展開かと思いましたが、逃げ宣言のバスラットレオンが溜め逃げをしたことにより、我慢比べの展開になりました。所長◎のタイトルホルダーも、あのペースでは動くに動けず、持ち味が生きない展開になってしまいました。最年少ダービージョッキーを目指した横山武騎手のエフフォーリアは、最内で包まれるのを嫌がったのか、最初のコーナーでは3番手を進む展開。そこからじっくり我慢して、他の馬につられることなく、じっくり位置を下げて直線に賭けるレースぶりは拍手しかありませんでした。最高のレースをしたと思いますが、勝ったのは更に後ろにいてエフフォーリアの後をついていった福永騎手のシャフリヤール。前の馬をさばきながら、馬場の伸びるポジションをどの馬が取るか?2番人気のサトノレイナスは外からエフフォーリアを交わしにかかったため、エフフォーリアの周りがポケットのように開きました。そこで瞬時にエフフォーリアのうちに進路を取ったシャフリヤールがゴールでハナ差でいての優勝。4角同じ位置にいながら、外寄りを回した戸崎騎手のグレートマジシャンは4着。

早めの進出で勝ちに行ったサトノレイナスは止まってはいないものの後ろから来た馬の目標にされて5着が精いっぱい。後ろから自分の競馬をしたステラヴェローチェは何とか3着に上がったところがゴール。ここまで接戦のダービーは久しぶりで、最後の最後まで気が抜けませんでした。

春を終えたところで、牡馬も牝馬も混戦模様となりました。秋にうまく成長曲線を持ってこれるよう各馬夏の充電をうまくしてほしいものです。

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