山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(関屋記念など)

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2018年 エルムS、関屋記念
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●エルムS

札幌のように直線の短いコースは、得てしてオーバーペースが発生しやすいもの。しかし、札幌ダ1700mは、ペースが乱れることがあまりありません。実際にエルムSの過去10年を見ても、8回も平均ペースで決着しています。

また、ややスローペースになったのは、モンドクラッセが逃げた2016年のみ。逆にややハイペースになったのは、ジュベルムーサの追い込みが決まった一昨年のみ。ダート戦なので、極端なスローペースになることはないにしても、極端なハイペースが発生したことがないのが重要ポイント。

なぜ極端なハイペースが発生しづらいのかというと、コースがほぼ平坦であることと、コーナーの半径が大きく、カーブが緩やかだから。つまり、コーナーをトップスピードで侵入したとしても、それほど外に張られることがないために、わざわざストレートでペースを上げていく必要がないのです。

それを証明するかのように、札幌ダ1700mは4コーナー地点のラスト2F目がレース最速地点になることがままあります。これほど癖のないコースは、札幌コースくらいでしょう。つまり、逃げ馬でも追い込み馬でもほぼ平等にチャンスがあることになります。

しかし、逃げ、先行勢は他場で厳しい流れを経験しているので、このコースで巻き返しやすいのも確か。逃げ馬エーシンモアオバーが、このコースで5度も4着以内に好走したのも、それの表れでもあります。他場で差し、追い込みで結果を出している馬よりも、逃げ、先行してチョイ負けしている馬のほうが活躍しています。


●関屋記念

関屋記念が行われる新潟芝1600mは、最初の3コーナーまでの距離が約550mと長く、逃げ馬の出方次第でハイペースにもスローペースにもなります。ただし、新潟は芝が軽く、超高速馬場なので、前半で逃げ馬がペースを上げていても、速い上りでまとめてくるのがポイント。

マルターズアポジーが大逃げを打った昨年でさえもややスローペースでしたし、一昨年のように良馬場で逃げ馬が前半4F45秒台後半まで引き上げたとしても、平均ペースでとどまり、ハイペースにはなりません。

つまり、淀みが生じずらいマイル戦にして意外と逃げ、先行馬でも粘れるということ。特に近年は、騎手の騎乗技術の進化により、高速馬場の場合は、直線ヨ―イ、ドンの瞬発力勝負に持ち込ませないために、逃げ、先行勢は3~4コーナーから後続を突き放していくので、かつてよりも前が残りやすくなっているのがポイント。直線一気では通用しなくなってきているので、そのあたりも踏まえて予想を組み立てたいです。

この日記へのコメント

DBオーナー DBオーナー|2018年8月12日 6:44 ナイス! (1)

参考にさせていただきます。

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