ForeignerXさんの競馬日記

ロッソビアンコネロとロッソビアンコ

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 今日6月28日(日)ですが、

 東京1Rにロッソビアンコネロ
 東京4Rにロッソビアンコ

と、非常に似ている名前の2頭が出走します。同世代にこれだけ名前が似ている馬がいるということが驚きですが、クラスも3歳未勝利と一緒、しかも同じ競馬場で走ります。因みにロッソビアンコネロとロッソビアンコが同じ日に走るのは初めてです、ロッソビアンコネロが出走した1時間半後にロッソビアンコが出走するということになります。

 ロッソビアンコとロッソビアンコネロの馬名の由来は、まずイタリア語で赤(ロッソ)・白(ビアンコ)、それに加えロッソビアンコネロの方に黒(ネロ)が足されます。
 ロッソビアンコの方は単純に「紅白」という意味で分かりやすいですが、では何故ロッソビアンコネロの方にネロ(黒)が追加されたのでしょうか。その理由は馬主である星野隆男さんの勝負服にあります。

 ではもう一度この日記を開く時にまず表示された画像を御覧ください。画像は星野隆男さんの勝負服の柄です。


・・・見ましたか?そうなんです!見事なまでにロッソにビアンコにネロなんです笑
 
 このことから、この馬名の由来は
 ロッソビアンコ→純粋に紅白という意
 ロッソビアンコネロ→オーナーの勝負服の象徴
 
ということになります。「ロッソビアンコ」という言葉は競馬以外でも聴いたことが有る方もいらっしゃるでしょうし、あらゆる馬名がある競馬の世界においては、むしろすんなりと受け入れられる名前の方かと思います。一方、「ロッソビアンコネロ」という言葉を聞いた時の方が何か違和感を覚えたという方も多かったのではないでしょうか。しかしロッソビアンコネロがまさに勝負服の象徴であるのだと分かると、この馬から尋常じゃないオーナーの期待がこちらにもビンビン伝わって来ます。また勿論「ロッソビアンコ」の方は馬名の意味こそ単純に「紅白」なのかもしれませんが、これもまた「ロッソビアンコ」とどうしても名付けたかった、それは大きなバックボーンを持って、名付けられた名前なのかもしれません。

 とにかく、全く違うバックボーンを持ちながらも「ロッソビアンコ」「ロッソビアンコネロ」と極めて似た名前を付けられた2頭が、同じ日に同じ競馬場で走ります。馬券を買って、色んなことを想像しながら応援してみるのもいいかもしれませんね。


と、いい話風にまとめました笑


さて問題はこの2頭が好走するかどうかですが、2頭ともなかなか妙味がありそうです。

 まず、1Rに出走するロッソビアンコネロの方です。こちらはここ2戦をダ1300mで3着→7着としていましたが、今回は1着から2.6秒差で8着大敗した新馬戦以来のダ1600mに距離を戻します。普通だとこれは良く無さそうに見えますが、この8着となった新馬戦はあの、超超超ハイレベルと名高いデュードヴァンの新馬戦です。この新馬戦の8着となると、既に勝ち上がっているダルムシュタットやビービーレガロには先着していますし、距離延長はむしろプラスと考えて良いかも知れません。初ブリンカーでもうひと押しの材料もありますし、十分一発は考えられそうです。

 一方、4Rに出走するロッソビアンコですが、前走芝1600mから芝2400mへの一気の距離延長です。芝だと少し出脚が付かない点がありますし、何たってオルフェーヴル産駒は昨年当コースは複勝率43%。相手にロッソビアンコと同じく父オルフェーヴルの馬や、もっとこの条件が得意なエピファネイア・ゴールドシップ・ハーツクライの産駒等強敵がいて簡単な戦いではないですが、距離が良い方向に向かえば一発があってもなんら不思議ではありません。


 最後になりますが、「ロッソビアンコネロ」は父ゴールドアリュール、「ロッソビアンコ」は父オルフェーヴルでしかもダートでも掲示板経験有ということです。もしかするとこれからダートで同じレースを走ることがあるかもしれませんね。その時にはお互い昇級した姿で対戦していることを祈りましょう。

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