qazさんの競馬日記

勝負馬券の発想法 ~2021新春番外編~  39万円のご祝儀ゲット

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qaz

昨年の馬券収支は(重賞複勝回収率)118%とまずまず。
昨秋は1本人気の鉄板馬が毎レースおりましたので、単勝の購入を控え、
複勝メイン馬券で、ときどきワイドを絡めるくらいの買い方で立ち回りました。
150%に伸びたりすることはあり得ないことを心得た上での戦い。
重賞の複勝で年間回収率110%を超えるような人は、単に買いたいクロップを買っているわけではなく、別の視点(後述します)があります。


新年なので、私なりの買い方を改めて整理すると、
1, 重賞のみ
2, 単複ワイド中心(これまで通り)
3, コロシアムはリアルの10分の1の金額をベット

1は、JRAと戦っているのではなく、他の馬券購入者との闘いだからこそ。素人の参加が多く、レースの情報も多く分析しやすいため。数多くのレースに参加すればするほど、大数の法則に逆らいにくくなり、年間プラス収支から遠ざかることになるので、自分の競馬理論で
対抗しにくいレースはケンでOK(ケンは回収率100%で優秀w)
どんな人にも「買わなきゃいけないレース」などないはずで、まずは何となく買ってしまう病気を治すことが回収率アップの近道であり、年間プラス収支の条件になる。
無論、PCで機械的に大量購入するとか、WIN5を毎週50万円買うような破格の予算を確保できる場合は例外となる立ち回りがあるのだが、一般の人は無視して良いレベルで参考にならないので言及しない。
※私は重賞のみとしているが、例えば関東圏のダート短距離、1勝クラス限定みたいな特定の条件を設定して優位性を見い出してもよい。

2は、控除率の低さと計算しやすさ。
単複の80%(控除率20%)と3連単の70%(30%)には10%の違いがあり、年間収支で考えると無視できない割合であることはいうまでもないのだが・・・的中率においても、
前者には優位性があり、平常心で予想し続けることができる環境を自ら整えているという側面がある。外れ続ければ、自分の予想に自信がなくなったり、不用意に穴を狙うことで連敗を誘引するという悪循環に陥る懸念がある。
コロガシを実践することがあるので、わかりやすさは重要なファクターと考えている。重賞に限定しているのは、コロガシによって自分のベットでオッズが動くことを避けたい側面もある。

3.もともと、リアル馬券は単複ワイドを中心にベットしていましたが、コロシアムにおいては1万円の金額縛りがあるので、仕方なく多点買いの買い目を(買いたい病の抑制の意味もこめて)登録していた時期もありました。しかし、リアル馬券に比べると明らかに収支が悪い。そこで、数年前から多点買いの仮ベットは止め、リアルの10分の1ずつベットし予想登録しています。今年も継続します。


プラス収支を10年以上続けてきた中で欠かせない視点は、年間・半年・月間単位で収支を考えること。

刹那的な快楽を求めるギャンブルにおいては、真逆の発想といってもいいくらいに難しいことだと思いますが、年間単位でプラス収支を計上し続けるためには、目の前のレースにおいては若干勝率が見劣るであろう局面においても、安い勝ちを拾いにいかず、期待値の高いクロップの馬券を仕込んでいく視点が欠かせません。

株式トレーダーである私は、目の前の現金を掴み取ることの重要性を軽視することはありませんし、競馬の何百倍、何千倍の苦しみも経験しています。
それでもあえて、目先の的中を取りに行くだけでなく、(勝率が少し低いと予想したとしても)期待値のクロップを狙っていく視点を持って欲しいと思います。


的中した時にしか解説できないことがありますので、今週のレースを振り返ると、

日経新春杯では
https://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=9a61000ac5&race_id=2021011707010611

ショウリュイクゾ◎で単勝2万円勝負、39万円の払戻をゲットすることができました。

狙いは非常にシンプルで、1番人気(6億円の超高額血統馬で人気先行を避けられない宿命)のアドマイヤビルゴの2走前は、今回と同じ条件、中京2200M54キロで快勝しています。

