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【フェアリーS】ルメール絶賛!ファインルージュ完勝

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【フェアリーS】ルメール絶賛!ファインルージュ完勝

 フェアリーSが11日、中山競馬場で16頭によって争われ、3番人気のファインルージュが馬場の外めを力強く伸びて2馬身半差の完勝で重賞初制覇。ルメール騎手は早くも今年最初の重賞勝ちを決めた。2着は8番人気のホウオウイクセル。1番人気のテンハッピーローズは直線で伸びきれずに4着に終わった。

 ◇

 ライバル15頭を豪快に突き放した。3番人気のファインルージュが、混戦ムードを断ち切るパワフルな末脚を繰り出して2馬身半差のV。一躍、牝馬クラシックの有力候補に名乗りを上げた。

 「強かったね。特に直線ではゴールまで一生懸命すごい脚で伸びてくれた。スタートで後ろのほうになったけど、いいペースだったのでだんだんとポジションを上げて直線を迎えられたから楽勝できた。ポテンシャルが高い馬。きょうはライバルがいなかった」

 重賞初制覇を飾ったパートナーをたたえたルメール騎手は、2021年の騎乗をスタートさせた初週での重賞Vに満面の笑みを浮かべた。

 デビューから1200メートル(2着)、1400メートル(1着)と経験してきたが、さらにマイルへ距離を延ばした今回が最も強い勝ちっぷりだった。向こう正面でクールキャットがまくっていく展開にも問題なく対応。鞍上は「道中で我慢できたし、ゴールの後もあまり疲れていなかった。もう少し長い距離でもいけると思う」と距離の守備範囲の広さを強調した。

 2018年のプリモシーン以来のフェアリーS2勝目となった木村調教師も「もともと体(492キロ)も恵まれているし、デビューから順調に使えているのがいい。まだ途中で気を抜くところはあるけど、(この走りなら)GIに行きます、といっても恥ずかしくないでしょう」と素質の高さ感じている。次走は未定だが、当然、春は桜花賞(4月11日、阪神、GI、芝1600メートル)が視野に入ってくるだろう。

 「賢い馬だし、この冬で体も大きくなった。GIレベルにありそう」

 昨年GI8勝を含む204勝を挙げたリーディングジョッキーに太鼓判を押されたファインルージュ。“白毛のヒロイン”ソダシをはじめとする阪神JF組が相手でも、元気はつらつな走りを見せてくれるに違いない。(板津雄志)

★11日中山11R「フェアリーS」の着順&払戻金はこちら

ファインルージュ 父キズナ、母パシオンルージュ、母の父ボストンハーバー。鹿毛の牝3歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は六井元一氏。戦績3戦2勝。獲得賞金4346万円。重賞は初勝利。フェアリーS木村哲也調教師が2018年プリモシーンに次いで2勝目、クリストフ・ルメール騎手は初勝利。馬名は「元気+母名の一部」。

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