ゼファーさんの競馬日記

第55回 札幌記念GⅡ

 公開

545

<馬場状態>

先週、雨に降られた馬場での開催で傷み、
土曜日も稍重で始まり、5Rから良馬場へ変更となったが時計が掛かっている。

洋芝100%の馬場の特性を、洋芝と野芝の比較から、
馬が野芝の上を走る時、目に見える表面の芝部分ではなく、
地中で横に伸びる匍匐茎(ほふくけい)に蹄を引っ掛けて、
その推進力で前に進み、スピードを生んでいる。
野芝はこの匍匐茎がしっかりしているから、馬の蹄でもちぎれにくく、支持力が強い。

では、洋芝はどうかというと、
洋芝の匍匐茎は、野芝ほど強くなく、細かい茎や根の集まりで支持力を出している。
この洋芝特有の細かい茎や根の集まりをマット層と呼び、野芝の匍匐茎の替わりとなる。
このマット層は、野芝の匍匐茎ほどしっかりしていないので蹄の衝撃で芝がちぎれやすい。
又、このマット層の茎は上に重なって厚みを増す為、スポンジみたいな感じとなり、
フワフワした所に蹄が着地するから脚元が不安定な状態となり、多少推進力も落ちる。
ましてや雨が降ると、このマット層に水が溜まり、そこに蹄が入ると余計ちぎれやすくなる。
つまり、野芝と洋芝の茎の性質の違いが、時計の違いとなる。

そしてもう一つ、路盤に違いがある。
芝コースは路盤の上に芝馬場がある構造になっているけど、
函館・札幌は、砂丘の様な砂を使用して路盤が造られている。
この砂は、水はけは良いけど、締りが悪く支持力が弱いので、洋芝のマット層が破れると、
締まりの悪い砂の上を直接走っているみたいになり、時計が非常に掛かるようになる。
・・・らしいです。

<展開>

ロードヴァンドールの横山 武史Jがハナへ
人気薄だけに、第86回 東京優駿GⅠのリオンリオンの様に思い切って行く

エイシンティンクルも本来はハナで行きたいがゲートが遅いので番手
2頭でガンガン行く可能性も有る。

クロコスミアが3番手で、ステイフーリッシュが4番手

後ろの有力馬達が仕掛け遅れると、決め脚が殺される馬場に泣く可能性も有るので、
前の組で馬券も買いたい。

<馬券>

Cコース替わりで内~外がフラットなら、内が有利
↑ の通り、直線で馬場に脚を取られて決め脚が鈍れば4角の位置が勝負を決める。

【前残り馬券】
3連複
ロードヴァンドール=クロコスミア
⇒クルーガー・ステイフーリッシュ・エイシンティンクル・ゴーフォザサミット

フィエールマン:△
第159回 天皇賞(春)GⅠ の後、C.ルメールJが、「長いところはいいですね。
スタンド前はポジションを下げました。それでリラックスして走っていました。」が気になる。
前を捕まえ切れなかった中距離2戦から、エンジンの掛りに時間を要するタイプかも
前の2頭が緩めず行けば、エンジンが掛からず届かない可能性も有る。

ワグネリアン:△
前半から急がしい流れへの適性は未知
小回りコースも疑問で、3着で押さえるまで

ブラストワンピース:△
第133回 目黒記念GⅡ の後、「最後に止まったのは初めてですし、最後は苦しそうでした」
は59kgというより、第63回 有馬記念GⅠ の反動が取れていないからでは?
ただ、力は有るので押さえておく。

サングレーザー:◎
前年の第54回 札幌記念GⅡが強い!
岩田 康誠Jの小回りイン差しも決まれば、差し切れる

クロコスミア:〇
第14回 ヴィクトリアマイルGⅠ 3着は強かった
馬場が今戦とは大きく違うが、洋芝100%適性は高い
3番手から早目に動いて粘る、夏に強い牝馬。

ペルシアンナイト:▲
ここ2戦の敗因は明確なので度外視
ブリンカー効果とM.デムーロJがそろそろ怖い

ランフォザローゼス:△
総流しするので、54kgで

ステイフーリッシュ:△
小回り巧者で、4角先頭狙いは押さえておきたいが、
全馬が動くので、4角で前に詰められないかも。

クルーガー:△
2番枠で先行しそうで、消⇒△へ昇格

ゴーフォザサミット:★
馬場は今戦と全く違うが、第133回 目黒記念GⅡ 4着は強かった。
5番手から早目に動けば、しぶとく粘って面白い
穴は、この馬!

エイシンティンクル:△
番手から思い切って行けば、馬場が後ろを抑え込む

サクラアンプルール:△
小回り名人の横典Jなら押さえておく

ロードヴァンドール:△
横山 武史が大逃げを打てば、馬券内に残れる。

ナイトオブナイツ:△
総流しするので、消⇒△へ昇格

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