2着がショウリュウイクゾで0.2差。56キロでの好走でした。

今回はアドマイヤビルゴが56キロ(+2キロ)、ショウリュウイクゾは53キロ(-3キロ)とハンデ差5キロ逆転。
同じ条件ならまだしも、ハンデ差が5キロ変わってくるならば、今回のオッズ差は不当なものと判断することができた人は少なくないと思います。

さらに言うと、3冠馬が誕生する歳の3歳馬はレベルが高くない世代とされています。
(レベルが高くないから、3冠馬が出現するという見方がある)
アドマイヤビルゴに関しては、まだ底を見せていないという見方もできる一方で、レベルの高い世代で揉まれてきたとも言い切れない状況でした。

一般には、サラブレッドの完成期は4歳秋と言われますので、アドマイヤビルゴはここからの成長もまだまだ期待できる時期である一方、5歳のショウリュウイクゾは充実期を迎えたばかりの5歳牡馬。アドマイヤビルゴとの比較だけでも、互角以上の評価が与えられる状況でした。


他の人気馬も一長一短あるクロップ揃い。

ヴェロックスは人気の割に勝ち味に遅いタイプ。クラシックでは◎で複勝を買い続けたクロップだけにこのレースあたりは圧勝して欲しい気持ちがあるものの、古馬混合戦での戦績から4.7倍のオッズでは狙いにくい。

最後まで迷ったのは、ダイワキャグニー。去勢手術してから、好調教連発で。オッズもまずまず。内田騎手との相性も〇で、本命候補でした。
最後に評価を落としたポイントは斤量でした。現役屈指の左回り巧者も57.5キロ以上では、16着、7着、14着、6着と掲示板もなし。

ダントツ一番人気のアドマイヤビルゴに比して互角以上の評価を与えられる一頭が見つかった以上、今回の本命はショウリュウイクゾに決まりました。

アドマイヤビルゴを物差しにするとアンドロメダSで2着のクラージュゲリエが対抗、
3着だったレイホーロマンスが大穴といった見立てでした。


誤解を恐れずにいうと、冬場のこの時期、本当に強い馬(下期の高額賞金重賞で勝負できる馬)は、放牧中です。
気温も低く、体も固くなりますので、怪我もしやすい時期なので、このあたりを使ってくるのは空き巣狙いのオープン馬です。

自力上位が明白の実力馬が居ない中で、先行力が生きるトラックバイアスが生じている状況。
若手の軽量騎手騎乗で、先行力も備えるショウリュウイクゾはあえて差しに回ることはないと想定。2200Mも(1.2.1.1)と得意の条件。
内が荒れてきたので、外枠の偶数枠も恵まれたと判断。

頭で買える人気馬が居ないからこそ、◎でも狙い立つと単勝で勝負しました。

色々な条件が重なって単勝を狙う思考に至っただけで、来週以降はまた複勝メインでベットしていくことになると思います。(京成杯はプラチナトレジャーの複勝で撃沈しています。)


毎週1Rか2Rだけに狙いを絞っての購入ですし、ほとんど連敗しないのが私の馬券の特長ですので、余程のことがない限り上期のマイナス収支にはならないと思います。感情にされずに予想し続ける状況を確保できた点は非常に大きいです。

今年も頑張っていきましょう。

 ナイス!(17

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この日記へのコメント

qaz|2021年1月17日 20:14 ナイス! (2)

o.papaさん

コメントありがとうございます。
長文になってしまう性分なので、大変なのですが・・・過去の日記を遡っていただくと、
予想のヒントになりそうなものも見つかるかもしれません。量が膨大なので大変だと思いますが・・・

予想に関しては結構時間を割いているのですが、、最近は予想コメントを書いたレースの結果が
いまいちで、書かないRは今日のようにスマッシュヒットすることが多いのが珠に疵です。

日記は不定期更新ですが、予想に関してはコメントを書いても書かなくても、手を抜いておりませんので、
たまに遊びにいらしてください。ありがとうございます。

おっちゃんパパ|2021年1月17日 19:42 ナイス! (2)

参考になります。これからも頑張ってください。また日記楽しみにしてます。

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