ドバイワールドカップ2013

平松さとしのドバイレポート

平松さとしのドバイレポートVol.122013年03月31日() 23:50

現地時間30日、ドバイワールドCデーが開催された。

すでに皆さんご存知の通り、ドバイシーマクラシックに出走したジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂正厩舎)は残念ながら2着に敗れた。先行し、直線では2番手に進出。あとはセントニコラスアビーを交わすだけという態勢になったが、そこから伸びを欠き、逆に突き放されてしまった。
手綱をとった岩田康誠騎手が「少し(ハミを)噛み気味だったのが最後に響いた」と唇を噛めば、石坂正調教師は「終始外を回らされたのが痛かったかな……」と悔しそうに言った。
 
同じレースに出走し、シンガリ11着に敗れたのはトレイルブレイザー(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)。
騎乗した武豊騎手は「調教は良かったのに、前走に引き続きまったく走らなかった。何故かなぁ……」と首を傾げつつ語った。
 
ドバイシーマクラシックの前に行なわれたUAEダービーに出走したケイアイレオーネ(牡3歳、栗...

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プロフィール 平松 さとし(ひらまつ・さとし)

東京都の中野区、小金井市で育つ。小学生時代から競馬に興味を持ち、高校卒業後は競走馬の獣医を目指し、日大獣医学部に入学。しかし、たまにやる乗馬と毎週末の競馬の検討が忙しく夏休みまで待たずに中退。

昭和63年に競馬専門紙「ケイシュウNEWS」に就職。その後、2紙経た後、フリーランスに。

「ケイシュウ」時代は「さとしのびっくり馬券術」、日本経済新聞で「馬事往来」、スポーツニッポンでは「平松さとしのThe Keyman」「平松さとしの直球勝負」などを連載。

現在は雑誌や新聞の他にテレビの台本書きや出演、各種イベントの演出などを行う。

平松さとし オフィシャルサイト

平松さとし

2013年【ドバイワールドカップデー】~歴史・レース概要~

~注目海外GI・2013ドバイワールドカップデー特集~


2013年3月30日 アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ・メイダン競馬場

ドバイワールドカップデー歴史・レース概要


ドバイワールドカップデーは、毎年3月下旬の土曜日にアラブ首長国連邦を構成する首長国の1国、ドバイにあるメイダン競馬場で開かれる国際招待競走の開催日の総称。ドバイミーティングなどと呼ばれることもある。

ドバイワールドカップデー当日には、「ドバイワールドカップ」を筆頭に「アルクォズスプリント」「ドバイシーマクラシック」「ドバイデューティーフリー」「ドバイゴールデンシャヒーン」など複数の国際招待レースが開催され、ドバイのみならずアラブ首長国連邦の競馬の祭典として定着している。


Ⅰ)ドバイワールドカップ GI・AW2000m

ドバイワールドカップは、1995年に同国の王族で世界有数のオーナーブリーダーでもあるシェイク・モハメドが、当時世界最高賞金レースだったアメリカのブリーダーズカップ・クラシックを超える賞金の競馬の競走を設立を考案し、誕生した国際レースである。

ドバイワールドカップの出走条件はサラ系北半球産は4歳以上、南半球産は3歳以上。負担重量は南半球産の3歳馬が54.5キロ、それ以外が57キロ、牝馬は2キロ減と定められている。

総額賞金は世界最高金額の1000万ドルで1着賞金600万ドル、以下2着から6着までにそれぞれ200万ドル、100万ドル、50万ドル、30万ドル、20万ドルの賞金が与えられる。

その名に相応しく世界各国の最強馬クラスの競走馬が参戦する世界最高峰のサラブレッド種による競走とされる。

ドバイワールドカップは、1998年に国際リステッドから国際G1に認定。翌1999年から2002年までワールドシリーズ・レーシングチャンピオンシップに参加していたが、2003年同シリーズから撤退した。

2009年までは同じドバイのナド・アルシバ競馬場のダート2000mで施行されており、アメリカのケンタッキーダービーやブリーダーズカップクラシックと並ぶダートの世界最高峰の競走として位置づけられた。2010年にメイダン競馬場に移行し、オールウェザー(AW)2000m競走に生まれ変わって現在に至っている。

