ゼファーさんの競馬日記

第63回 有馬記念GⅠ<回顧>

 公開

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キセキ
流れを創った川田Jが、
「自分のリズムでレースをしながら、前に行く気持ちがより強かったです。」
と言う様に、出遅れぎみから少し無理してハナを奪ったのに、
残り1000mまで我慢させずに、キセキの前に行く気持ちに任せて、番手を引き離して逃げ、
残り1000mから更にペースを上げた。
洋芝が覆う力の要る馬場で、このラップで5着に粘った、秋4戦目のキセキは、やはり凄い。
是非、凱旋門賞に出て欲しい。

オジュウチョウサンへも敬意を
力の要る馬場と、上りの掛かる厳しい流れが向いて9着
武豊Jが抜群のスタートで、この馬のベストを引き出した。

ミッキーロケット
「キセキが行った時に誰かついて行ってくれれば良かったのですが...。」
という通り、オーバーペースだった。
キセキを楽に行かせると、勝たれる事を嫌がりプレッシャーを与えたが、共倒れした。
馬場が良い競馬は切脚が足りないが、2019年も宝塚記念に出るなら是非買いたい。

シュヴァルグラン
「中山でこの枠順でも乗り方一つでクリア出来ると思います」はボウマンJが巧いから。
それでも、4角で外を避けて中を狙った分、直線手前でサウンズオブアースが邪魔になり、
ギアを上げ切れずに直線を向いた分、遅れて3着。
展開は向いただけに、この着順がこの馬の限界だが、現役実力馬の1頭。

レイデオロ
「完璧なレースでした。ただ、3~4コーナーで馬場が軟らかく、反応が遅くなってしまいました。
 ハービンジャー産駒の勝ち馬は楽に動いていました。この馬もまた最後に頑張ってくれました。
 ゴール前は惜しかったです。この馬も精一杯走っていました。馬場と斤量の差が出た印象です」
想定より、後ろの位置取りだったが、流れを考えると良い位置、
1着馬の仕掛けに併せて、追い始めたが反応が遅く、少し置いて行かれた。
馬場への対応は問題なく、こなせていたが、勝ち馬に馬場は味方した。
ルメールJが「ハービンジャー産駒に向いた馬場」コメントには興味が沸いた、
血統には興味が有るが、知識が無く疎いのだが、血統も知りたいと改めて感じた。
57kgで、この馬場で、厳しい流れで、2500mで、2着、2019年はこの馬が中心に回りそう。

ブラストワンピース
小回りの中山は経験が無いので、小回り適性は無い と思っていました。
私の戦歴重視の予想法では買えない、△が精一杯でした。
「攻めて行きたいと思っていたので、ゲートを出てから出して行ってあの位置になりました。
 道中、上手に走ってくれました。逃げた前の馬はしぶとい馬で、
 後ろにはレイデオロがいるのも分かっていましたが、このタイミングだと思って行きました」
池添 謙一Jの腹が座った騎乗は、G1で勝てる騎手の手本で素晴らしい
55kgでは有るが、前目で流れに乗り、残り600mから小回りコーナーを捲りながらギアを上げて、
直線を向き、バテながらも坂を凌ぎ切った底力は強い、反動が心配になるほど。
未だ3歳、有馬激走の反動が無ければ、この馬も2019年活躍の年となる。

モズカッチャン
この馬場で、この流れでは、ハービンジャーの娘でも、牝馬には厳しい
最内をロス無く、デムーロJが巧く乗っても8着が限界だった。

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