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【日本ダービー 福永祐一騎手コラム特別版】史上初の日本ダービー3連覇へ 皐月賞馬ジオグリフで2冠目狙う
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今年の日本ダービーは、ともに皐月賞を勝ったジオグリフとのコンビで臨みます。昨年12月の香港競馬での落馬負傷で休養したこともあって、なかなかクラシックパートナーが決まりませんでした。そんな中で騎乗依頼をいただいた前走は、すべてがうまくいって最高の結果を得ることができました。
ゲート内の駐立に課題があった中でもいいスタートを切れたのが大きかったですね。ポジションを取りに行ってもコントロールできる。追い切りで得た感触通りの走りができ、勝つためにはここしかないと考えていたポジションを取れました。ジオグリフは弱点が少なく、総合力が高いタイプ。操作性やレースセンスが高く、長く脚を使えます。皐月賞はコーナーで加速していく器用さが求められる舞台で、良さが生きましたね。
その一方で日本ダービーでは、器用さよりも絶対的な能力値、切れ味が求められます。2400メートルになって乗り難しくなる馬ではありませんが、この舞台がベストかどうかは走らせてみないと分かりません。ドレフォン産駒の戦績からも距離が延びていい要素はあまりない中で、どんなパフォーマンスを発揮できるかですね。
タッグを組む木村厩舎とは、いい関係を築けています。きっかけになったのは、2019年のダービー卿CTで初めて騎乗したプリモシーンです。返し馬から左に張る面があって、首の筋肉の柔軟性が左右で違うことを感じました。それを伝えたところ、獣医師の診断で首の左側に張りがあったことが分かり、陣営が修正に取り組んでくれました。その成果もあってスタートは改善。続くヴィクトリアマイルは2着で勝てませんでしたが、その後の中京記念前に栗東トレセンに滞在して調整を行った際には、角馬場での調教中から熱心に話を聞きに来てくれました。
向上心が高いスタッフが集まっていて、確かな技術もあります。皐月賞の追い切り後にはレースプランを伝え、最後の仕上げを託しました。そうして積み重ねてきたものが実を結んだ、プリモシーンでは果たせなかったGⅠ勝利。レース後にスタッフから「達成感が半端ないですね」と声をかけられ、競馬の面白さを共有できたことをうれしく思いました。騎手としていろいろと経験してきて、今は一緒に馬を作り上げていくことにやりがいを感じています。
日本ダービー3連覇という個人の記録にはあまり関心はありません。上位勢は高いレベルで拮抗しています。ジオグリフが勝つための作戦をしっかり考えて、それをレースで実行したいですね。(JRA騎手)
■福永 祐一(ふくなが・ゆういち) 1976(昭和51)年12月9日生まれ、45歳。滋賀県出身。96年に栗東・北橋厩舎所属でデビューし、同年は53勝を挙げ最多勝利新人騎手に。2011、13年にJRAリーディングを獲得。JRA通算2554勝は歴代4位で、重賞はコントレイルでの3冠(20年)などGⅠ34勝を含む159勝。週末の競馬開催日に本紙でコラム「新ユーイチが行く」を連載中。
◆日本ダービー連覇…福永騎手の前には、武豊騎手(1998年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ)、四位洋文元騎手(現調教師、2007年ウオッカ、08年ディープスカイ)が日本ダービー連覇を達成。3連覇が懸かった00年の武豊騎手は、皐月賞を制したエアシャカールで臨み、アグネスフライトにハナ差の2着に敗れた。09年の四位元騎手は騎乗馬なしだった。同一クラシック競走3連覇は、渡辺正人元騎手が58~60年皐月賞で、嶋田功元騎手が72~74年オークスで達成している。
◇
◆2冠達成なら史上25頭目…皐月賞&日本ダービーの2冠達成となれば、福永騎手が手綱を取った2020年コントレイル以来で史上25頭目になる。また新種牡馬(ドレフォン)産駒でのダービー制覇は、グレード制導入後の1984年以降では09年ネオユニヴァース産駒のロジユニヴァース以来で史上8頭目。
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