ドバイワールドカップの主なステップレースは、マクトゥームチャレンジラウンド2・マクトゥームチャレンジラウンド3(ドバイ)、二聖モスクの守護者カップ(サウジアラビア)、サンアントニオハンデキャップ・ドンハンデキャップ・サンタアニタハンデキャップ(アメリカ)などで、日本からは有馬記念・東京大賞典・川崎記念・フェブラリーステークスをステップに参戦するケースが見られる。

過去の日本馬の好走例は、2001年トゥザビクトリーの2着以降しばらくなかったが、一昨年2011年にヴィクトワールピサが日本馬として初優勝。2着にもトランセンドが入るワンツーフィニッシュで被災直後の日本に多くの感動と勇気を与えた。

過去の優勝馬にはシガー、シングスピール、ドバイミレニアム、キャプテンスティーヴ、ストリートクライ、ムーンバラッド、ロージズインメイ、カーリン、グロリアデカンペオン、モンテロッソなどが名を連ねる。


Ⅱ)ドバイシーマクラシック GI・芝2410m

ドバイシーマクラシックは、1998年ドバイターフクラシックの名称で創設され、ナド・アルシバ競馬場にて芝2400mで施行されたのが始まり。

2000年に現在のドバイシーマクラシック名称に変更され、同時に国際GIIIに昇格。翌2001年に国際GIIに、さらに2002年には国際GIに昇格した。

2010年に開催場をメイダン競馬場に移行し、施行距離が芝2410mに変更され現在に至っている。

1着賞金は300万ドル。競走馬の出走条件は北半球産馬4歳以上、南半球産馬は3歳以上となっている。

日本では、ステイゴールド(2001年)とハーツクライ(2006年)が勝利した競走として知られている。


Ⅲ)ドバイデューティーフリー GI・芝1800m

ドバイデューティーフリーは1996年に創設、ナド・アルシバ競馬場にてダート2000mで施行されたのが始まり。当時はまだドバイワールドカップデー(ドバイミーティング)も形成されていなかった。

1999年に国際GIIIに認定され、翌2000年芝1800mに変更。2001年には国際G1に昇格し、翌2002年からは施行距離を芝1777mに短縮したが、2010年にメイダン競馬場に施行場が移されたのを機に芝1800mに再び戻している。

1着賞金は300万ドル。競走馬の出走条件は北半球産馬4歳以上、南半球産馬は3歳以上となっている。

2007年には日本生産調教馬として武豊騎乗のアドマイヤムーンが優勝している。


Ⅳ)ドバイゴールデンシャヒーン GI・AW1200m

ドバイゴールデンシャヒーンは、1993年創設のガルフニュースステークスが前身。当時はナド・アルシバ競馬場にてダート1000mの直線コースで施行された。

翌1994年にナドアルシバスプリントに名称変更され、1996年には施行距離を直線1000mから直線1200mに延長した。

2000年に現在の名称ドバイゴールデンシャヒーンに変更されると、翌2001年には国際GIIIに認定された。さらに2002年国際GIとなり、2010年からはメイダン競馬場オールウェザー左回り1200mで行われるようになっている。2012年にはグローバル・スプリント・チャレンジの第3戦に組み込まれた。

1着賞金は120万ドル。競走馬の出走条件はサラ系3歳以上となっている。


Ⅴ)アルクォズスプリント GI・芝1000m

アルクォズスプリントは2007年準重賞(LR)競走として創設されたのが始まり。

2009年より格付けがG3となる。翌2010年には、開催場をメイダン競馬場に移行し、施行距離も芝直線1200mに変更。同時にドバイワールドカップデー(ドバイミーティング)に参加するに至る。

さらに2011年にはG2に昇格し、この年より施行距離が芝直線1000mに変更された。そして2012年より格付けがG1に変更されている。

1着賞金は60万ドル。

執筆者:ウマニティ競馬研究所(略してウマケン)

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