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今年最初の交流重賞は明け4歳以上の牝馬による一戦。1月13日(水)に大井競馬の11Rで第19回TCK女王盃(交流GIII、サラ4歳以上、牝馬、選定馬、別定、ダート1800メートル、11頭立て、1着賞金=2200万円)が行われた。昨年11月の交流GIレディスクラシックで、のちのチャンピオンズC優勝馬サンビスタを5馬身差で下したホワイトフーガ(美浦・高木登厩舎)はここから始動。単勝1.2倍の断然の1番人気に応えて、大野拓弥騎手の冷静なリードで快勝した。タイムは1分53秒8(良)。
1馬身1/4差の2着には後方から末脚を伸ばしたパワースポット(4番人気)が入り、さらに3馬身差の3着にタマノブリュネット(3番人気)が続いた。
追う立場から追われる立場へ。今年の牝馬ダート戦線をリードするホワイトフーガを勝利に導いた大野拓弥騎手は「みんながぼくの馬をマークする形になる形になるだろうとは思っていましたが、予想以上にペースが遅く、思った以上に前の位置取りになってしまいました。ペースは遅かったけど、後ろからのいい目標になっているので油断はできませんでした」と道中をふり返る。「それでも、いい伸びでした。上がり37秒前半で、しっかりまとめてくれたと思います。去年サンビスタを負かしているわけですからね。今日は負けられない一戦で、勝ててよかったと思います」と人気に応えてひと安心。2016年初戦の白星スタートに笑みがこぼれた。
TCK女王盃の勝ち馬ホワイトフーガは、父クロフネ、母マリーンウィナー、母の父フジキセキという血統。芦毛の牝4歳。北海道浦河町・梅田牧場の生産馬で、西森鶴氏の所有馬。通算成績は11戦6勝(うち地方5戦3勝)。重賞は2015年交流GII・関東オークス、交流GI・JBCレディスクラシックに次いで3勝目。高木登調教師、大野拓弥騎手ともにTCK女王盃は初優勝。
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