覆面ドクター・英さんの競馬日記

高松宮記念・2021

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いよいよ今年も春のG1戦線はじまりますが、高松宮記念はなかなか難解な一戦となりそうです。先週日曜日がやたら前残りだった不良馬場で、どこまで馬場回復するのか、また高松宮記念の行われる時間あたりも、雨が降りそうで、天気や馬場が気になるところでもあります。私自身の予想好調だったのも先々週土日ともに大幅プラス、先週土曜も大幅プラスと好調だったのが、先週日曜は馬場のせいもあり荒れすぎて大敗。流れが止まってしまいました・・。ドバイの馬券発売もある今週末ドカンと当てて楽しい月末にしたいものです(現実にはいろいろ大変な事だらけなので)。では恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 レシステンシア:2歳時は3連勝で5馬身差のぶっちぎりで阪神JFを制した。桜花賞はデアリングタクトに敗れた2着、NHKマイルCはラウダシオンの大駆けにあい2着だった。昨秋はマイルCSではプラス24kgのせいか休み明けのせいか早熟なのか8着と負けたが、2月末の阪急杯では更に8kg増えての2馬身差逃げ切り完勝と、単なる早熟馬でないところ見せた。鞍上が浜中騎手となるが、早いペースで行って早めに抜け出すのが得意であり、手は合うと思われる(浜中騎手は、G1で降着騒ぎになりやすいのは、結果、厳しいレースとなり、最後の直線よれるのは騎手のせいでなくて馬に余力が無いからなのだろうが、またやらかす可能性はありそう(笑))。

2番人気想定 ダノンスマッシュ:ずっとG1では人気で負けていた馬が昨秋はスプリンターズSで2着し、香港でとうとうG1制覇した。一皮むけたとみる向きも多いが、香港適性高いのは、古くは香港でやたら強かったエイシンプレストンのように日本の競馬の適性とちょっとずれている可能性ありそう。馬場悪いのはよくないと安田隆調教師も言っており、川田騎手が師匠のためにと気合い入りすぎな分人気ほどは、よくないかも。

3番人気想定 ラウダシオン:昨年のNHKマイルCを9番人気で制したがリアルインパクト産駒だけに瞬発力はいまひとつで2着3着が多いタイプ。頭でなくヒモに買うかどうかタイプか。思ったより人気になりそうで伸び盛りの時期ではあるのだろうが、妙味は薄い感じか。

4番人気想定 インディチャンプ:一昨年は安田記念とマイルCSの春秋制覇、昨年は3着と2着とマイル路線で活躍してきた。行きたがるのもあり距離短縮は良いと言われ続けてきたが、この2戦は1400M使ってみたが意外に追走に苦労して、終いも伸びず、アレ?
という結果で今回もそう人気にはならなそう。ただ実績十分な音無調教師はG1の前にちょい太目で一叩きして本番にピーク迎えるように作ってくるので、おそらく少し絞れてピークにもってきそうで、自厩舎のモズスーパーフレアが速いペースで引っ張り、レシステンシアと潰しあって、この馬がG1複数回勝ちある馬として、差してくるというのを期待。ただ先週の馬場のように、前残りで出番無い可能性もあるが・・。

5番人気想定 ライトオンキュー:調教の動き良く、栗東の坂路で49秒台出したりしているが、G3でようやく勝ち負けレベルの実績で、横山典騎手への乗り替わり含めてちょっと過剰人気か。ずっと主戦だった古川吉騎手おろされたのはG1だからしょうがないのかもしれないが、乗り替わらなくて良かったのでは・・。

6番人気想定 モズスーパーフレア:昨年の覇者だがここ数戦さっぱりで人気落しそうではある。ただ調教駆けするタイプとはいえ6歳牝馬で栗東坂路50秒台とか平気で出してくる脚力はなかなかのもの。先週同様に前残りの馬場なら、ハナ争い負けなさそうなメンバー構成で一発今年もあっておかしくない。

7番人気想定 ダノンファンタジー:デビュー戦でグランアレグリアに敗れるもののその後、4連勝したり、デビューから10戦のうち8戦で1番人気におされたように、高く評価されてきた馬。早熟で萎んだかと思われた昨年末に阪神Cを勝ち、馬体も少しずつ増やしてきて、ここも楽しみ。川田騎手が元々の師匠である安田隆厩舎の馬を義理人情込みで選んだが、そういう時に選ばなかった馬が来たりはよくある話。

8番人気想定 サウンドキアラ:昨春までは牝馬重賞を複数勝ったように馬主孝行だったが、さすがに衰えてきた状況で調教の動きは昨秋より良いがさすがにもう厳しいのでは。

9番人気想定 ミッキーブリランテ:ここにきて充実してきているがG1実績無く、父ディープブリランテ産駒自体もG1実績無く、ここでの爆発力は無いのでは。

10番人気以下想定
マルターズディオサ:1200Mも短く、道悪も良くないと田辺騎手コメントあり、1400~1600Mの良馬場に戻っての期待がよいか。

エイティーンガール:昨年夏のキーンランドCは坂井騎手の好騎乗で5番人気ながら勝ったが、その後は二けた着順が3戦続いているように実力不足。

アウィルアウェイ:昨秋は勢いと松山騎手の好騎乗もあってスプリンターズS
で10番人気で3着と激走したがこの2戦はマイルでも1200Mでもともに12着とさっぱりで、再度の激走は厳しいのでは。

セイウンコウセイ:4年前のこのレースの覇者で元気に頑張っているがさすがに馬券にならないのでは。

レッドアンシェル:昨年夏の北九州記念は8番人気ながら福永騎手の好騎乗もあり勝ったがさすがにごまかしきかなくなってきた7歳馬。

トゥラヴェスーラ:母ジャジャマーチャンがアストンマーチャンの全妹で、父ドリームジャーニーより母型の影響が強いのだろうが重賞実績ない現状ではここでの一発は無いのでは。

ダイメイフジ:昨年はオープン特別が主戦場でG1のここでどうこういう感じでない。

アストラエンブレム:セン馬となり距離も短いところ使って、まだ元気に走っているが、G1では厳しい。

カツジ:昨秋はスワンSで11番人気ながら逃げ切り勝ちと激走したがここ数年ほとんど二けた着順なようにG1のここで、という馬でない。

<まとめ>
有力:インディチャンプ、レシステンシア

ヒモに:モズスーパーフレア、ダノンスマッシュ、ダノンファンタジー

穴で:ラウダシオン、ライトオンキュー、ミッキーブリランテ

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