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【大阪杯 俺のチェックポイント】ヒシイグアスGI初Vへ加速 堀師「香港Cよりいい」
提供元:©サンケイスポーツ 3月31日(木) 04:59
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現場記者が日替わりで、大阪杯出走馬の気になる点に迫る『俺のチェックポイント』。3日目は、東京サンスポの片岡良典記者が美浦トレセンでヒシイグアスに注目した。初の海外遠征となった香港カップで2着。帰国初戦で2度目の国内GⅠ挑戦。稽古の動きや馬体の雰囲気。再度、好勝負できるかを検証した。

ヒシイグアスが気になる。昨年は中山金杯、中山記念と重賞を連勝。その後、大阪杯は使わず休養に入り、秋初戦の天皇賞で5着。前走の香港Cは初の海外遠征で、ゴール前はラヴズオンリーユーとデッドヒートを演じて短頭差の2着で涙をのんだが、間違いなくGⅠに手が届く位置にいる。

24日の美浦Wコース1週前追いは、併せ馬で5ハロン66秒8―11秒2(G前仕掛け)でしっかりと負荷をかけたので、今週はWコース単走で5ハロン67秒7―11秒7(馬なり)。数字だけ比較すると先週より1秒ほど遅いが、なめらかな加速から直線で手前を替えるとグイッとひと伸び。集中力を保っていい動きだ。

堀調教師は「右手前から左手前に替えるタイミングは遅かったが、替えてからは体が沈んでしっかりとハミを取っていました。息(遣い)にまだ荒さはあるが、天皇賞秋や香港Cのときよりはいいと思います」と合格点を与えている。

前2走はトモ(後肢)のバランスが整い切らない状態だったが、それでもGⅠで差のない競馬ができたのは能力の証し。帰国後はしっかりと体のケアをしたかいがあり、回復も早かった。

「トモに関しては昨秋よりもよくなっていますが、4連勝した頃よりは一段階落ちる感じです。ただ、気持ちがだいぶ前向きになって全体としてはいい印象だと思いました」とトレーナー。今の気配や、レースまでの数日でもう一段階アップできれば好勝負になると判断していいだろう。

今まで初コースは新馬の東京で2着、続く中山の未勝利でV。前走も初の香港遠征で2着という実績があり、経験のない阪神も問題ないだろう。鞍上もGⅠ請負人の池添騎手に決定した。

現時点での印は二重△。阪神の芝2000メートルなので枠順で左右されるが、ロスなく立ち回れる枠が当たればさらに重い印を打つ可能性もある。 (片岡良典)




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