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「恐れ入りました」
7月14日に大井競馬場でジャパンダートダービー(JDD)が行われた。結果はご存じの方も多いと思うが、ブービー人気のキャッスルトップがまんまと逃げ切り。単勝万馬券の大波乱を演出した。
「まんまと」という言葉を辞書で引いてみると、「うまく」「首尾よく」と出てくる。結果だけを見るとその言葉が当てはまるのだが、レースを見ていたときは「捕まるのは時間の問題か」と思ったのも事実。今回の場合、「まんまと」という言葉が当てはまるのかどうか、悩むところではある。
人気薄の逃げ切り自体は、別に珍しいことではない。ただ、これまで何十年も競馬を見てきた中で一番多かったのは、テンから気分よく飛ばして、あれよあれよのうちに逃げ切ったというパターン。大レースでいえば、2004年の天皇賞(春)を10番人気で逃げ切ったイングランディーレが代表的か。まさに「まんまと」という言葉がしっくりくる。対して、今回のキャッスルトップは、直線入り口で早くも並びかけられている。実況でも、直線半ばから内、外から襲いかかるJRA所属馬の名前を連呼。見ているこちらも、いったいどの馬が抜け出してくるのか、そればかりに気を取られていた。
ところで、このキャッスルトップという馬はデビューから8戦して勝てなかったが、初めてハナを切った9戦目以降は負けなし。最近は一走ごとに出脚が速くなっていたのは確かだが、それにしてもJDDですんなりハナを切れるとは。しかし何より、苦しくなってからもうひと踏ん張りする根性があることに驚いた。それまでのレースでは、そんなそぶりは一度も見せていなかったからだ(それを発揮する場面もなかったのだが)。
再び勝ち馬の名前が呼ばれたのは、ゴールまで100メートルを切ってから。そこで改めて、キャッスルトップがまだ先頭にいるという現実を思い出す。ゴール後しばらくして、アナウンサーが発した「恐れ入りました」の言葉。今回のレースは、このひと言にすべて集約されている気がした。
■門田光生(かどた・みつお)競馬専門紙で約20年、トラックマン兼編集部主任として在籍し、現在はサンスポZBAT競馬!にて本紙(名古屋、笠松、金沢)を担当。ダート馬のつもりで出資したクラブ馬が先日、初芝で快勝。何年経っても見る目がないと嘆くアラフィフおじさん。
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