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5月14日の中京8Rで行われた第24回京都ハイジャンプ(4歳以上オープン、J・GII、別定、芝・左3900メートル、9頭立て、1着賞金=4100万円)は、石神深一騎手との新コンビで挑んた1番人気タガノエスプレッソ(牡10歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)が道中は後続を大きく引き離した逃げを打つと、最後までしぶとく粘り込んで勝利。10歳ながら衰えぬ走りを披露し、3度目の障害重賞Vを果たした。タイムは4分17秒7(重)。
後方から徐々にポジションを上げ、最後の直線で力強く伸びたワーウルフ(6番人気)が1/2馬身差の2着に善戦し、さらに8馬身離れた3着にはポルトラーノ(3番人気)が入った。なお、2番人気に支持されたセデックカズマは、道中2番手を追走したもののレース後半で一気に後退し、最下位に敗れている。
京都ハイジャンプを勝ったタガノエスプレッソは、父ブラックタイド、母タガノレヴェントン、母の父キングカメハメハという血統。北海道新冠町・(有)新冠タガノファームの生産馬で、馬主は八木良司氏。通算成績は44戦9勝(うち障害14戦5勝)。重賞は14年デイリー杯2歳S(GII)、20年阪神ジャンプS(J・GIII)、京都ジャンプS(J・GIII)に次いで4勝目。京都ハイジャンプは管理する五十嵐忠男調教師が13年テイエムハリアーに次いで2勝目、騎乗した石神深一騎手は初勝利。
◆石神深一騎手(1着 タガノエスプレッソ)「積極的にというオーダーでした。以前に(一昨年の京都JSで)オジュウチョウサンに乗って振り切られたときのイメージで、いいところを引き出そうと思って乗りました。追い上げられましたが、何とか振り切ってくれました」
◆五十嵐忠男調教師「あそこまで行く(道中で後続に10馬身差ほどの逃げ)とは思わなかった。最後は冷や冷やしたけど、よく頑張ってくれた。いつのように夏場は休ませてその後を考えます」
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